「夢はパティシエ」体操女子・岡村真選手(19)のスイーツは合格?不合格?“シェ・シバタ”柴田武シェフがガチンコ判定
三重県津市出身の岡村真選手。初出場のパリオリンピックでは、体操女子団体8位入賞に貢献しました!
オリンピアンの以外な夢は…
(岡村選手)
「パティシエとか、自分の店を開いたりとかしてみたい」
休日は、お菓子作りに没頭し、これまで100品以上を作ってきました。夢は「パティシエ」。体操日本代表・岡村真選手がお菓子作りをテレビ初公開です。
体操ではなく、スイーツで岡村真選手をジャッジするのは…?
「シェ・シバタ」柴田武シェフ。国内外で自身のブランドを展開する世界的なパティシエ。
“オリンピアン岡村真”の本気スイーツを“世界のシバタ”がガチンコ採点します!
柴田シェフは、岡村選手が何を作るのかは知りません。別室で調理工程をチェックして、お菓子の出来栄えを判定します。
「手際の良さ、作業のキレイさ」すごい
(実況:西村俊仁アナウンサー)
「解説は、シェ・シバタ 柴田シェフです」
(西村)「まず、お菓子作りで大事になることはどういうことでしょうか?」
(柴田シェフ)「作業するスペースをキレイに揃えることですかね」
岡村選手の作業スペースは…?
(柴田シェフ)「これでいいと思いますよ」
(西村)「体操でいうところの、でんぐり返し・側転くらいはできるだろうと」
(柴田シェフ)「そういうことですね(笑)」
(柴田シェフ)「『手際の良さと、作業のキレイさ』すごいなと思いますね」
“世界のシバタ”の評価「キレイな生地だね」
レシピを全く見ずに、手際よく生地を仕込む岡村選手。完成した生地を型に流し込みます。
(柴田シェフ)「キレイな生地だね。こういう時のツヤは大切」
すると、岡村選手が生地にショックを与えました!
(柴田シェフ)「お!スゴイスゴイ」
(柴田シェフ)「生地にショックを与えて、中の大きな気泡を整えている」
(西村)「これは加点対象になりますか?」
(柴田シェフ)「そうだね、加点だね」
ここで加点!!プラスポイントがつきました。
(岡村選手)「カボチャのクリームを作っていきます」
慣れた包丁さばきでカボチャの皮を取って、フードプロセッサーに入れたら、無塩バターと砂糖と牛乳を混ぜて、クリームを作ります。
(岡村選手)「絞り袋、あとモンブランの…」
(柴田シェフ)「いま“モンブラン”って言ったよ」
(西村)「絞り器の口金の形状が見えました!これは…」
(柴田シェフ)「モンブランですね」
そして、オーブンで加熱した生地が焼き上がりました!
生地にラップをかぶせて…「よく知ってるな」
(西村)「この色いかがでしょう?」
(柴田シェフ)「いいんじゃないですか?」
そして、焼き上がった生地に、ラップをかぶせる岡村選手を見て…
(柴田シェフ)「よく知ってるな。まず乾燥防止になり、表面の焼き色が(ラップに)くっつくから、はがすときに焼き色だけがキレイにはがれる」
(西村)「お菓子作りを知っている人のテクニックですね。ここも加点が見込めそうなポイントをついてくる岡村真選手」
(岡村選手)「生クリームを作っていきます」
生クリームにグラニュー糖を入れて、氷水で冷やしたボールの上で泡立てます。
(柴田シェフ)「できたら上のボールを回しながら(泡立てる)というのがプロのやり方」
柴田シェフ「うちで働いてもらおうかな」
(西村)「ここで、チョコが出てきました」
(柴田シェフ)「これデコレーションじゃないですか?」
(柴田シェフ)「顔?あ、なんか見てる…カンペあるね」
(西村)「カンペありますか!」
別室の距離は10メートル。
(西村)「『カンペありますか』に反応したのか?やや顔が揺らいだぞ」
調理も終盤へ。ここで粒あんが登場!
(柴田シェフ)「カボチャにあんこ…初めてだね」
(西村)「2枚の生地の上に、あんこをのせます」
(柴田シェフ)「これはオリジナルスイーツだね」
すると、生クリームを絞る岡村選手を見て…
(柴田シェフ)「このスピード見た?うちで働いてもらおうかな(笑)」
生クリームを絞り終えた岡村選手。次はモンブランを絞ります!
モンブラン絞りは苦手…?
(西村)「モンブラン絞りは苦手?と見えますが…」
(柴田シェフ)「気持ちで絞ってるよ、気持ちで」
なんとか絞り終えた岡村選手。ここからは細かい作業ですが…
(柴田シェフ)「犬?」
(西村)「こういう犬いますよね(笑)」
細かいデコレーション作業を続けていきます。
(西村)「パリオリンピックを思い出すような、あの平均台に上る前の表情を思い出します!さあ最後の技!」
(柴田シェフ)「おー!ハロウェインだよ。犬じゃなかったよ」
(岡村選手)「完成です」
岡村真のオリジナルスイーツ!「まなのハロウィンモンブラン」。
カボチャのクリームと生クリームの中には、柴田シェフも“オリジナル”と認めるあんこが…!
これが吉とでるか? それとも凶とでるのか?
(岡村選手)「季節ものを作るのが好きで、行事ごとが好きなので、ハロウィンを食で楽しめたらいいなと思って作りました」
果たして、柴田シェフの評価は…
柴田シェフ「なぜ、あんこ?」
(柴田シェフ)「カボチャのフレッシュ感とホクホクした食感。カボチャの香りが残ってクリームがなめらか」
(柴田シェフ)「あんこにびっくりしたんだけど、なぜ、あんこ?」
(岡村選手)「生クリームとモンブランクリームだけだと寂しい。食べたときにあんこが出てきたらうれしい」
(柴田シェフ)「この中で一番糖度が高いのはあんこ。甘味のコントラストがある。初めて食べるけど、カボチャとあんこ意外に合うね。食べ飽きない。19歳のレベルではない」
今回の採点方法は、体操に寄せることに。
体操の得点は、技の難易度・Dスコアと、技の出来栄え・Eスコアの合計ですが…
これをアレンジして、調理技術7.5点、お菓子の出来栄え7.5点、合計15点満点で判定します。
ちなみに、パリオリンピックでの岡村選手の最高得点は、平均台の13.700。
「まなのハロウィンモンブラン」は超えられるか?
平均台の13.700点を超えられるか…
柴田シェフの採点は…調理技術 Dスコアが「6.733」。
パリオリンピックの得点13.700を超えるためには、出来栄えのEスコア6.967点以上が必要に…!
Eスコアの得点は…
7.466!トータルのポイントは「14.199」で、自身の最高得点・平均台の13.700を超えました!
(岡村選手)「めっちゃうれしいです」
(柴田シェフ)「カボチャの香りを存分に楽しんで、そこであんこが出てくる。お菓子は驚きが大切。僕は調理工程を見たからわかるけど、食べた人にとってはサプライズ」
(柴田シェフ)「僕がちょっとアドバイスしたいのは、少しカリっとしたものをどこかに入れると、もっと口の中が楽しい食感になるんじゃないか」
(西村)「ジョブチューンで見るのと何も変わらないですね(笑)」
11/09 13:32
CBCテレビ