土屋太鳳さん 西田敏行さんを追悼「スーパームーンのように明るいかたでした。」

17日に自宅で亡くなっていたことが分かった、俳優の西田敏行さん(76)。

西田敏行さん



俳優の土屋太鳳さんが、自身のインスタグラムに「スーパームーン」の写真を投稿しつつ、西田敏行さんとの思い出を綴り、追悼しています。
 

土屋太鳳さん



▽▽▽▽ 土屋太鳳さん 追悼全文 ▽▽▽▽

今日はスーパームーンです。
映画「大怪獣のあとしまつ」では
計画停電に翻弄される東京の夜景が描かれましたが、
あの夜がスーパームーンほど明るい月だったら
暗闇の不安も和らいだかもしれません。
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「大怪獣のあとしまつ」は
コロナ禍を挟んで撮影されました。
撮影が中断される直前、帰宅途中に、
とある医療施設の近くの道路が封鎖されているのを見て、
作品の世界が現実になってしまったのではないかと
こわくなるほど、
ある意味、リアルな空気の中で創られた作品でした。
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当然、撮影も
厳重な感染対策の中で行われました。
必要以上に話すことは出来ず、
スタッフさん方の顔はマスクで見えず、
それまで楽しみだった差し入れや”お茶場“もない現場。
その中で
西田敏行さんはスーパームーンのように明るいかたでした。
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「ずっと真面目にしてたら、つかれない?」と
ある時、西田さんが私に
いたずらっ子のような顔をしておっしゃいました。
「私、ダメダメなんですよ。」
と言うと、
「そうか、それでいいんだよ!」と
満月のような笑顔でおっしゃってくださいました。
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普段は車椅子で移動されていても
演技の時や舞台挨拶での立ち姿は颯爽とされていて、
百戦錬磨の政治の世界を全身で表現なさっていて
本当に凄かった…!
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それより少し前に
日本アカデミー賞の授賞式で
「若いのにキャリアをちゃんと積んでこられて。」
と声をかけて下さったことも、
そのあたたかい声と一緒に忘れることが出来ません。
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「大怪獣のあとしまつ」は
コロナ禍の中での公開だったので、
打ち上げなどで御礼をお伝えする機会も
とうとうありませんでした。
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「いつかまたお会い出来る」
と、思っちゃいけなかったんだなと
寂しい気持ちでいっぱいです。
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作品を拝見して、
これからも勉強させていただきます。
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心からの感謝をこめて…

△△△△ 全文 以上 △△△△

【担当:芸能情報ステーション】

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