なかやまきんに君「筋肉あっての自分だからこそ“筋肉を裏切ってはいけない”」筋トレ人生25年の節目に“パワー!”ワードを発表!

 元祖「筋肉芸人」として確固たる地位を築いている芸人・なかやまきんに君による初の日めくりカレンダー『なかやまきんに君の[日めくり]パワー!ワード!』(ヨシモトブックス)が、10月13日に発売された。カレンダーに掲載されているのは、きんに君がおくる31の前向きな筋肉メッセージ。また、鍛え抜かれたきんに君の撮りおろし写真も必見だ。筋トレ人生25年の節目となる2021年、きんに君が本カレンダーに込めた思いとは? 筋肉とともに歩んできたきんに君だからこその視点で、語ってもらった。

(取材・文=堀越愛 撮影=島本絵梨佳)

筋トレは人生の教科書

――日めくりカレンダーを作ることになったのはなぜですか?

なかやまきんに君(以下、きんに君):17歳で筋トレをはじめて、今年の6月で25年なんです。それから、ずっと出場していたボディビルの大会で優勝した(第29回東京ノービスボディビル選手権大会/ミスター75キロ超級)ので。そういうタイミングになります。

――コロナ禍で閉塞感のある状態が長く続いているので、消費者目線としては、きんに君さんの前向きなパワーワードを毎日見られるというのも嬉しいポイントです。

きんに君:なるほど、そうですよね。家にいる時間も多いですし、筋トレする人も多くなってますから。

――カレンダーに使われている写真はすべて撮りおろしだそうですね。特に気に入っているのはどの写真ですか?

きんに君:一番見てほしいのは、12日(背面)ですね。

――筋肉がすごくキレイです。

きんに君:良いカットが出てますね。写真はすべて、8月の東京大会(第56回 東京ボディビル選手権大会)直前に撮ってます。体脂肪を落としてダイエットしてるので、筋肉が一つひとつはっきり出てますし、血管が浮いてきたりするんです。

――筋肉的にベストな時期に撮れた写真なんですね。

きんに君:そうなんですよ。それなりに絞れて、良い感じの時期ですね。

――掲載している31のパワーワードは、きんに君さんが普段から意識している言葉なんですか?

きんに君:そうですね。僕、「筋トレは人生の教科書」だと思ってるんですよ。25年やってきて、筋トレからいろんなことを学んだんです。ここに書かれているのは、僕の筋トレ人生で学んできたことを言葉にしたものですね。

――特にお気に入りのパワーワードはどれですか?

きんに君:「筋肉の扉は自らの筋肉で開けろ」ですね。これは筋トレが続かない人に向けての言葉です。ダイエットしたいとか、かっこいい身体になりたいとか思って筋トレをはじめると思うんですけど、続けるのって楽なことではないじゃないですか。やっぱり、続く人と続かない人がいますよね。僕は、人から「あれやって、これやって」と言われるのではなく、自ら「やりたい」と思わないと続かないと思うんです。一気にいろんなことをやろうとするのではなく、少しずつでも続けていれば、いつか「次のステップに行きたい」って思えるときが来ます。これが、「筋肉の扉を自らの筋肉で開けた」ということなんです。

――なるほど。自分の意思で扉を開けるからこそ次のステップに進めるというのは、筋トレ以外でも役立つ考え方ですね。

きんに君:そうですね。筋トレだけじゃなく、仕事にも置き換えられると思います。

筋肉あっての自分

――ほかにお気に入りのパワーワードはありますか?

きんに君:「筋肉を裏切ってはいけない」ですね。「筋肉は裏切らない」っていう言葉が、流行語になったじゃないですか(「『現代用語の基礎知識』選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネート)。でも、これってなんだか“こっち目線”の言葉だなと思うんですよ。僕は、自分と筋肉を別で考えているようなところがあるんです。勝手に自分の都合で筋肉を鍛えて、負担をかけて傷付けたりしてるわけじゃないですか。それなのに「筋肉は裏切らない」って、こっち目線の勝手な考えというか……“自分が1番で筋肉はその次”みたいな考えが、僕はあんまり…と感じてしまうんですよ。

――なるほど。もっと筋肉の目線で考えよう、と。

きんに君:自分の都合でトレーニングして、(筋肉に)辛い思いをさせてるので。だから、負担をかけてる分ケアをしたり、筋肉に良い食べ物を優先的に食べたりしてるんです。そういうことをイメージした言葉が「筋肉を裏切ってはいけない」です。僕はこれまで筋肉と一緒に仕事をしてきて、乗り越えてきたので……大げさに聞こえるかもしれないですけど、筋肉への感謝の気持ちがあります。だから、1年のうち70%くらいは、毎日(筋肉を第一に考えた)同じものを食べてますね。それは自分のためでもあるし、身体のためでもあるし、筋肉のためでもあるんです。筋肉あっての自分ですから、そこまで苦じゃないですよ。

――かなり徹底されていますね。25年筋トレをやってきて、そこまで考えるようになったのはいつ頃からなんですか?

きんに君:同じものを食べるのは、だいたい7~8年前からなんですよ。(アメリカでの)筋肉留学から帰ってきたのが32歳くらいで、そのあとくらいからですね。

――では筋トレ歴の中では、まだ最近なんですね。

きんに君:食事まできっちりやるようになったのは、そのくらいですね。でも小学校の頃から、健康のことはすごく意識してたんですよ。小4の家庭科の授業で保存料や発色剤のビデオを観てから、食べ物の成分表を全部確認しはじめたり。あと、14~15歳くらいから、青汁を飲むようになりましたね。自分で電話注文して。

――今でこそ飲みやすくなってますが、当時はかなり苦かったのではないでしょうか……。青汁って、罰ゲームで飲んでいるイメージでした。

きんに君:そうですよね(笑)。芸人になってから、青汁とかセンブリ茶を飲まされることがたまにあったんですよ。わざと「苦い」とか言ってましたけど、全然嫌じゃないし、実は罰ゲームが成立してなかったんですよね(笑)。それだったら、炭酸飲料とか飲まされた方が本気で「うわ~!」って言ってたかもしれない(笑)。

――確かにそうですね(笑)。きんに君さんは、子どもの頃から実行力や継続力があるんですね。

きんに君:すべてがそうってわけじゃないですよ(笑)。ただ根本にあるのは、身体を大切にしたいっていうことですね。食事はもちろん、よく噛むとか「とにかく身体に良いものを試したい」っていう想いがずっとあるんです。

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