「現場で起きてるんだ!」26年前の1998年10月31日は『踊る大捜査線 THE MOVIE』第1作が公開された日

24年前の今日、あなたは何をしていましたか? 1998年10月31日、『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』が公開されました。当時のニュースを振り返ってみましょう。

「そうか、今日はあれがあった日か!」

何気なく過ごしている今日も、過去には何かが起きている日です。当時のニュースを振り返ってみましょう。

「湾岸署史上最悪の3日間」を描いた劇場版第1作

26年前の1998年10月31日、『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』が公開されました。

本作は、警察組織の内情を描いて人気を博したフジテレビ系で放送の刑事ドラマ『踊る大捜査線』シリーズの劇場版第1作。

主人公の青島俊作(織田裕二)が勤める湾岸署の管轄で猟奇殺人事件が発生し、さらに警察庁を震撼(しんかん)させる無差別テロも勃発。かつてない事件が連続する「湾岸署史上最悪の3日間」を描いたサスペンスアクション映画です。

テレビドラマ版の視聴率は高くはありませんでしたが、最終話が20%を超えたことで映画化が決定。映画業界ではなくテレビ版のスタッフで製作されたのは、主演の織田さんの強い要望だったと言われています。

公開当日には熱いファンが劇場に詰めかけて行列ができるほどの大ヒットとなり、最終的な興行収入は101億円を記録。

劇中の名セリフ「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」は当時の流行語にもなりました。

お台場が観光地になった現在、12年ぶりの新作が公開に

当時のお台場は閑散としたイメージがあり、ドラマ第1話では青島が本庁の刑事に「(空き地に囲まれた)空き地署」とからかわれるシーンもあるほどでした。

その後、大観覧車やアクアシティなどの商業施設が続々オープンして、現在では東京屈指の観光スポットになっています。

踊るシリーズも2003年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』が第1作を超え、日本の実写映画で史上最高となる興行収入173.5億円を記録。
2012年公開の『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』で一度幕を閉じましたが、青島と共にさまざまな事件解決に奔走してきた室井慎次(柳葉敏郎)を主人公にした12年ぶりのシリーズ最新作『室井慎次 敗れざる者』が2024年10月11日に公開されて、今再び話題を集めています。
二部作の後編である『室井慎次 生き続ける者』も11月15日に公開予定。シリーズ最悪の犯人とされる日向真奈美(小泉今日子)も登場することが明らかになっています。踊るファンの皆さま、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル「コントするイシカワくん」シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事があればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。
(文:石川 カズキ)

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