最年少25歳の新人議員に共演芸人が私見「メディア対応が上手じゃなかった」

29日放送の『ABEMA Prime』より

(C)AbemaTV, Inc.

 カンニング竹山がMCを務める『ABEMA Prime』が29日に放送。この日の放送では、衆議院議員選挙の小選挙区で最年少候補として注目を集めた、自民党新人の大空幸星氏が生出演。大空氏は番組のレギュラーMC、コメンテーターとして出演し、忌憚のないコメントで注目を集める中、候補者最年少の25歳で出馬。小選挙区では落選したものの、比例東京ブロックで初当選した。

 出馬を決断した理由を、大空氏は「NPOで相談窓口をやっていたけど、その活動に限界を感じた。対症療法だけをやっていても、悩みや不安を抱えている人は増える一方だと思った。また、これまでも民間の立場で政策提言してきたが、最後は政治家が決定する。実現にあと一歩手が届かない“ラストワンマイル問題”に直面してきた」と語った。

 また、大空氏は「コメンテーターという立場を通して、政治批判や社会への問題提起をしてきたつもりだったけど、ふと『なんで私は言っているだけなんだろう?』と思った。何か行動を起こさなければいけないと感じた」と話すと、竹山は「コメンテーターはメディアを通して意見したり、政治を外から見たりするという重要な役割がある」としつつも、「僕も“コメンテーターじゃ社会を変えられない”に賛成。この仕事をやりながら、『この国で社会を変えるためには、国会議員にならないとダメだな』って思う時がある」と同意。そして、「『自分が社会を変える』という気持ちがある人が立候補することは、1つの意思表示としてアリだと思っている」とコメントした。

 コメンテーターから“候補者”となった大空氏の選挙戦に対し、SNSでは「イメージが変わった」という声が上がったことに触れると、大空氏は「コメンテーターの時は、議論をすることで問題を前に進めていくことに存在意義を感じていた。僕の発言によって、時には傷つけてしまった人もいただろう。でも、公職を目指す人は自分の意見と違う人の人生や生活にも責任を負わなければならない。これを考えると、自分の思いは変わらなくても、表現方法やアプローチの手段は変わってくる」と語った。

 これに、竹山は「一個人の意見だけど、選挙期間中の大空さんはメディア対応が上手じゃなかった」と指摘。その上で、「有権者は忖度なしで話している姿を見ていたから、『立候補しても変わらないんだろう、バンバンいくんだろう』と思っていたのでは? 実際のところは分からないが、『裏に大人がいるんだろうな』『いろいろ言えない事情があるんだろうな』という風に見られてしまったところがちょっとマイナスだったのかな? と思う部分がある」と伝えた。そして、「大空さんはこれまでメディアに出演していて
慣れているわけだから、これからは政治を分かりやすく説明して、発信してくれることに期待している。大変なことがいっぱいあるだろうけど、それを唯一出来るのが大空さんなんだから」とエールを送っていた。

 『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。

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