【LIVE AZUMA】JO1や堂本剛も出演! 豪華アーティスト&福島の魅力が満喫できる新進気鋭のフェスをリポ
音楽フェス「LIVE AZUMA 2024」が、福島県福島市・あづま総合運動公園で開催されました。公園内にある福島あづま球場がメインステージとなるイベントで、2日間にわたって計49組のアーティストが出演。また、フェスとしては珍しく、飲食店ブースをメインに100店舗以上が軒を連ねる「PARKLIFE」エリアは無料で入ることができ、入場料を払わなくてもフェス飯や雑貨などの購入ができる親切なイベントとなりました。
2022年に初開催された同イベントは、今年で3度目の実施となり豪華なミュージシャンが参加。福島あづま球場をステージとする「AZUMA STAGE」には、水曜日のカンパネラ、スチャダラパー、クリープハイプ、Dragon Ash、HYDE、indigo la End、MAN WITH A MISSION、羊文学などジャンルを超えた人気ミュージシャンが登場しました。
そんな「LIVE AZUMA 2024」の現地リポをご紹介します。
ライブは、一気にボルテージが上がるファンク調の楽曲『HAPPY UNBIRTHDAY』からスタート。『OH-EH-OH』『Trigger』などを披露し、メンバーは息のあったパフォーマンスを見せつけました。そして、バラード曲の『Romance』を歌い上げ、季節外れの暑さとなったステージをクールダウン。ラストはデビュー曲となる『無限大』を繰り出し、福島でのパフォーマンスを締めくくりました。
また、大きな話題を集めていたのが堂本剛さんのクリエイティブプロジェクト「.ENDRECHERI.」の出演です。.ENDRECHERI.は10月20日のステージに登場。この日のステージでは、堂本さんのほかに、ベース、ギター×2、ドラム、シンセサイザー、コーラス、トロンボーン、トランペット、サックスの編成で ライブに臨みました。
今回の出演ミュージシャンの中でもひと際異彩を放っていた.ENDRECHERI.ですが、転換に伴う楽器リハーサルから堂本さんがステージに登場。スタッフに楽器リハーサルを任せるミュージシャンも多い中で、突然の本人登場に会場はざわつくことになります。一通り楽器の感触を確かめた後は、余った時間で漫談と称したトークを展開。自身の活動に関する思いなどを話しつつ、随所で笑いを入れるところはさすがの一言です。
そのまま本番に入ると、初っ端(しょっぱな)から.ENDRECHERI.らしい極上のファンクミュージックを披露。ファンクサウンドを再構築して作られた楽曲はどれも心躍るもので、晴れた空の下で気持ちのいいグルーヴを響かせ続けます。『Super funk market』『雑味』などを披露し、最後にはフリースタイルのセッションを聞かせてくれました。この日だけのぜいたくなセッションとなり、特別なステージとして福島のファンにも大きなインパクトを与えることに成功しました。
また、ヘッドライナーであるクリープハイプと羊文学もファンに感動を与えたアーティストです。初日のヘッドライナーとして登場したクリープハイプは、『キケンナアソビ』『社会の窓と同じ構成』『傷つける』などを披露。陽が落ちてライトに照らされるメンバーは幻想的で、多くのファンを魅了しました。12月には約3年ぶりのニューアルバム『こんなところに居たのかやっと見つけたよ』を発売予定という中で、進化を続けるバンドの貴重なパフォーマンスを見ることができました。
また、2日目のヘッドライナーとなった羊文学は、昨年も「LIVE AZUMA」に参戦したバンドです。今回は大トリという大役になったものの、メンバー3人は気負うことなく普段通りのステージを披露。若手バンドとして注目度が上がっている羊文学らしく、完成度の高い演奏を聞かせ、「LIVE AZUMA 2024」をしっかり締めくくることに成功し観客から喝采を受けました。
会場で取材をしていて、好印象だったのは「AZUMA STAGE」に付随しているスタンド席。有料の席になりますが、ゆっくり食事や休息ができ、その上でステージからの距離も遠くないのでパフォーマンスをしっかり見ることが可能。球場で行われる利点であり、フェスに慣れていない人にはうれしいサービスです。
