Snow Man、ライブ直前の捻挫、紅白出場断念…数々の試練乗り越えデビュー2年目へ
昨年3月、念願のデビューライブ『Snow Man ASIA TOUR 2D.2D.』のリハーサルが行われていた。デビューまでの下積みが15年というメンバーもいるなか、ようやくたどり着いた一生に一度の晴れ舞台。グループの武器であるアクロバットの完成度を高め、最高のパフォーマンスを行おうと、9人が一丸となり稽古に励んでいた。しかしコロナ禍のため国内のデビューツアー全14公演、さらにアジアツアーも中止。だがその後、無観客の生配信ライブに形を変え、10月下旬に開催されることになった。
そして9月、デビューライブに向けたリハーサルが再開。構成の打ち合わせが行われた。デビューしたばかりのグループは、オリジナルの楽曲が少ないため、先輩グループの曲をパフォーマンスするのが常。だが深澤辰哉は、Snow Manの楽曲だけで公演を組み立てたいと提案する。それは自分たちの曲だけで通すことで、ずっと応援してくれているファンに、グループの歩みを一緒にたどって欲しいという思いから。メンバーたちはその提案に迷うことなく賛同した。深澤は「ありがたいことに曲をたくさんいただいていたので、Snow Manらしい、いい見せ方がきっとできる」と自信をのぞかせた。
迎えたライブ前日、会場でリハーサルが行われた。客席を埋めつくす美しい電飾や高く吹き上がる火花、さらに回転しながら移動するステージなど、Jr.時代よりはるかにスケールアップした舞台に、メンバーは「テンションが上がる」「やばい」と口々に歓声を上げる。しかし、ダンスリハーサル中に思いがけないアクシデントが発生。アクロバットの要となる佐久間大介が右足を捻挫してしまう。岩本照、宮舘涼太と共に披露するはずだったアクロバットに、佐久間は参加しないことになった。
佐久間は、本番目前でのけがについて「知られたくないですよ。いつもけがしても絶対に言わないんですよね。ファンの人とか、正直関係ないじゃないですか。お金払っているのに、こいつけがしました、みたいなの、失礼かなって」と悔しさをにじませた。さらに「メンバーがいろいろ対策を打ってくれるので、ありがたいっすよね」と感謝の思いを語った。いよいよライブ当日、長い年月を経てたどりついた悲願のステージ。彼らの、こん身のパフォーマンスを魅せる。
そして昨年末には、『NHK紅白歌合戦』初出場を辞退。年が明け活動を再開した深澤は、番組をテレビで見たと明かし「(昨年同時デビューした)SixTONESは、わざわざ出演前に『Snow Manの分まで頑張ってきます』という言葉をみんながくれて、すごくうれしかった。Snow Manの気持ちを、SixTONESは紅白のステージで一緒に表してくれたなと思った」と率直な心境を語る。デビュー2年目、数々の逆境に立たされながらも、決して諦めることなく努力を積み重ねてきたSnow Manが見る新たな景色とは――。
01/15 07:00
ORICON NEWS