【timelesz project】異例の新メンバー募集は吉と出るか凶と出るか……オーディションの行方を予想
STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)に所属するアイドルグループ・timeleszの新メンバーオーディション「timelesz project」が着々と進行中。このオーディションは、2024年4月1日にSexy Zoneから改名したことに合わせ、新メンバー募集を発表したもの。これまでの旧ジャニーズ事務所時代からみても、STARTO社に所属するグループで追加メンバーをオーディションで選ぶのは異例の事態です。
それだけに注目度が高く、5月1日から応募期間を設けると、1万8922件ものエントリーが集まる結果となりました。現在は、1次審査を通過した約350人を対象に、2次審査がスタート。さらに、このオーディションの模様は、『timelesz project -AUDITION-』として9月13日からNetflixで独占配信されることが決定しています。
Netflixでの配信も控える中、この記事では番組をより楽しむために、これまでのtimeleszの新メンバーオーディションを振り返っておさらいしたいと思います。
timeleszですが、現在のメンバーは佐藤勝利さん、菊池風磨さん、松島聡さんの3人。Sexy Zone時代には、マリウス葉さんと中島健人さんが在籍し、5人組アイドルグループとして活動していました。しかし、マリウスさんが2022年12月31日をもって、グループでの活動を終了し芸能界を引退。さらに、2024年3月31日には中島さんも卒業し、現在の3人組となりました。
ここで新メンバーを募集するわけですが、なぜ異例ともいえるオーディションを行うのでしょうか?
今回のオーディションについて、メンバーは公式YouTube動画にて、「最後の挑戦」としたうえで、「ここで出会った仲間たちと、アイドル人生のラストを歩むつもり」とコメント。さらに、「ファンに楽しんで貰える景色が圧倒的に新メンバーを増やしたほうが多くなる」「自分たちで作ったものを壊して、新しいところに足を踏み入れていくっていうのが僕ららしい」としています。また、佐藤さんは目標に「5大ドーム」「国立競技場」でのライブを掲げ、自分たちも人生をかけていると表明しているのです。
この言葉を基にオーディションの目的を考えれば、これまでのSexy Zoneとは違う活動を行うため、新たな仲間を迎え入れるということになるでしょう。松島さんはインタビューで、合格するのは1人ではなく複数人の可能性も示唆していています。それだけに、Sexy Zone時代の5人を超える構成も考えられ、全く新しいグループが誕生する可能性も。
単に人数を増やすためのオーディションではなく、進化させるために戦力となるメンバーを増やすことが目的だと思われます。
現在、オーディションについてSexy Zone時代のファンからは否定的な声も少なからずあります。メンバーは動画の中で、そういった声も受け止めたうえで、新しく前に進むところを見てほしいとアピール。オーディションに関して3人とも「最後の挑戦」として緊張感があり、非常に面白いコンテンツに仕上がっています。
昔からのファンは、「timelesz project」を通じてメンバーが目指す所を確認でき、応援を続けるかどうかのジャッジを下せます。特に、オーディションについて疑問を持つファンは、厳しい目でプロジェクトを見守るでしょう。
そういった意味で、このオーディションでは、新メンバー候補生だけでなく、3人のメンバーもファンから審査を受けるような形になります。だからこそ、メンバーは動画で本気であることを明かし、新メンバーが誕生する瞬間を公開したいと話しています。
この「timelesz project」は、候補生を審査するメンバーもファンから厳しい目を向けられる、全く新しいオーディションになっているのです。
現時点でオーディションは、1次審査を通過した約350人を対象とした2次審査に進み、すでに3人は約100人の候補生と対面したとされています。その中で、“ジュニア”として活動しているメンバーは活動実績を考慮し、前半の審査には参加せず後から合流する予定です。
新メンバーは3人が決めることで選抜基準は不明ですが、筆者はジュニアからの加入が少なくとも1人はあると考えます。公開されている動画で3人が明かしているのですが、Sexy Zone時代の活動に対してのリスペクトや、プロフェッショナルな意識を審査では重要視している模様です。
