フジ退社の渡邊渚さん、PTSDを公表「生きているのが辛くて、身も心もボロボロでした」

　8月末にフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さんが、1日に自身のインスタグラムを更新し、「PTSD（心的外傷後ストレス障害）」を患っていたことを明かし、専門的な治療が終了したことを報告した。

　渡邊さんは「長く向き合ってきた病気の専門治療が、予定より少し早く終了しました。やっといろんなことが終わって、ホッとしています」と心境をつづり、これまでに消化器内科や皮膚科、膠原病科などさまざまな医療機関にお世話になってきたことを振り返った。中でも、「長い時間をかけて治療した原因は、【PTSD 心的外傷後ストレス障害】を患っていたからです」と公表。

　PTSDについては「生命を脅かされるような出来事によって引き起こされる精神疾患」と説明し、「フラッシュバックや回避・解離、過覚醒、パニック発作など、様々な症状がありました。この1年4ヶ月、生きているのが辛くて、身も心もボロボロでした」と振り返った。

　また、退院後の日常に戻る過程についても、「できなくなったことと向き合わなければならず、本当にしんどかったです」と述べ、特に今年の5月から6月にかけてはパニック発作がひどかったことを告白。乗り物に乗ることや、多くの人が集まる場所に行けるかなど、小さな目標を立てて毎日挑戦を繰り返し、少しずつ回復していったと明かした。そして、「先日PTSDの専門的な治療(持続エクスポージャー)が終わり、やっと日常生活に不安がなくなって、笑顔で過ごせるようになりました」と回復を報告した。

　さらに、療養中にSNSを通じて多くの人から支えられたことにも感謝の気持ちを表し、「たくさんの方がSNSを通じて支えてくださり、パワーをいただきました。本当にありがとうございました。これからは私がパワーを送る番です！　私はこれからもずっと、病気と闘ったり、生きづらさを感じたりしている方たちの味方です」と力強いメッセージを送った。

　休養期間を振り返り、「この1年4ヶ月、何事もなければ普通に過ごせていた日常を手放さざるを得なくなり、同世代より少し遠回りしてしまったかもしれないけど、遠回りしたから見えた世界があって、私は生まれ変わっても私になりたいと思えるほど強くなれました」と、自身の成長を語った。今後については、「自分のペースで、幸せを感じながらお仕事できればと思っています。今後ともよろしくお願いいたします」と結んだ。

引用：「渡邊渚」インスタグラム（@watanabenagisa_）