2025年後期連続テレビ小説『ばけばけ』ヒロイン役に高石あかり 会見で「胸がいっぱいに」感動の涙

高石あかり、連続テレビ小説『ばけばけ』ヒロイン発表会見に登場

 クランクイン!

 女優の高石あかりが2025年後期放送の連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合)でヒロインを務めることが決定。29日大阪市内で行われたヒロイン発表会見では涙をこぼしながら喜びを語った。

 『ばけばけ』は、明治時代に日本国籍を取得したラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の妻・小泉セツの半生をモチーフに、急速に西洋化していく日本の中で埋もれてきた名もなき人々に光をあて、代弁者として語り紡いでいく1組の夫婦の物語を描いていく。

 脚本は『みいつけた!』(NHK Eテレ)、『デザイナー渋井直人の休日』『きょうの猫村さん』(テレビ東京系)、『撮休』シリーズ(WOWOW)などを手がけたふじきみつ彦が担当する。

 今回2892人のオーディション応募者の中からヒロイン・松野トキ役に選ばれたのは2023年放送の夜ドラ『わたしの一番最悪なともだち』(NHK総合)や映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで知られる高石。着物姿で会見に登場すると思わず感極まったようで涙を流した。

 涙のわけについて問われた高石は「小さい頃から朝ドラヒロインになるのが夢で。今回『ばけばけ』のオーディションを通して、ヒロインになりたいということと同じように、大阪のスタッフの皆さんとどうしてもお仕事がしたいという気持ちが強くて…」と説明。会見スタートの直前まで、スタッフと言葉を交わしていたそうで「今すごく実感がわいていて、皆さんの温かい表情に胸がいっぱいになりました」と語った。そして「朝ドラヒロインとして、見てくださる皆さんに、温かい気持ちになってもらったり、寄り添えるような作品になれるよう頑張ります」と意気込みをあらわにした。

 連続テレビ小説のヒロインオーディションに、本作を含めて3回チャレンジしたという高石は「今回は“自分がヒロインになれるはずがない”と思ってオーディションに挑んでいたので、まさかこうしてご縁があるということが本当に嬉しいです」とコメント。会見の中で、高石が過去に2022年度後期放送の『舞いあがれ!』と2025年度前期放送予定の『あんぱん』のヒロインオーディションに参加していたことも明かすと、脚本担当のふじきは「出会えて良かったです、本当に」と感慨深げに語っていた。

 連続テレビ小説『ばけばけ』は、NHK総合ほかにて2025年秋より放送。 

※高石あかりの「高」は正式には「はしごだか」

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