《松本人志の訴訟取り下げで気になる今後》“アテンド芸人”小沢一敬の復帰はどうなる? レギュラー番組終了にショックも相方・井戸田潤の活躍には安堵

芸能活動自粛中のスピードワゴン・小沢一敬

 11月8日の午後、「ダウンタウンの松本人志が文藝春秋社らに損害賠償などを求めた訴訟を取り下げるらしい」「松本側と文春、双方からコメントが出るようだ」との情報がメディアに入った途端、各テレビ局は大混乱となった。

「特に『ミヤネ屋』の読売テレビと『ゴゴスマ』のCBCは急きょ弁護士を仕込んだり、これまでの経緯をパネルにまとめたりと、ずいぶんバタバタしたようです。もっとも『ミヤネ屋』は一連の報道で吉本興業や松本さんの心証を悪くしているので、松本さんのコメントが出るのは『ミヤネ屋』が終わってからではないかと言われていました」(民放局芸能デスク)

 確かに松本と文春がコメントを出したのは夕方のニュースに合わせたタイミングとなった。同時に言われ始めたのは松本がいつ復帰するかである。

「既に一部スポーツ紙が『来年1月』と報じています。ファンの多くは『M-1グランプリ』の審査員席に松本さんが座ることを期待していたようですが、大きなスポンサーが多数ついていますし、世論の反応も見たいところでしょうし、吉本としても各方面への挨拶周りを済ませなければなりません。それに1月からのリスタートは悪くないタイミングと言えます。今回の案件でなくても、『新年から心機一転、がんばります』というケースは、これまでにも芸能界ではけっこうありましたからね」(同)

明石家さんまは小沢の復帰に言及「俺は小沢と仲がいいんで」

 松本の帰りを心待ちにしていたタレントたちのコメントも徐々に入ってきている。多くが「また共演したい」で一致しているなか、明石家さんまはさらに一歩踏み込んだ発言をしている。

「9日の深夜に放送しているMBSの『ヤングタウン土曜日』で、さんまさんは、収録後に吉本の幹部が詳細を話しに訪れると明かしました。この番組は毎週金曜日に収録していて、今回はまさに松本さんの発表を知った直後に行われました。さんまさんも松本さんには『テレビに復帰して頑張ってくれることを祈ってる』と言い、『それで俺は小沢と仲がいいんで』と、いわゆる“アテンド芸人”の筆頭とされたスピードワゴン・小沢一敬さんの復帰についても言及したのです」(放送作家)

 さんまと小沢は長年の麻雀仲間。そこにはアンジャッシュの児嶋一哉もいる。小沢はホリプロコムの所属だし、児嶋はプロダクション人力舎の所属と、さんまとは別の事務所なのだが、さんまはアンジャッシュの渡部建の”多目的不倫“が明るみに出た際も児嶋を全面的にフォローしていたものだ。

「結果的にうまくはいきませんでしたが、さんまさんは“闇営業”で吉本を辞めた宮迫博之さんのために業界関係者を高級ホテルの宴会場に集めてパーティーを開き、『宮迫をよろしく』と頭を下げた人でもあります。“アテンド芸人”の中でもっとも追い込まれた小沢さんにも早速会いに行くと言っていますね」(同)

「元気」「体重も戻ってきた」の情報も

 一時は激やせしたとも言われていた小沢だが、自宅に引きこもらせてはいけないとホリプロの幹部らが食事に連れ出しているという。

「小沢さんに定期的に会っているという幹部に夏頃聞いた話では、『元気ですよ』『体重も戻ってきました』とのことでした。相方の井戸田潤さんは再婚相手の蜂谷晏海さんとの間に男児が誕生し、その際のコメントでも『スピードワゴン』のコンビ名を出して精進していくと、休んでいる相方にエールを送っていたのですが、その後、小沢さんに追い打ちをかけるようなことが起きてしまったのです」(情報番組ディレクター)

 小沢がレギュラーを務めていた『前略、大とくさん』が9月29日をもって終了したのだ。同番組は2013年11月にスタートし、東海エリアでは人気のある情報バラエティ。MCはビビる大木で、当初の相方はチュートリアルの徳井義実だった。が、2019年10月27日、自身の不祥事に伴う芸能活動自粛により徳井が約半年、出演を見合わせた後に降板。大木と徳井の頭文字をとった『~大徳さん』というタイトルを『~大とくさん』に替え、徳井とは以前ルームシェアをしていて仲が良く、愛知県出身でもある小沢がMCを引き継いだのだ。

 が、その小沢も松本の活動休止の後、一度は所属事務所を通じて「やましいことはしていない」とのコメントを出すも、その後、活動を休止して現在に至る。

「『~大とくさん』の枠は10月から木村昴さんがMCを務める『ぐ~たくさん』を放送しています。徳井さんに続いて小沢さんも降板したことで、『もう芸人は懲り懲り』との声も現場では出ているようです。『~大とくさん』の終了を知った小沢さんは、ワタナベエンターテインメント所属のビビる大木さんに迷惑をかけてしまったことや、戻る場所を失ってしまったことから、また落ち込んでいると聞きます」(東海地方のテレビ関係者)

小沢の唯一の支えは?

 そんな小沢にとって、現在唯一の支えとなっているのは、相方の井戸田が公私にわたって充実していることだと言われる。

「妻の晏海さんは、井戸田さんの元妻の安達祐実さんと住んでいる娘さんと一緒にテーマパークに出かけるような大らかな女性で、小沢さんの一件でも“芸人の嫁”らしくド~ンと構えているんです。そして井戸田さんも相方の影響を全く受けず、今年はこれまで以上にバラエティに情報番組に、中日ドラゴンズ関連の番組にと引っ張りだこ。小沢さんはこのことだけは『良かった』『安心している』と言っているそうです」(同)

 松本は、「多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びします」とコメントしたが、吉本ではなくホリプロコム所属の小沢については足並みを揃えにくい現実がある。あとはさんまがどう動くかにかかっている。果たして、小沢の復帰はいつになるだろうか。

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