北村匠海、朝ドラ「あんぱん」やなせたかしさんがモデルの役にプレッシャーも「生き甲斐感じる」 人生で初めて憧れたのは「しょくぱんまん」

2025年度前期の放送されるNHK連続テレビ小説「あんぱん」で、ヒロインの夫、柳井嵩(たかし)役を演じることになった俳優の北村匠海。26日、同局で行われた会見に姿を見せ、「プレッシャーはあるが、実在の方の人生を生き直せることに生き甲斐を感じる」と語った。北村は朝ドラ初出演で、映画「東京リベンジャーズ」シリーズなどで共演した主演の今田美桜とタッグを組み、人気アニメ「アンパンマン」の原作者で絵本作家のやなせたかしさんがモデルのキャラクターを演じる。

北村の出演は、ヒロイン発表前から制作統括、倉橋憲氏の候補に挙がっており、昨年12月ごろに「ご相談」という形で北村と対面。ライブにも足を運び、MCで北村が発する言葉ひとつひとつに「生きることへの思いが感じられた」とし、抜擢を決めた。ヒロイン発表後に正式打診したという。

念願の朝ドラ出演となる北村は、以前、朝ドラ「なつぞら」(2019年度前期)のオーディションを受け落選した経験がある。当時を振り返りながら、は「僕は朝に合わない顔だと思っていた」と茶目っ気たっぷりに笑う北村。モデルになっているやなせさんについては資料を集めて勉強中だと明かした。また、「アンパンマン」を読むなかで、作品で描かれている「強さ」はやなせさんが生きてきた中で感じた弱さや、挫折しそうになっても夢を貫いた強さから来るものだと実感したとし、「すごくピュアなんだと思った。ドラマになってやなせさんの魅力が伝わるようにしたい」と意気込みを口にした。

のちに妻となるヒロイン朝田のぶ役を演じる今田とは今回が6度目の共演となる。会見に同席した今田は「最初に北村さんと聞いた時は安心でしかなかった」と振り返り、頼もしいパートナーとのタッグを喜んだ。北村も「現場でもひまわりのような方。誰かが緊張していたり、気負い過ぎている人をやわらかくしているのがお芝居に出ている」と今田を絶賛。今田のヒロイン発表前に偶然に同じ飛行機に同乗したことを明かし、「また何かやるかなと思った。縁を感じる。きっと助けてもらう瞬間も数え切れないほどあると思う」と述べた。

好きな「アンパンマン」のキャラクターを聞かれた北村は迷いなく「アンパンマン」を挙げ、さらに紳士的イケメンヒーローとして描かれている「しょくぱんまん」への憧れにも触れた。北村は「人生で初めてかっこいいと思ったのはしょくぱんまんだと思う」と話し、会場を笑わせた。


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