『シビル・ウォー アメリカ最後の日』藤井道人、ひろゆきら総勢30名から絶賛コメント到着! ファイナル予告解禁

映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』本ポスタービジュアル

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 A24製作、アレックス・ガーランド監督の映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』より、藤井道人(映画監督)、ひろゆき(西村博之/元2ちゃんねる管理人)ほか著名人総勢30名の絶賛コメントが解禁。あわせて、絶賛コメントに溢れたファイナル予告が公開された。

 今や世界を席巻するA24が、史上最大の製作費を投じ、アメリカで起きる内戦を描く本作。メガホンを執ったのは、『28日後…』で脚本を担当し、長編デビュー作『エクス・マキナ』で第88回アカデミー賞(R)視覚効果賞を受賞する快挙を果たしたアレックス・ガーランド。3月のサウス・バイ・サウスウエストにてプレミア上映されると絶賛の声が相次ぎ、公開前からSNSを中心に大きな話題に。世界71の国と地域(7月18日時点)で公開を迎え、2週連続で全米1位を獲得した。

 このたび解禁されたファイナル予告は、「2024年最大の問題作、遂に上陸―」というナレーションから始まり、映画監督である藤井道人の「圧倒された」というコメントや、藤原ヒロシの「最高傑作!」といった絶賛の声が音楽に合わせて続々と綴られていく。大統領選を映画公開の約1ヵ月後に控えた今、漫画家の花沢健吾も「現実が近づいている」、ライターのISOも「明日、起こり得る世界の崩壊」とコメントしており、日々薄くなっていく本作と現実の境界線について触れる。映像の終盤には、数々の報道を届けてきたフリーアナウンサーの武田真一も「背筋が凍る」と述べており、映画の恐ろしさもストレートに伝わる映像となっている。

 NYから大統領が立てこもるホワイトハウスへ向かう4人のジャーナリストの旅路。「この国はもうダメだ」「記者は全員射殺されるぞ」などと言った衝撃的な台詞も出てくるほどに壮絶な戦場と化したアメリカで、ジャーナリズムの力を信じ、銃弾の飛び交う中、命をかけて大統領の元へ向かう記者たち。<“最前線”での体感>に期待の高まるファイナル予告となった。

 また、総勢30名に及ぶ各界著名人からコメントが到着した。こがけん(芸人)は、「オーマイガー! 宇宙人や巨大モンスターと戦うアメリカを観てきた自分にとって、NYとワシントンD.C.で繰り広げられる人間同士の戦闘がどれだけショッキングだったか!」、武田真一(フリーアナウンサー)は「リアルな戦争映画は数多くあるが、本作の『リアル』はそれらとは一線を画す」、田原総一朗(ジャーナリスト)は「戦争には良い戦争も悪い戦争もない。戦争を起こさない為には悲惨な現実を残さなくてはならない」、花沢健吾(漫画家)は「現実が映画に近づいている恐怖を是非味わって欲しい」。

 ひろゆき(西村博之/元2ちゃんねる管理人)は、「『メディアは分断の先にある内戦を止める力はあるのか?』というテーマで、アメリカの内戦を描くことで、この映画自身もアメリカの分断を止めることが出来るのか?という2重構造の映画」、藤井道人(映画監督)は「どう形容しても陳腐に感じてしまうほど、圧倒された。『今』を感じる力と、平和を願う思いからこれほどのエネルギーを閉じ込めた映画が出来るなんて」、藤原ヒロシ(音楽プロデューサー)は「最高傑作!」。

 森達也(映像作家)は「とにかく音がすさまじい。ほとんどホラーだ。でも相手はゾンビでもゴーストでもなく同じ人間だ。観ながらきっとあなたは思う。なぜここまで冷酷で無慈悲になれるのか。でもそれが人間なのだ」、渡部陽一(戦場カメラマン)は「“選択肢を持っておくこと”。戦争報道における危機管理体制の原点を再確認しました。モノクロフィルムカメラを使っているシーンが忘れられません」とそれぞれコメントを寄せている。

