朝ドラ「虎に翼」第4週(4月22日~)あらすじ 子供の前で夫に妾がいることをバラされる梅子(平岩紙)、寅子(伊藤沙莉)は花岡(岩田剛典)の本当の姿を知る

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第4週「屈み女に反り男?」(第16~20話)が22日から放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の猪爪寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。朝ドラ「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が「語り」を担当する。

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明律大女子部法科で学生数が激減し、同部が存続の危機に直面するなか、2年生に進級した寅子たちは、「明律祭」で同部PRを目的とした法廷劇を上演することになった。実際の判例をもとに学長(久保酎吉)が考えた筋書きを華族令嬢の同期生、桜川涼子(桜井ユキ)が脚本として執筆。普段誰とも群れたがらない男装の同期生、山田よね(土居志央梨)も、今回ばかりは居場所を守るために参加することになった。

寅子たちは舞台の準備を進める裏で、それぞれに女性ならではの苦悩を抱えていた。寅子は他人より重い月経痛に苦しみ、寅子の親友で、兄の直道(上川周作)に嫁いだ花江(森田望智)は、姑のはる(石田ゆり子)との関係や、周囲の無関心に心をすり減らしていた。涼子も早く結婚して男子のいない桜川男爵家の後継ぎを産めと母親の寿子(筒井真理子)から日々プレッシャーをかけられていた。

本番当日、男子学生のヤジをキッカケに会場は大荒れになり、公演は途中で中止に。このドタバタ劇は新聞ネタにまでなり、寅子たちは学長から今後は女性らしくふるまうよう注意を受けた。この騒動で足をケガしたよねは、住み込みで働く上野のカフェーまで寅子たちに送ってもらった際、自身が弁護士を目指したきっかけを打ち明けた。

よねは自身の貧しい生い立ちと比べ、寅子たち同級生が恵まれていることに憤りを感じると吐露。かける言葉が見つからない寅子は、法廷劇のもととなった「毒饅頭事件」について再検証してみようと提案した。話が見えない同期生たちだったが、寅子の家で実際にまんじゅうを作ってみると、致死量の毒を一つのまんじゅうに仕込むのは無理であることが発覚。よねは、被告の女性が無知だったゆえの結果だと指摘した。

寅子とよねが議論するなか、涼子が急に謝罪したいと言い出した。もとになった判例を調べたところ、学長が事件を脚色していて、かわいそうな女性を女性たちが弁護しているように見えるよう改変されていた。事実を知った寅子やよねたちは憤慨。これをキッカケに同期生たちは、それぞれが抱えていた思いを吐き出した。

昭和10(1935)年の春、寅子たち同期生5人は明律大女子部法科を卒業。これから3年間、本科で男子学生たちと共に学ぶことになった。明律大では先輩の久保田聡子(小林涼子)と中山千春(安藤輪子)が5人を待ち構えていた。再会を喜ぶ寅子たち。そんな彼女たちの背後で、法学部の学生、花岡悟(岩田剛典)が「フフ…来た来た」と鼻で笑うようなそぶりを見せた。

「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」あらすじ

本科と呼ばれる法学部に進学した寅子たち。法改正が行われ、女子も正式に弁護士になるための試験を受けられるようになったことで、気合いが入っていた。本科では花岡らが待ち受けていたが、意外にも寅子たちに好意的で、親睦を深めようと、みんなでハイキングに行くことになる。

同期生の大庭梅子(平岩紙)は息子の光三郎(石塚陸翔)を連れてきたが、男子学生の小橋浩之(名村辰)らが光三郎の前で梅子の夫に妾がいることを話してしまう。梅子の事情が明らかになる一方、花岡は山道で崖から転落。見舞いに行った寅子は花岡の本当の姿を知る。

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