《神田沙也加さんの元恋人》前山剛久の復帰舞台、会場側は“上演中止”発表に驚き「聞いていません」

復帰作にあたる舞台が上演中止になった前山剛久(インスタグラムより)

 故・神田沙也加さん(享年35)の元恋人である前山剛久(33)の復帰作にあたる舞台『ある日の通り雨と共に』が上演中止になったことがわかった。11月7日~10日に東京・新宿のシアターサンモールで上演予定だったが、主催の公式X(旧Twitter)が9月20日、〈関係各所と協議の上、安全性の確保が困難になったと判断しまして上演を見送らせていただくこととなりました〉と発表した。

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 会場であるシアターサンモールにとって、中止発表は寝耳に水だったようだ。担当者に問い合わせたところ、「『上演中止を検討している』とは事前に知らされていましたが、正式に中止するとは聞いていませんでした」と驚き混じりに回答した。

 前山が『ある日の通り雨と共に』に出演すると発表された際、NEWSポストセブン取材班は、主催・製作を手がける団体「SAB-on(セボン)」に起用理由などを問い合わせたが、「様々な状況を鑑みて、頂戴したお問い合わせ内容につきましては回答を控えさせていただきたく存じます」との返信だった。

 また、9月13日には、女優2名が事務所を通じて出演辞退を発表する騒動もあった。両名の所属事務所に経緯を聞いたところ、「コメントは控えさせていただいております」と回答。

 ネット上では、前山の芸能界復帰に厳しい声が相次いでおり、〈起用した演出家を軽蔑する〉や〈共演者も同罪とみなす〉などスタッフや共演者までバッシングに晒されていた。演劇関係者が語る。

「主催・製作を手がける『SAB-on』は、“演劇の社会的要素と娯楽的要素の融合”をコンセプトに、メッセージ性の強い作品を上演しています。『ある日の通り雨と共に』は、恋人の治療をめぐって、精神科医である主人公が“医師としての選択”と“恋人としての選択”の2択を迫られるストーリーでした。

 決して炎上商法を狙ったわけではなく、この作品を通じて前山さんだからこそ伝えられるメッセージがあると判断しての起用だったのでしょう。それもあって現場は、前山さんをはじめとしたキャストを真摯に守ろうと、メディアの問い合わせなども断っていましたが、苛烈なバッシングでさすがに限界を迎え、女優の降板や上演中止に至ったのだと思われます」(演劇関係者)

 前山は『週刊女性』のインタビューで、「もう一度、日本の芸能界でやり直したい」と活動再開に意欲を示しており、『ある日の通り雨と共に』は満を持しての復帰作だった。彼が再び表舞台に立つ日は来るのか──。

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