 映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』は、10月4日公開。

※各界著名人のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■青山和弘(政治ジャーナリスト/元日本テレビ政治部次長兼解説委員)

 ジャーナリストってどんな仕事なのかと聞かれれば、責任感と功名心と野次馬根性の入り混じった泥臭い仕事だと答える。そんなに格好いい仕事じゃない。私は普段、戦争を伝えるジャーナリストではない。ただそんな私でも、アメリカの分断で内戦が勃発するという究極の局面に直面したら、危険を顧みずに戦争の現状を伝えたいと思うだろう。この仕事を選んだ人間が持つこの熱情この映画の圧倒的な迫力とリアリティの中で、私は忘れかけていた思いが湧き上がった。そして皆さんはこの映画に出てくるジャーナリストたちの姿を見て、大げさだろうと思いましたか? いやこの泥臭さと冷酷さ無鉄砲さがジャーナリズムなんです。戦争の現場でなくても、何かの感情を置き忘れないと、できない仕事なんです。

■ISO(ライター)

 明日、起こりうる世界の崩壊をジャーナリストの眼を借り目撃する緊迫の109分。出所も理由も正体も分からない憎悪と殺意に飲み込まれていく絶望の余韻がいまだ頭の中で響き続ける。ヘイトスピーチが溢れる現在、そこに広がる惨事を「あるわけない」と受け流せないことが何より恐ろしい。

■伊藤さとり(映画パーソナリティ・映画評論家)

 これは戦争映画というより、集団心理の恐怖映画だ。銃の使用を認められた世界では特殊な思想の持ち主と遭遇しただけで悲劇が起こる。そんな狂気の世界で、カメラを盾に命がけで真実を伝えようとする彼女達の信念に突き動かされて見届けた109分。これを作った意味はなんなのか。いや、間違いなく私達愚かな人間への戒めなのだ。

■岩田明子(ジャーナリスト)

 世界各地で深まる分断、国際秩序の崩壊、溢れるフェイクニュース…。この映画は、戦場ジャーナリズムの視点から、国際社会の現状をあぶりだし、ジャーナリズムの使命を強烈に突き付ける。国内政治の権力闘争や国際政治におけるリーダー同士の熾烈な駆け引きを現場でつぶさにウォッチしてきた者として、命がけでジャーナリズムのバトンを渡していく姿が脳裏に焼き付けられた。

■奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)

 観客が放り出されるのは、出会う人すべてが敵か味方か区別のつかない戦場。誰もが自分側の正義で相手を「こちら」と「あちら」に選別し、瞬時に撃ってくる。その緊張感に不思議と覚えがあった。映っているのはまるで私たちではないか。

■鎌田靖(ジャーナリスト)

 アメリカ大統領選について専門家がもっとも恐れているシナリオは、トランプ候補が僅差で敗退し暴徒化した支持者による議事堂襲撃事件が再来することだという。その先に待ち受けているのが、この映画が描く悪夢のようなアメリカなのか。

■こがけん(芸人)

 オーマイガー! 宇宙人や巨大モンスターと戦うアメリカを観てきた自分にとって、NYとワシントンD.C.で繰り広げられる人間同士の戦闘がどれだけショッキングだったか! 戦場カメラマンたちの目線で描かれる、グロテスクなまでにリアルなディストピア・ロードムービー。壊れゆく〝アメリカ〟でジャーナリストであろうとする彼らの葛藤と生き様に心震えた!

