「株式会社嵐」社長就任の“敏腕弁護士”が明かした設立経緯と今後の展望「5人の意思表明として会社を作った」「メンバーがSTARTO社と話すにあたってサポート」

「株式会社嵐」を設立したメンバー(2019年11月撮影)

 グループ活動を休止していた嵐が、4月10日に開設されたSTARTO ENTERTAINMENTの公式サイト内で、〈我々嵐は5人で会社の設立を致しました〉と報告。相葉雅紀(41)、松本潤(40)、二宮和也(40)、櫻井翔(42)、そして休業中の大野智(43)も連名でのコメントで、「株式会社嵐」を設立したことを発表した。

【写真】「株式会社嵐」社長の四宮氏、二宮や松潤ら嵐メンバーの変装姿ほか

 嵐は2020年末をもってグループでの活動を休止し、大野以外のメンバーは個人活動を展開していた。大野は芸能活動自体を休んでおり、ファンの中には「嵐 このまま解散かな?」と心配する者も少なくなかった。

「昨年10月に二宮さんが旧ジャニーズ事務所から独立したことも、ファンを不安にさせていました。しかし今回、嵐が大野さんを含む連名で〈5人で何度も何度も話し合い、会社を設立致しました〉などとコメントを出したことにより、『嵐が「5人」での存在をまた示してくれたのが嬉しい』『活動再開近いのかな。楽しみ』といった書き込みが続出。ファンは再び“5人揃った姿”を目にできる日をずっと待っていたんです」(芸能ライター)

 新設された「株式会社嵐」の代表取締役に就任したのはメンバーではなく、弁護士の四宮隆史氏だ。四宮氏とは一体どんな人物なのか。

「慶應義塾大学経済学部を卒業後、放送番組のディレクターを経て弁護士資格を取得。株式会社CRGの代表取締役でもあり、こちらは主に脚本家や映画監督、作曲家などのエージェント会社となっています」(スポーツ紙記者)

 CRG社は、以前から嵐と仕事の関係があったようだ。たとえば、同社所属の作曲家・長岡成貢氏は2000年代の嵐の楽曲を複数手がけている。

「同じくCRG社所属の脚本家・福田靖氏も、2017年10月期に櫻井さんが主演した連続ドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の原案と脚本を担当。ちなみに、福田氏は嵐の先輩にあたる木村拓哉さん主演の『HERO』(フジテレビ系)シリーズや『未来への10カウント』(テレビ朝日系)などの脚本も手がけていて、STARTO社との関係も良好とみられます」(同記者)

 また四宮氏は弁護士資格を持っていることで、業界でもその腕を遺憾なく発揮してきた。

「映画会社『スターサンズ』の代表取締役社長も務めており、特にスターサンズが製作、配給した映画『宮本から君へ』(2019年)の助成金不交付を巡る裁判の弁護団長として知られている。四宮氏は裁判途中に亡くなったスターサンズ社長・河村光庸さんの思いを胸に逆転勝訴を勝ち取り、自らが後任社長に就任したという経緯があります。

 かつて漫画家・ヤマザキマリ氏の『テルマエ・ロマエ』(集英社)をめぐり、映画化にあたっての原作使用料が約100万円だったと判明して物議を醸した際も、四宮氏が代理人としてコメントを出しています。法律面にも精通してリスクヘッジができるという意味でも、四宮氏は今後の嵐にとって心強い味方と言えるでしょう」

「メンバーの強い決意」

「株式会社嵐」設立の経緯はどのようなものだったのか。NEWSポストセブンが四宮氏本人に質問をぶつけると、熱意あふれる回答が返ってきた。

──この度、四宮さんが「株式会社嵐」の取締役及び代表取締役に就任した経緯を教えてください。

 メンバー5人がSTARTO社と話すにあたってサポートをさせていただき、その過程で取締役就任を依頼された、という経緯です。

──四宮さんが代表取締役を務める株式会社CRG社には、過去に嵐の楽曲制作を担当した作曲家や、嵐のメンバーが主演するドラマの原案・脚本を担当した脚本家も在籍しています。今回の会社設立の経緯には、このような背景もあったのでしょうか。

 いえ、それとは全く無関係です。

──「株式会社嵐」及びグループとしての「嵐」の、今後の活動の展望や意気込みを教えてください。

「STARTO ENTERTAINMENT」という新しい会社の始動とともに、嵐の5人も主体的に活動していくという意思表明として会社を作りましたが、現時点で皆様に発表できる事はありません。決まり次第メンバーがファンにお知らせすると思います。「主体性」という言葉にメンバーの強い決意が表れている、と私は感じています。

 5人とそれをサポートする敏腕社長の、新たな船出を見守りたい。

ジャンルで探す