『愛なんていらねえよ、夏』『砂の塔〜知りすぎた隣人』、トルコでドラマ化の可能性 作品開発契約を締結
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TBSドラマ『愛なんていらねえよ、夏』(2002年)と『砂の塔〜知りすぎた隣人』(2016年)が、トルコでの現地放送を目指し、作品開発が開始されることになったことが発表された。
2018年に設立され、世界中のIPや企画をトルコの制作会社に紹介し、トルコの視聴者向けのリメイク企画成立に貢献している「HECE Medya」を介し、TBSがトルコの制作会社「FABRIKA YAPIM」と、TBSドラマ『愛なんていらねえよ、夏』『砂の塔〜知りすぎた隣人』2作品のリメイクオプション契約を締結。この契約により、両作品はドラマ大国トルコでの現地放送を目指し、作品開発が開始されることになった。
『愛なんていらねえよ、夏』は、ヒットメーカー・堤幸彦が演出を手掛け、渡部篤郎&広末涼子が主演し、話題を呼んだ異色のラブストーリー。脚本はラブストーリーに定評のある龍居由佳里が担当。金だけを信じる冷徹な売れっ子ホストと、父親から愛情を受けずに心を閉ざした盲目の令嬢が、次第に愛の存在に気付いていく物語が反響を呼んだ。本作のトルコにおけるリメイクオプション契約は2社目。すでに韓国では映画およびドラマ化された実績があり、今度こそトルコ現地版放送が実現するのか、今後の動向に注目が集まる。
一方、『砂の塔〜知りすぎた隣人』は、セレブたちが独自のルールで支配するタワーマンションに引っ越した主婦と主人公を不気味に監視する謎の隣人…彼女の周りで起きる謎の連続幼児失踪事件を描いたオリジナルサスペンスドラマ。菅野美穂が主演し、池田奈津子が脚本を担当した本作は、最後まで目が離せない展開が視聴者の間で話題となった。
2作品のリメイク権を獲得したトルコのFABRIKA YAPIMは、2015年に設立され、トルコの視聴者の共感を呼ぶ作品を多数制作してきた実績を持つ会社だ。FABRIKA YAPIMのCEOであるOner Arslanelは、「今回TBSと協業できることに大変興奮しています。『愛なんていらねえよ、夏』及び『砂の塔〜知りすぎた隣人』の2作品は女性がリードする力強い物語であり、トルコの視聴者の深い共感を呼ぶと信じています。本契約をきっかけに、今後もTBSと一緒に、さらに多くの感動的な作品をトルコの視聴者に発信していくことを楽しみにしています」と述べている。
また、本契約のパートナーであるHECE MedyaのCeren Ergenekonは、「TBSグループの多くの影響力のある作品をトルコの人々に紹介するのを楽しみにしています。FABRIKA YAPIMのユニークなストーリーテリングの手法と、TBSの巧妙に作りこまれた物語の融合はトルコ、そして世界中の視聴者を魅了すると思います。今回2社の協業をサポートできたことを大変喜ばしく思っております」とコメント。
TBSグローバルビジネス局グローバル営業開発部長・深井純は、「今回HECE Medyaを通じて、FABRIKA YAPIM社との契約が成立したことを大変嬉しく思います。ドラマ大国トルコでTBSの人気ドラマの現地版が放送される日を心から楽しみにしております」と語っている。本契約が、ダイナミックで革新的なストーリーテリングで知られるトルコのテレビ業界への進出の足掛がりとなるのか、期待が寄せられている。
10/28 10:00
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