朝ドラ「虎に翼」高笑い→降参宣言の梅子さん(平岩紙)に視聴者スッキリ! SNS「あっぱれ」「爽快」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第64話が27日、放送され、ヒロインの学友、大庭梅子(平岩紙)が高笑いして「降参」を宣言するシーンを多くの視聴者が絶賛し、この日、X(旧ツイッター)で「梅子さんの人生」「梅子さんあっぱれ」というワードがトレンド入りした。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。ヒロインの佐田寅子役を女優の伊藤沙莉が演じている。ドラマは現在、第13週「女房は掃きだめから拾え?」(第61~65話)が放送されており、家庭裁判所の特例判事補となった寅子が、かつて明律大で一緒に法律を学んだ梅子の家の遺産相続案件を担当することになった。しかし亡くなった夫の妾、元山すみれ(武田梨奈)が登場したり、息子や姑が好き勝手なことを言い、話し合いはこじれた。

この日の放送で、寅子は、街中で抱き合う若い男女を目撃。よく見るとそれは梅子の三男の光三郎(本田響矢)とすみれだった。光三郎は梅子の唯一の「味方」で、寅子はその現実を抱えきれず、梅子を弁護する学友の轟太一(戸塚純貴)と山田よね(土居志央梨)に相談。よねは「抱える必要はない。はっきりさせるだけだ」と事実を伝えるように促した。

後日、大庭家の家族、すみれ、轟、よねが集合。光三郎を問いただすと、すみれから駆け落ちを提案されたが、梅子が不憫で断念したということだった。「光三郎、何かの間違いよね?」と尋ねる梅子に、光三郎は「お母さんはすみれさんを誤解してる」と返答。すみれは妾をすることでしか生きてこられず、逆にずっと縛ってきた父、徹男(飯田基祐)が悪いと訴えた。泣きながら「彼女を幸せにしたいんだ」という光三郎に家族は激怒。すみれを追い出そうとする長男、徹太(見津賢)と光三郎が押し問答をしていると、突然、梅子は「アハハハハハハ! アハハハハハハハハハハ!」と口に手を当てながら高笑いをはじめた。驚く子供たちに梅子は「もう駄目、降参。白旗を振るわ」と宣言。そして「私は全部失敗した。結婚も家族の作り方も息子たちの育て方も妻や嫁としての生き方も全部!」と続けた。

慌てる光三郎だったが、梅子は「私は全てを放棄します。相続分の遺産も大庭家の嫁もあなたたちの母としての務めも! ぜ〜んぶ捨てて、私はここから出ていきます!」とキッパリ。さらに民法第730条を読み上げ、祖母の常(鷲尾真知子)の面倒は兄弟3人で話し合っていくように助言した。梅子は、最後に「育ててあげられなくてごめんね」と子供たちに謝罪。そして満面の笑みで「ご機嫌よう!」と言い残し、その場を去った。それを見ていたよねもうれしそうに笑った。

吹っ切れた梅子に多くの視聴者が反応し、SNSには「気持ちよかった!」「あっぱれ」「『ごきげんよう』最高」「やっと全部捨てられた」「バッサリ切ってくれて爽快」などのコメントがズラリ。また緩急の利いた平岩らしい演技も好評で、「痛快」「真骨頂」「圧巻の演技」といった感想も寄せられた。


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