村上春樹「予想を超えて熱く盛り上がり、成功裏に終了しました」プロデュースする音楽ライブ『村上JAM3』を振り返る

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。7月28日(日)の放送は「村上RADIO~マイ・フェイバリットソングズ&リスナーメッセージに答えます3~」をオンエア。
当番組では、いつもはリクエストやお便りを紹介していませんが、毎回放送後に村上DJ宛にリスナーからたくさんのメッセージが届きます。今回はその中から、いくつかのメッセージを村上DJが選び、音楽とともに紹介しました。
この記事では、6月に開催された「村上春樹 produce 村上JAM vol.3 ~熱く優しい、フュージョンナイト~」について語ったパートを紹介します。



さて、先日の「村上JAM3」も、予想を超えて熱く盛り上がり、成功裏に終了しました。僕らスタッフも楽しみ、ミュージシャンも楽しみ、観客のみなさんも大いに湧いた白熱の2日間でした。たくさんの感想をいただきました。

銀のスプーンさん、新潟県女性46歳
「すみだトリフォニーホールでおこなわれた村上JAM3~熱く優しい、フュージョンナイト~に行ってきました。周りの年季が入ったジャズファン、村上主義者の皆さんに囲まれながら、果たして素人の私にフュージョンが楽しめるか不安がありましたが、ステージがはじまったら、そんなことはまったく関係ありませんでした。大西順子さんの光輝くようなピアノとエレピを筆頭に、メンバーを組んですぐということですが、加速度的にバンドのグルーヴが生まれていった感じがしました。村上JAMのもうひとつの(超個人的な)見どころ、舞台にいつまでも馴染まない村上春樹さんです。立ち位置を坂本美雨さんに諭されたり、マイクを忘れちゃう姿に癒されていました。いつまでも人前が馴染まない村上さんのままでいて欲しいです。文章とのギャップが好きです」

新潟からいらっしゃったんですね。楽しんでいただけたようで、なによりでした。僕は、そうなんです、ステージに立つと、いつも順番とか立ち位置とか忘れちゃうんです。そしていつも美雨さんに叱られています。そういうのを見て癒やされたということですが、いいですよ、どんどん癒やされてください。

つじえもんさん、26歳女性
「先日、青山のBLUE NOTE TOKYOでおこなわれた村上JAMに親子で参加させていただきました。愛知の僻地からの遠征だったため、盛り上がっている最中に退出しないと終電に間に合わない状況になってしまい、とても悔しかったです。それでも村上春樹さんを近くで見られて、生の声を聞けて、アーティストの方々のアドリブも観ているだけで楽しくて、とても良い体験になりました。一生で忘れられない1日になりました。ありがとうございました! また機会があれば親子で参加したいと思います!」

そうですか、はるばる愛知県からいらっしゃって、終電の時刻があって、「ブルーノート」での演奏、最後までお聞きになれなかったんだ。それは残念でしたね、最後がまたいっそう盛り上がったんですが……というのはきっと余計なことですね。楽しんでいただけてよかった。

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7月28日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 8月5日(月)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:村上RADIO~マイ・フェイバリットソングズ&リスナーメッセージに答えます3~
放送日時:2024年7月28日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

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