■Yuki Saito(映画監督)

 興奮、成長、狂気…戦争の音や匂いを感じる距離感にいる戦場カメラマンと共に続く109分の旅。センス溢れるビジュアルや音楽に彩られたフィクションと、ドキュメンタリーのようなリアリティの狭間にある映画の世界へ没入しました。

■SYO(物書き)

 これは現実ではなく映画だ。少なくとも今は…そう言い聞かせないと崩れてしまう程の錯覚。この傷と絶望を生涯忘れられない確信がある。時代の負から生まれ、次代に渡る警鐘の遺産。

■杉山すぴ豊(アメキャラ系ライター)

 赤眼鏡の男はここ数年で最も怖いと思ったキャラ。社会の分断はゾンビの発生や宇宙人の侵略、巨大怪獣や天変地異よりも恐ろしく、街を壊し、人々の精神をむしばむのだ。劇場で体感するエンタメであり、感情で対処する問題作だ。

■武田真一(フリーアナウンサー)

 リアルな戦争映画は数多くあるが、本作の「リアル」はそれらとは一線を画す。まさに背筋が凍るような「リアル」だ。NYに黒煙が立ちのぼり、DCで砲弾が飛び交う。見慣れたアメリカの風景の中で繰り広げられる破壊と殺戮が、近未来の現実のように感じられるのだ。随所に描かれる「分断」。同胞に銃口を突き付け、「おまえはどんなアメリカ人だ?」と問う男もまた、いまどこかの街で普通に暮らす市民の明日の姿かもしれない。キルステン・ダンスト、ケイリー・スピーニーらが演じるジャーナリストたちの、切なくスリリングなロードムービーとしても楽しめる。この映画が単なる絵空事となることを願わずにいられない。

■立岩陽一郎(InFact編集長)

 これはアメリカが陥ろうとしている社会の黙示録なのかもしれない。主人公はジャーナリストたちだが、実は英語の本当の主人公は、彼らが体験する分断されたアメリカそのものだろう。更に言えば、トランプ元大統領も主人公かもしれない。勿論、彼は映画に出てこないが、この映画に説得力を与えるのが、2021年1月6日、大統領選挙の結果を覆そうとしてトランプ氏の支持者が議会を襲った事件だ。仮に、その結果トランプ氏が再選されていたら? 映画は現実になっていたかもしれない。そして、その可能性は消えているわけではない。

■田原総一朗(ジャーナリスト)

 かつてアメリカは南北戦争があった。現在、米国は激しく分断されていて南北のようなわかりやすい境界線ではなく分断ですぐにもこういう戦争が起きるかもしれない。映画は内戦になっている理由などは省いて戦争の悲惨さをストレートに描き見せている。戦争には良い戦争も悪い戦争もない。戦争を起こさない為には悲惨な現実を残さなくてはならない。戦場カメラマンと若手カメラマンを中心に描いていて、非常にダイナミックで迫力ある映画。

■DIZ(映画アクティビスト)

 今年1番の衝撃映画体験...! 息をするのも忘れるほどの没入感とただならぬ緊張感はIMAXならでは。強制的に戦場に放り込まれてしまうような凄まじい臨場感と恐ろしさに打ちのめされすぎて、エンドロールは震えが止まりませんでした。

■トラウデン直美(モデル・タレント)

 分断されたアメリカで身の危険を顧みず、紛争を追うジャーナリストたち。それは正義のためか、名誉のためか、衝動か。あまりに暴力に鈍感になった人々はその先に何を求める。「お前はどんなアメリカ人だ?」と聞かれる場面は胃がキュッと握られる感覚だった。分断の進む世界で、私だったらどんな何人でいるのだろう。

■中井圭(映画解説者)

 利己的で野心に満ちたこの残酷な世界では、優しさが命取りになり他者の踏み台となる。アレックス・ガーランドの視点は、神の俯瞰から人類の所業を見つめる端正な美しさと異様な冷酷さで、愚かな我々を突き放す。

■花沢健吾(漫画家)

 アメリカの映画はなんだかんだで大統領を中心に国民がまとまって試練に立ち向かうが、本作ほど大統領の権威が低下した作品は観たことがない。そして今、現実が映画に近づいている恐怖をぜひ味わって欲しい。

■ひろゆき(西村博之/元2ちゃんねる管理人)

 「メディアは分断の先にある内戦を止める力はあるのか?」というテーマで、アメリカの内戦を描くことで、この映画自身もアメリカの分断を止めることが出来るのか?という2重構造の映画。

■藤井道人(映画監督)

 どう形容しても陳腐に感じてしまうほど、圧倒された。『今』を感じる力と、平和を願う思いからこれほどのエネルギーを閉じ込めた映画が出来るなんて。素晴らしい体験をありがとうございました。

■藤原ヒロシ

 最高傑作!

