朝ドラ「らんまん」9月20日OA第123話あらすじ 図鑑完成目前の万太郎(神木隆之介)たちを関東大震災が襲う
NHK連続テレビ小説「らんまん」第25週「ムラサキカタバミ」の第123話が20日、放送される。
日本の植物学の父、牧野富太郎氏をモデルに、幕末から昭和の激動の時代にひたすら愛する草花と向き合い続けた植物学者、槙野万太郎(神木隆之介)の波瀾万丈の生涯を描く朝ドラ。万太郎は、国が神社合祀令を推し進めることで神社の森が失われていくことに心を痛めていたが、東大植物学教室の助手という立場上、国の方針に抗うことは許されなかった。ある日、若い頃に土佐で出会った自由民権運動の元活動家、早川逸馬(宮野真守)と再会した万太郎は「身分は大事か?」などの言葉に心を揺さぶられ、神社の森を守るため、大学を辞めることを決意。逸馬からは資産家の永守徹(中川大志)を紹介され、徹が兵役から戻ってきた後、永守家が万太郎の標本を保管し、植物図鑑の出版費用も負担することになった。
第25週「ムラサキカタバミ」振り返り
在野の植物学者として生きる道を選んだ万太郎を、妻の寿恵子(浜辺美波)ら家族も理解。子供たちは父の背中を押し、自分たちが働いて牧野家を支えると胸を張った。
万太郎たちが暮らす東京・根津の長屋では、差配人の江口りん(安藤玉恵)が、万太郎の娘、千歳(遠藤さくら)に、この仕事を継いでくれないかと頼んだ。家主の体調が悪く、そろそろ一緒に暮らそうかと思っているのだという。千歳は快く承諾。脳裏に、万太郎が引っ越してきてからの思い出が駆けめぐったりんは「うちに住んでくれて、ありがとうね」と万太郎に感謝した。
そして万太郎は、和歌山の神社で採集した神社の守り神「ツチトリモチ」を収めた「日本植物志図譜」の新刊を刷り上げ、大学へと向かった。
第122話振り返り&第123話あらすじ
第122話(19日放送)で、万太郎は植物学教室の教授、徳永政市(田中哲司)に辞表を提出。徳永は「日本植物志図譜」の新刊に描かれたツチトリモチを見て、「こんな植物画、お前だけだ」と賛辞を送り、別れを惜しんだ。同じ日、翌年度から教授に就任することになった土佐時代の学友、広瀬佑一郎(中村蒼)が大学へやってきた。一植物学者でありたいと願う万太郎と、現場を重んじるただのエンジニアでありたいと望む佑一郎は、互いに目指す場所は同じなのだと確認しあった。佑一郎は赴任までの間、満鉄の依頼で視察をするため、満州へ旅立って行った。その後、合祀令の反対運動は世論を動かし、一部は保全されることになった。
時代が明治から大正へと変わる頃、千歳と万太郎の助手、山元虎鉄(濱田龍臣)が結婚。万太郎と寿恵子は2人の幸せを心から祝福した。万太郎は、千歳がここまで健やかに生きてくれたことに感謝。千歳が生まれた時を振り返り、ただ生きてくれることだけを願いながら、「千歳と名付けるだけで精いっぱいだった」と話した。千歳はそれが一番の贈り物だと述べ、「名付けてくれてありがとう」と伝えた。
第123話で、大正12年9月1日、万太郎の図鑑はついに完成しようとしていた。万太郎は、支援者の永守がいる神戸に旅立つ準備を、寿恵子と千歳は、いつものように昼食の準備をしていた。
その時、関東大震災が発生。火災も起き、各地で甚大な被害が出る。大畑印刷所で働く虎鉄は、工場主の大畑義平(奥田瑛二)とともに消火活動にとりくむ。万太郎と末娘の千鶴(本田望結)たちは持てるだけの標本をもって渋谷へと避難する。
09/19 08:15
iza(イザ!)