また、地元周辺のお店が出店したラーメンエリア「東北拉麺屋台村」では、さまざまな味の一杯を提供。福島県といえばラーメンどころとして有名ですが、今回は6つの店舗が出店しこだわりの一杯を味わえました。そのほかにも、福島県(隣県も含む)のグルメや雑貨、カルチャーを楽しむことができ、地方創生の意味合いも感じられるイベントでした。
この少し変わったフェスとなる「LIVE AZUMA 2024」は、どんな思いで運営されているのか? 実行委員会メンバーの一人となる、福島テレビの総合ビジネス局事業担当局長・瀧田雅弘さんに話を伺いました。
-福島でフェスを開催した理由を教えてください。
「福島は東京にも仙台にも近く、音楽を含めて何かを楽しみたい場合は出かけてしまう傾向にあります。そこで、地元で楽しめるものがあればいいなと考えたのが1つ目の理由です。そして2つ目は東京や隣県からたくさんの人を呼んで福島のいいものを知ってもらい、何度も県に遊びに来てもらうキッカケになればいいと考えたことです。」
-今年で3年目となりますが、手応えは感じているのでしょうか?
「毎年、運営が良くなっていると感じます。来ていただく人数が増えている中で、動線やレイアウトも改善されていると思います。まだまだ規模は大きくなる可能性もありますし、地元に根付いている雰囲気も感じます。そして県外のお客さんも増えているので、愛されるフェスとして大きく育ってくれるといいなと思っています。」
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
(文:ゆるま 小林)
2022年に初開催された同イベントは、今年で3度目の実施となり豪華なミュージシャンが参加。福島あづま球場をステージとする「AZUMA STAGE」には、水曜日のカンパネラ、スチャダラパー、クリープハイプ、Dragon Ash、HYDE、indigo la End、MAN WITH A MISSION、羊文学などジャンルを超えた人気ミュージシャンが登場しました。
そんな「LIVE AZUMA 2024」の現地リポをご紹介します。
堂本剛の「.ENDRECHERI.」など豪華アーティストが出演
中でも注目されたのが、今回初出演となったグローバルボーイズグループ・JO1です。10月19日に登場したJO1は、全10曲のパフォーマンスを披露しました。「LIVE AZUMA」への初出演だけでなく、福島県でのライブが初となったJO1。福島のファンにとって待望のステージとなり、メンバーと一緒にライブを盛り上げました。ライブは、一気にボルテージが上がるファンク調の楽曲『HAPPY UNBIRTHDAY』からスタート。『OH-EH-OH』『Trigger』などを披露し、メンバーは息のあったパフォーマンスを見せつけました。そして、バラード曲の『Romance』を歌い上げ、季節外れの暑さとなったステージをクールダウン。ラストはデビュー曲となる『無限大』を繰り出し、福島でのパフォーマンスを締めくくりました。
また、大きな話題を集めていたのが堂本剛さんのクリエイティブプロジェクト「.ENDRECHERI.」の出演です。.ENDRECHERI.は10月20日のステージに登場。この日のステージでは、堂本さんのほかに、ベース、ギター×2、ドラム、シンセサイザー、コーラス、トロンボーン、トランペット、サックスの編成で ライブに臨みました。
今回の出演ミュージシャンの中でもひと際異彩を放っていた.ENDRECHERI.ですが、転換に伴う楽器リハーサルから堂本さんがステージに登場。スタッフに楽器リハーサルを任せるミュージシャンも多い中で、突然の本人登場に会場はざわつくことになります。一通り楽器の感触を確かめた後は、余った時間で漫談と称したトークを展開。自身の活動に関する思いなどを話しつつ、随所で笑いを入れるところはさすがの一言です。
そのまま本番に入ると、初っ端(しょっぱな)から.ENDRECHERI.らしい極上のファンクミュージックを披露。ファンクサウンドを再構築して作られた楽曲はどれも心躍るもので、晴れた空の下で気持ちのいいグルーヴを響かせ続けます。『Super funk market』『雑味』などを披露し、最後にはフリースタイルのセッションを聞かせてくれました。この日だけのぜいたくなセッションとなり、特別なステージとして福島のファンにも大きなインパクトを与えることに成功しました。