■前嶋和弘(上智大学教授)

 「内戦(シビル・ウォー)」の苛烈な世界を生き急ぐ戦場ジャーナリストたち。移動手段が車しかない状況で、ワシントンに向かうわずかな時間を全速力で進む中、不可避となった別れ。記者たちの冷徹な目と抑えきれない感情。そして目の前の歴史的な瞬間――。この映画は、狂気なまでの分断状況となってしまった今のアメリカのほんの少し先にあるリアリティショーだ。11月の大統領選挙の結果はあまりにも大きい。

■舛添要一(国際政治学者)

 米大統領選、トランプvsハリスの対決は分断されるアメリカを象徴。第2次南北戦争勃発の可能性はゼロではない。これは、2021年1月6日の議会襲撃事件の行き着く先を示す衝撃的な映画だ。

■松野良一(中央大学教授)

 「お前はどういう日本人なんだ?! 意見や考えの違う者は容赦なく殺す!」と問い詰められているような恐怖感。SNS時代に生み出される「分断」は「破滅」へとつながることを示す衝撃的かつ黙示録的映画だ!

■山口真由(信州大学特任教授)

 記者たちが前線に近づくにつれ緊迫がいや増し、ついには目を逸らしたくなる。だがその実一瞬たりとも目を離せなかった。この想像を絶する非日常がなぜこんなにもリアルに胸に迫るのだろう。

■三浦瑠麗(山猫総合研究所代表/国際政治学者)

 統治完全崩壊。安全装置が外れ、本性が剥き出しになる。そのとき人間はいったい何をするのか。本作を「相手陣営」がもたらす恐怖への警鐘と思うなかれ。目撃者も非当事者ではいられない。

■宮戸フィルム(おミュータンツ/芸人)

 記者たちが対象に向けるレンズは彼らにとっての銃口であり、そこで捉えた真実という光が闇を撃ち抜いていく。昨今の社会情勢が絡む重そうなストーリーでありながら、クソカッコイイ、カット! クソカッコイイ、音楽! アレックス・ガーランド監督のセンスに脱帽! 天才すぎて悔しい! もういい!?

■モーリー・ロバートソン(タレント・ジャーナリスト)

 暗い。そしてひたすらおもしろい。CNNのシニア・ライターは長文の記事でこの映画の大ヒットを「アメリカの民主主義を徐々に崩壊させかねない風潮」と警告。映画の中で起きていることはいずれ本当に…なるのだろうか? アメリカの物語ですが日本でもいくつかの歴史的なステップがあれば実現しそうな「ヤバみ」が満載の映画です。

■森達也(映像作家)

 とにかく音がすさまじい。ほとんどホラーだ。でも相手はゾンビでもゴーストでもなく同じ人間だ。観ながらきっとあなたは思う。なぜここまで冷酷で無慈悲になれるのか。でもそれが人間なのだ。

■よしひろまさみち(映画ライター)

 善悪を問う戦争ではなく「今起こりうる戦争映画」という新たなジャンル。その代表となる、なんと皮肉でタイムリーな問題作だ。人の理性を徹底的に破壊する戦争に、何も意味はないことを見事に描き切る。

■渡部陽一(戦場カメラマン)

 “選択肢を持っておくこと”。戦争報道における危機管理体制の原点を再確認しました。モノクロフィルムカメラを使っているシーンが忘れられません。

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