「乃木坂46」特集、3号連続で乃木坂の秘密兵器・冨里奈央が表紙を飾る!「17歳の撮影3部作。おかげでたくさん青春を残せました」


グループの最新シングルで選抜復帰を果たした冨里奈央が、8月19日(月)発売『週刊プレイボーイ36号』で今回、3度目の表紙を飾る。

「夏を駆ける」をテーマにした撮影や、さまざまなことに挑戦し続けたこの数ヵ月、そして来月迎える「18歳」について語ってもらった。

【画像】超絶美少女な冨里奈央

■もうシリーズ、終わっちゃうんですか?

――昨年12月から3回にわたって企画してきた乃木坂46特集号。今回も含めてすべて冨里さんが表紙を飾りました!

冨里 今回もありがとうございました! まさか3回も表紙を務めさせていただくなんて思わなかったし、前回は私のおじいちゃんが「表紙記念!」と言って5冊も買ってくれたみたいで。それがすごくうれしかったし、今回もまた喜んでもらえたらいいなぁと思います。

――前回は「アメリカンスクールのマドンナ」、今回は「夏の青春ど真ん中」を目指した撮影でした。

冨里 週プレさんは、毎回もりもりな設定を持ってきてくださるのがすごく面白いです! 今回は「受験に切り替えたチームメイトから見た、強豪バドミントン部の部長の私」みたいな設定で。

――そうですね。「終業式の後に海へ行く」というところからスタートしました。

冨里 それから夏休みの合宿、プールや花火で遊ぶところ、そして秋へ......と撮影したんですけど。私はやっぱり、そういう細かい設定をいただけたほうがイメージも膨らむし、「テーマがこうなら、今の私はこうかな」って、考えながら撮影するほうが楽しめるところがあるんです。だからすごく楽しい一日だったんですけど、バド部の部長にはなりきれなかったなぁ......。

――あれ、そうですか?

冨里 強くてキリッとした部長をやりたかったんですけど、いざ実際にバドをやってみたら、めっちゃ楽しくなっちゃって。あんなにニコニコしながら練習してる強豪の部長、いないよなぁって(笑)。

――写真では頼もしい雰囲気になっていると思いますよ。そして今回は、グラビアでは珍しくウィッグを使った撮影もありました。

冨里 それもうれしかったんです~! 小学校の頃からずっとロングだったので、実は最近「ショートにしてみたい」って思ってたんですよ。でもグループにいる以上、難しいなと思っていたら機会をいただけて。もう、100枚以上自撮りしちゃいました(笑)。

――スタッフからは「イケメン!」と声が上がっていました。

冨里 ふふ(笑)。違う自分になった気がして面白かったです。

――実は昨年12月の初撮影のとき、冨里さんが「花のセブンティーンをたくさん残してほしい」と言っていたことがきっかけで、昨年末から今回にかけて"17歳の青春3部作"を撮影してきたんですよね。

冨里 もう懐かしいです。ずっと17歳に思い入れがありましたし、あと、私も趣味で写真を撮るから誰かの17歳を残すことはできるけど、自分の17歳もしっかり残したいって思ってたんです。それでボソッとつぶやいたら、ここまで続けてくださって。おかげでたくさん青春を残せました。でも......"3部作"ってことは、もうシリーズ、終わっちゃうんですか?

――急に不安に! 週プレとしては、18歳の冨里さんも撮り続けたいと思っています。

冨里 今、一番うれしかったかもしれないです(笑)。

■本当に「駆け抜けた」って感じでした

――ライフワーク化している五期生メンバーの写真集の自主制作。今は新作に取り組んでいるとか。

冨里 (小川)彩の写真集を撮り始めてます! まだ撮影途中なんですけど、構成というか、やりたいことは全部固まっていて。今回の撮影でもいろいろ教わったので、それを生かしていきたいです。

――ずっと週プレで撮影してきたカメラマン・熊谷貫氏から、カメラのいろはを学ぶ連載「NAOGRAPHIC」が始まったんですよね。

冨里 熊谷先生は「これが正解!」って押しつけるんじゃなくて、「私が好きな写真」のレベルを優しく引き上げてくださるのがすごくうれしいです。連載が始まったのもあって、モデルとしても、撮る側としても写真がもっと好きになった1年間だったなぁと思います。

――春以降、「乃木坂46 "5期生"版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』」での木野まこと役、そしてアンダーライブでのフロント抜擢(ばってき)と、グループでの活動も目まぐるしかったと思います。

冨里 本当に「駆け抜けた」って感じでした。前回のインタビューでもお話ししたと思うんですけど、私はとにかく自信がなくて、乃木坂46に入ってからも「人と目を合わせるのが少し怖い」って時期もあったんです。

――なるほど。

冨里 でも、ミュージカルではそれこそ自分なりに演技プランを考えてみて、それをグループ外の共演者の方からたくさんホメていただけたんです。あと、アンダーライブでは「ファンの方を全員虜(とりこ)にする」って宣言して、やりすぎなくらいあざとく振り切ってみたら、自分の中で「これでいいんだ」って感覚にたどりついて。

――周囲からの評価と、自分の中に見つけた軸と。

冨里 そうですね。今までは何をするにも「間違ってるんじゃないか」と不安に思ってたんですけど、「自分が好きなように動いていいんだ」って思えるようになりました。演じた木野まことちゃんが、すごく心優しいコで。「このコみたいに強く生きたい」と目標みたいに思えたのも大きいかもしれないです。

――またファンに成長した姿を見せられそうですね。そして、今週発売の最新シングルでは、2度目の選抜メンバー入りを果たしました。

冨里 そんな自信が持てたタイミングだったのもあって、うれしかったです! でも、同時にどこか悔しさもあって。フロント(フォーメーションの1列目)にも行きたいし、言葉にするのが難しいですけど、もっと頑張らなきゃと思いました。

――こうして自分の目標を貪欲に持ち続けているのが冨里さんのすてきなところだと思います。

冨里 ありがとうございます。今年も乃木坂46は「真夏の全国ツアー」があるんですけど、選抜という分、目立つパートも増えると思うんです。やっぱり「ライブ中の私」を見てほしい気持ちが強いので、私を見てワクワクする人が増えるように頑張りたいなと思います!

――そんな全国ツアーを終えると、9月には18歳を迎えます。

冨里 ついに、ですね(苦笑)。また「大人になりたくない」って言っちゃうんですけど、でもこの前、スタッフさんに「いつまでも"高校生"が武器じゃいられないよ」ってアドバイスをいただいて、少しハッとしました。いつまでも甘えていちゃいけないなって。

――六期生オーディションも始まって、先輩になりますしね。

冨里 そうですね。頼れる先輩にはなれないかもしれないけど、一緒にいて心落ち着くような先輩になりたいです。

■冨里奈央(Nao TOMISATO)
2006年9月18日生まれ 千葉県出身
身長164㎝ 血液型=O型
趣味=写真 
長所=自分が嫌だと思うことは人にしないところ
〇2022年2月、応募総数8万7000人超のオーディションを突破し、乃木坂46に五期生として加入。8月21日(水)発売の乃木坂46、36thシングル『チートデイ』で2度目の選抜入り。『月刊Goods Press』(徳間書店)にて『NAOGRAPHIC』を連載中。中学時代はバドミントン部に在籍。
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取材・文/アオキユウ(short cut) 撮影/熊谷 貫

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