また、ヘッドライナーであるクリープハイプと羊文学もファンに感動を与えたアーティストです。初日のヘッドライナーとして登場したクリープハイプは、『キケンナアソビ』『社会の窓と同じ構成』『傷つける』などを披露。陽が落ちてライトに照らされるメンバーは幻想的で、多くのファンを魅了しました。12月には約3年ぶりのニューアルバム『こんなところに居たのかやっと見つけたよ』を発売予定という中で、進化を続けるバンドの貴重なパフォーマンスを見ることができました。
また、2日目のヘッドライナーとなった羊文学は、昨年も「LIVE AZUMA」に参戦したバンドです。今回は大トリという大役になったものの、メンバー3人は気負うことなく普段通りのステージを披露。若手バンドとして注目度が上がっている羊文学らしく、完成度の高い演奏を聞かせ、「LIVE AZUMA 2024」をしっかり締めくくることに成功し観客から喝采を受けました。
福島のいいところを感じながら老若男女が楽しめるフェス
今回の「LIVE AZUMA 2024」では、ステージはこれまで紹介してきた「AZUMA STAGE」のほかに、隣接したエリアにある「PARK STAGE」「DJ STAGE」の3ステージ構成となりました。各所で旬のミュージシャンが登場し、演奏やDJプレイを披露。特にオカモトレイジ (OKAMOTO’S)さんも参加したDJブースは、無料スペースにあるという大盤振る舞いなのがうれしいポイントです。会場で取材をしていて、好印象だったのは「AZUMA STAGE」に付随しているスタンド席。有料の席になりますが、ゆっくり食事や休息ができ、その上でステージからの距離も遠くないのでパフォーマンスをしっかり見ることが可能。球場で行われる利点であり、フェスに慣れていない人にはうれしいサービスです。
また、地元周辺のお店が出店したラーメンエリア「東北拉麺屋台村」では、さまざまな味の一杯を提供。福島県といえばラーメンどころとして有名ですが、今回は6つの店舗が出店しこだわりの一杯を味わえました。そのほかにも、福島県(隣県も含む)のグルメや雑貨、カルチャーを楽しむことができ、地方創生の意味合いも感じられるイベントでした。
この少し変わったフェスとなる「LIVE AZUMA 2024」は、どんな思いで運営されているのか? 実行委員会メンバーの一人となる、福島テレビの総合ビジネス局事業担当局長・瀧田雅弘さんに話を伺いました。
-福島でフェスを開催した理由を教えてください。
「福島は東京にも仙台にも近く、音楽を含めて何かを楽しみたい場合は出かけてしまう傾向にあります。そこで、地元で楽しめるものがあればいいなと考えたのが1つ目の理由です。そして2つ目は東京や隣県からたくさんの人を呼んで福島のいいものを知ってもらい、何度も県に遊びに来てもらうキッカケになればいいと考えたことです。」
-今年で3年目となりますが、手応えは感じているのでしょうか?
「毎年、運営が良くなっていると感じます。来ていただく人数が増えている中で、動線やレイアウトも改善されていると思います。まだまだ規模は大きくなる可能性もありますし、地元に根付いている雰囲気も感じます。そして県外のお客さんも増えているので、愛されるフェスとして大きく育ってくれるといいなと思っています。」
着実に規模が大きくなっている「LIVE AZUMA 2024」
今回、2日間で3万7000人を動員した「LIVE AZUMA 2024」は、瀧田さんが話すように着実に規模を大きくしているフェスとなっています。2022年は2万2000人、2023年は2万5000人の来場者数を記録しているので、今年の3万7000人はかなりの増員となりました。来年以降はさらに動員を伸ばしそうで、地方創生の意味合いも強いイベントとして発展が期待できそうです。この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
(文:ゆるま 小林)
11/15 20:25
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