《女優・吉岡里帆が加入》戸田恵梨香・有村架純ら所属事務所で勃発した「プロフィール順序」問題、公式サイトに“悩みの痕跡”

吉岡里帆のプロフィール写真(本人のSNSより)

《私吉岡里帆は春から芸能事務所フラームと新しく契約しましたことをこちらで報告させて頂きます》──4月6日、女優の吉岡里帆(31)が芸能事務所「フラーム」に所属したことを自身のインスタグラムで報告した。吉岡が所属していた「エー・チーム」は4月1日に公式サイトで芸能関係業務の休業を発表。吉岡が新天地の場に選んだのは、女優のマネジメントに定評のある同事務所だった。人気女優の電撃移籍に、ある芸能プロ関係者は「吉岡さんが大変なのは、これからでしょう」と語る。

【写真】移籍先事務所のプロフィールページの現状、 「スッピン濡れ髪」で佐藤健宅に向かう吉岡、シースルーな衣装で走り乱れる姿など

 吉岡の移籍先となる『フラーム』には山口紗弥加(44)、戸田恵梨香(35)、吉瀬美智子(49)、有村架純(31)、唐田えりか(26)、田中みな実(37)らのドラマや映画で主演を務めるような女優が数多く在籍。今年2月までは広末涼子(43)も所属していた事務所として知られている。

「1998年に当時のマネージャーが、広末さんとともに独立して設立したのがフラームです。所属者はすべて女優で、各年代にバランスよく優秀な人材がそろっています。

 社長と二人三脚で成長してきた事務所にとって、“長女”は広末さんでした。その後に所属した戸田さん、有村さんなどが名実ともにトップ女優となっても、事務所ホームページの一番上には広末さんの写真があり、“フラームの顔は広末”という絶対的なポジションは変わりませんでした」(スポーツ紙記者)

 広末が『フラーム』を去った1カ月半後にやってきたのが、長年「エー・チーム」の“長女”として君臨した吉岡だった。

「京都出身の彼女は養成所時代、『エー・チーム』の社長に『看板女優になりますから、私を事務所に入れてください!』と、直談判したそうです。2012年から所属となり、NHKの朝ドラ『あさが来た』ほか数々の作品に出演し、『UR都市機構』や『日清食品』など大企業CMに抜擢され、2017年には『ブレイク女優ランキング』1位に選出されました。『エー・チーム』には、酒井若菜さん、臼田あさ美さん、松本まりかさんも所属していましたが、あくまでも事務所の“長女”は吉岡さんでした」(同前)

 だが、前出の芸能プロ関係者は、「長女・広末さんの抜けた穴を外部から来た長女・吉岡さんで埋めることは難しい」と、指摘する。

「芸能界において、どれだけ自分が事務所から必要とされているかを気にする女優は多い。例えば車です。同じ現場の場合でも先輩が事務所の車で移動したら、後輩は電車で現場へ向かうのが通例です。

 ほかにも、新しい事務所車は必然的に先輩専用となり、後輩は古かったり車内の狭い車になったりもします。事務所は先輩と後輩の差を明確にすることで、女優らに序列がわかるように示すのです」

事務所にとっての「吉岡」の序列は

 事務所にとっての“長女”とは何か。そのわかりやすい例が、事務所のホームページに掲載されるプロフィールの位置だという。

「大手事務所では看板女優やタレントのプロフィールを、もっとも目立つ最上部に配置することが多いです。人気女優を多く抱える事務所の場合は、並びを五十音順にするなど、プロフィール写真の位置に理由付けができるように工夫しています。

 今回、『フラーム』に吉岡さんが移籍すると発表され、業界関係者の中では、あれだけの人気女優がいるなかでプロフィールの順番をどうするのか。どの位置に吉岡さんを配置するのかが注目されていましたが、オフィシャルサイトを見て吉岡さんのプロフィールの配置に驚きました……」(同前)

 実際に『フラーム』のオフィシャルサイトにある所属女優のプロフィール欄《ACTRESS PROFILE》のページを確認してみた。上段左から吉瀬、戸田、有村と看板女優の名前が並び、新加入した吉岡の写真は下段の左隅に掲載されていた。再び更新すると、下段にあった吉岡の写真が先ほどの吉瀬の位置に移動していた。つまり、プロフィールページをクリックする度に全女優の写真の位置が変更される仕組みだったのだ。

「多くのトップ女優さんを抱える事務所さんですからね。プロフィール順についてはかなり考えられたのでしょう。サイトのトップページに掲載されるプロフィールはあくまでも入所順になっているようですが、プロフィールページになるとランダム表示になります。所属者の誰もが“長女”だという事務所さんのメッセージが込められているのでしょう」(同前)

 これまで旧事務所で“長女”だった吉岡を『フラーム』所属の女優たちはどう迎え入れるのか。

ジャンルで探す