《『嵐にしやがれ』で司会進行を担当》ノブコブ吉村崇が選ぶ“嵐、私のベスト曲5”「勝手に“同期”として意識していました」

 11月3日にデビュー25周年を迎える嵐。25周年公式HPで開催中の、好きな曲ベスト5を選ぶ「MY BEST ARASHI」に倣い、ファンを公言する「平成ノブシコブシ」の吉村崇に好きな嵐の楽曲5曲を選んでもらった。

【写真】吉村崇が選ぶ!「嵐、これが私のベスト曲5」、ジャケット写真とともに紹介

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 この5曲は自分の芸能生活と照らし合わせて選ばせてもらいました。嵐がデビューした頃(1999年)の僕は、上京して家賃3万円弱、風呂ナシ生活からスタート。「出遅れているのか!?」という焦りがありましたね。

 2007年頃は、大きなチャンスだと意気込んでいたレギュラー番組がすぐに終わってしまったし、売れ切らなかった。嵐の皆さんはここから加速して、グンと突き抜けていきましたよね。同世代として応援したい気持ちがありつつ、うらやましいと嫉妬してしまうことも。

 2010年頃は、『ピカルの定理』(フジ系)が始まった頃ですが、共演する機会が少なかったと思いますね。ただ、ピースの綾部(祐二)が「嵐は別格だ」と言っていました。楽屋に全員で挨拶に来てくれたという話だったんですが、「俺は嵐と仕事してるんだぞ」というマウントでもあったと思っています(笑い)。

 その後、嵐の皆さんと共演させていただくようになって、気づいたら好きになっていましたけど……やっぱり、向こうから話しかけてくれたことが大きかったですね。他愛もない話だったと思います。

 一度、飛行機の遅延で収録を遅らせてしまったことがあって。嵐の皆さん、有吉(弘行)さん、ゲストの俳優さんがいらっしゃる中で、「なんで僕のためにこのメンバーを待たせているんだよ!」という思いで到着すると、イライラするような雰囲気はまったくなく、「ちょっと勘弁してよ〜」といじり方をしてくれて、本当に助かりました。

 活動休止に入られた2020年は、コロナ禍もあり難しい判断をされてきたかと思いますが、それをこちらには一切見せない。アイドルという言葉では片づけられない芯の強さを感じますし、誰も触れることのできない嵐だけの聖域があると感じました。

 すごく強い結束がある一方で、僕らみたいな芸人にもいじらせてくれる柔軟性を持ち合わせた“嵐の矛盾”も魅力です。ただ、まだライブは行っちゃいけないと思っています。見たらのめり込んじゃうかもしれないので、年をとってからの楽しみにしています。

【吉村崇が選んだ5曲】

『A・RA・SHI』1999年/デビューシングル
「北海道から上京して、NSC東京(吉本総合芸能学院)に入ったのが、嵐のデビュー年である1999年なんです。キラキラしたスタートダッシュを飾った嵐の曲は、よく流れていて『東京は華やかな街だな』と。初めての大都会・東京を演出してくれた曲だと思います」

『Love so sweet』2007年/18枚目のシングル
『Happiness』2007年/20枚目のシングル
「当時レギュラー出演していた『コンバット』(フジ系)の『オバゲー』というコント(アーティストになりきった芸人のパフォーマンスを、大きなコールで邪魔をする)で、この2曲をやったんです。深夜にめちゃくちゃ練習して、コールを考えたり、振り付けを練習したり、青春みたいな感じで。今でも車で流れることがありますし、誰かがカラオケで歌っていたら合いの手を入れてしまうような、思い出のある曲です」

『Monster』2010年/30枚目のシングル
「『ロンブー&チュートの芸能人ヒットソングで爆笑ショーバトル』(日テレ系)で、振り付けと歌を完コピしたときに、『こんなに激しく踊って、こんな高い声で歌うの!?』と思いました。キラキラしているところしか見てこなかった中で、嵐のすごさを実感した曲です」

『カイト』2020年/58枚目のシングル
「ここまで戦ってこられたメンバーの皆さんが、『一回休憩しましょう』というタイミングの曲ですよね。もちろん悲しい出来事でもありますし、でも次のステージにいくために必要な時間なのかもしれないですし。とにかく走り抜けられたんだなと思いました」

【プロフィール】
平成ノブシコブシ・吉村崇/1980年生まれ、北海道出身。2000年に平成ノブシコブシを結成。『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)では「デスマッチコーナー」で司会進行を務めた。YouTube『吉村崇の御遊戯』などで活動中。

※女性セブン2024年11月7日号

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