公開されているオーディション風景の中では、歌詞を忘れた候補生に対し、菊池さんは「歌詞忘れてるようじゃ無理か……歌詞はね、入れておかないと」と厳しい言葉をかける場面もあり、“菊池風磨構文”として話題に。
また、応募理由について「自分の力試しというところもある」と話す候補生には「力試しだとしんどいかもしれない」とこれまた厳しい意見。こういったやりとりを踏まえると、Sexy Zoneの活動をしっかりと理解しているジュニアはメンバーとして最適であり、選抜される可能性が非常に高いと考えます。
とはいえ、ジュニアからばかりの選抜になると「内輪ウケ」感も出てしまい、3人が目指す新しい形の活動は難しい気もします。何人の選抜になるのかは解りませんが、すでに実績もあるジュニアから選びつつ、一般からダイヤの原石を引き当てるのがもっとも盛り上がる構図になるのではないかと予想します。
この辺りの選抜の模様は『timelesz project -AUDITION-』で配信されるのでしょうが、この番組でどこまで新メンバーが明らかになるのかも、気になるところです。
これまで、旧ジャニーズ事務所時代には、グループからメンバーは減っていくばかりでした。グループの結成も鶴の一声で決まることが多く、ブラックボックスだった印象です。
しかし、今回の「timelesz project」は、1からtimeleszというグループを作り上げる様子がみられます。メンバー3人とも頭が切れるので、このオーディションで何かしらの仕掛けを考えているのは明白です。そういった意味でも、これまで男性アイドルグループに興味がなかった人がみても面白いオーディション企画になっていると感じます。
果たして、『timelesz project -AUDITION-』ではどこまで進展があるのか、「最後のチャンス」と語る3人の姿にも注目です。
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
(文:ゆるま 小林)
それだけに注目度が高く、5月1日から応募期間を設けると、1万8922件ものエントリーが集まる結果となりました。現在は、1次審査を通過した約350人を対象に、2次審査がスタート。さらに、このオーディションの模様は、『timelesz project -AUDITION-』として9月13日からNetflixで独占配信されることが決定しています。
Netflixでの配信も控える中、この記事では番組をより楽しむために、これまでのtimeleszの新メンバーオーディションを振り返っておさらいしたいと思います。
そもそもなぜオーディションを開催するのか?
まず、今回の「timelesz project」と名付けられたオーディションをなぜ開催するのか振り返ってみます。timeleszですが、現在のメンバーは佐藤勝利さん、菊池風磨さん、松島聡さんの3人。Sexy Zone時代には、マリウス葉さんと中島健人さんが在籍し、5人組アイドルグループとして活動していました。しかし、マリウスさんが2022年12月31日をもって、グループでの活動を終了し芸能界を引退。さらに、2024年3月31日には中島さんも卒業し、現在の3人組となりました。
ここで新メンバーを募集するわけですが、なぜ異例ともいえるオーディションを行うのでしょうか?
今回のオーディションについて、メンバーは公式YouTube動画にて、「最後の挑戦」としたうえで、「ここで出会った仲間たちと、アイドル人生のラストを歩むつもり」とコメント。さらに、「ファンに楽しんで貰える景色が圧倒的に新メンバーを増やしたほうが多くなる」「自分たちで作ったものを壊して、新しいところに足を踏み入れていくっていうのが僕ららしい」としています。また、佐藤さんは目標に「5大ドーム」「国立競技場」でのライブを掲げ、自分たちも人生をかけていると表明しているのです。
この言葉を基にオーディションの目的を考えれば、これまでのSexy Zoneとは違う活動を行うため、新たな仲間を迎え入れるということになるでしょう。松島さんはインタビューで、合格するのは1人ではなく複数人の可能性も示唆していています。それだけに、Sexy Zone時代の5人を超える構成も考えられ、全く新しいグループが誕生する可能性も。
単に人数を増やすためのオーディションではなく、進化させるために戦力となるメンバーを増やすことが目的だと思われます。
オーディションに否定的なファンはどう見る?
