【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”

華々しい復帰を飾った石原さとみ

 2020年に結婚、2022年に第1子の出産を経た石原さとみ(37)が、華々しい復帰を飾った。連続ドラマ復帰作となった『Destiny』(テレビ朝日系)は、大学時代の恋人(亀梨和也)との12年ぶりに再会したことで、封印してきた過去の事件と向き合うサスペンス・ラブストーリー。脚本家・吉田紀子氏の完全オリジナル作品で、ミステリアスな展開が注目を集めている。芸能記者が語る。

【写真】腰を絞ったワンピ姿の石原さとみ

「3年ぶりとなった連続ドラマで、石原が主人公の大学生時代を演じたところ『違和感がない』と話題です。第1話から、真面目で地味な大学生が初めての友達、初めての恋人ができて変貌していく様を瑞々しく演じていました。

 今作で石原は亀梨、田中みな実、石田ひかりとの初共演という話題性もあり、謎に包まれたストーリーは考察好きなドラマファンの間でも注目度が増しています」

 大学生時代を演じたことで〈奇跡のアラフォー〉と視聴者を驚かせた石原だが、一方で5月17日に公開される主演映画『ミッシング』(吉田恵輔監督)では真逆の姿を見せている。

「産後初の撮影となった今作では、娘の失踪事件で翻弄されていく母親を演じています。石原は役作りのために肌荒れや体の線を緩くしたり、髪をボディーソープで毎日洗ってかなり傷ませたりもした。“自分のことがなりふり構わない状態”になった母親を、そうしてビジュアル面でも作り上げたそうです。

 そもそも石原は、吉田監督の作品に出ることに強い思い入れがあった。7年前に『自分を壊してほしい。この人なら変えてくれる』と感じた石原が、プライベートで吉田監督の作品に出演させてほしいと直談判したそうです。

 ところが、吉田監督は石原に華があって“港区臭”がするから苦手だとして当時は断っていた。それから3年後にようやく『脚本を書きました』と連絡が入り、石原にとって待望だった吉田監督の作品に主演することが決まったので、役にかける熱意もひとしおだったのでしょう。

 こうして今作の母親役の撮影が終わった瞬間に石原はショートカットにして、その後クランクインしたドラマ『Destiny』で大学生も演じるという、さすがの振れ幅です。石原はドラマでも自分でメイクするほどこだわりがある。その女優魂は健在です」(同前)

※週刊ポスト2024年5月3・10日号

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