このオーディションについて、筆者は画期的だと感じました。理由としては、候補生に加えて3人のメンバーもファンからジャッジされる立場になるためです。現在、オーディションについてSexy Zone時代のファンからは否定的な声も少なからずあります。メンバーは動画の中で、そういった声も受け止めたうえで、新しく前に進むところを見てほしいとアピール。オーディションに関して3人とも「最後の挑戦」として緊張感があり、非常に面白いコンテンツに仕上がっています。
昔からのファンは、「timelesz project」を通じてメンバーが目指す所を確認でき、応援を続けるかどうかのジャッジを下せます。特に、オーディションについて疑問を持つファンは、厳しい目でプロジェクトを見守るでしょう。
そういった意味で、このオーディションでは、新メンバー候補生だけでなく、3人のメンバーもファンから審査を受けるような形になります。だからこそ、メンバーは動画で本気であることを明かし、新メンバーが誕生する瞬間を公開したいと話しています。
この「timelesz project」は、候補生を審査するメンバーもファンから厳しい目を向けられる、全く新しいオーディションになっているのです。
どんなメンバーが選ばれる? ジュニアからの選抜はあるのか
壮大なプロジェクトであることが分かってきましたが、気になるのはどんなメンバーが選ばれるのかという点です。さまざまな審査が行われたうえで、新メンバーが決定する時期は2025年初頭の見込み。2024年いっぱいかけて、じっくりと新メンバーが選別されることになります。現時点でオーディションは、1次審査を通過した約350人を対象とした2次審査に進み、すでに3人は約100人の候補生と対面したとされています。その中で、“ジュニア”として活動しているメンバーは活動実績を考慮し、前半の審査には参加せず後から合流する予定です。
新メンバーは3人が決めることで選抜基準は不明ですが、筆者はジュニアからの加入が少なくとも1人はあると考えます。公開されている動画で3人が明かしているのですが、Sexy Zone時代の活動に対してのリスペクトや、プロフェッショナルな意識を審査では重要視している模様です。
公開されているオーディション風景の中では、歌詞を忘れた候補生に対し、菊池さんは「歌詞忘れてるようじゃ無理か……歌詞はね、入れておかないと」と厳しい言葉をかける場面もあり、“菊池風磨構文”として話題に。
また、応募理由について「自分の力試しというところもある」と話す候補生には「力試しだとしんどいかもしれない」とこれまた厳しい意見。こういったやりとりを踏まえると、Sexy Zoneの活動をしっかりと理解しているジュニアはメンバーとして最適であり、選抜される可能性が非常に高いと考えます。
とはいえ、ジュニアからばかりの選抜になると「内輪ウケ」感も出てしまい、3人が目指す新しい形の活動は難しい気もします。何人の選抜になるのかは解りませんが、すでに実績もあるジュニアから選びつつ、一般からダイヤの原石を引き当てるのがもっとも盛り上がる構図になるのではないかと予想します。
この辺りの選抜の模様は『timelesz project -AUDITION-』で配信されるのでしょうが、この番組でどこまで新メンバーが明らかになるのかも、気になるところです。
アイドルに興味がない人でも楽しめる、新しいコンテンツ
繰り返しになりますが、今回は単にメンバーの人数が減ったから補充する、という単純なオーディションではありません。メンバーもファンからの批判を受けながら進めている部分があり、ここ最近のオーディションコンテンツと比べても、予測不能な雰囲気を醸し出しています。これまで、旧ジャニーズ事務所時代には、グループからメンバーは減っていくばかりでした。グループの結成も鶴の一声で決まることが多く、ブラックボックスだった印象です。
しかし、今回の「timelesz project」は、1からtimeleszというグループを作り上げる様子がみられます。メンバー3人とも頭が切れるので、このオーディションで何かしらの仕掛けを考えているのは明白です。そういった意味でも、これまで男性アイドルグループに興味がなかった人がみても面白いオーディション企画になっていると感じます。
果たして、『timelesz project -AUDITION-』ではどこまで進展があるのか、「最後のチャンス」と語る3人の姿にも注目です。
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
(文:ゆるま 小林)
09/06 20:15
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