刑務所慰問65年・杉良太郎「特徴ある製品を刑務所ごと競い合う。画期的なものを」、“一所逸品運動”提唱
法務省特別矯正監を務める歌手で俳優の杉良太郎が23日、東京・東京国際フォーラムガラス棟で開幕した第64回全国矯正展(全国刑務所作業製品展示即売会、24日まで)に出席した。
「再犯防止を支える人たち~職業訓練と就労支援」がテーマ。昨年から同所に会場を移し、さらに、売り場スペースを1.5倍に広げた。杉は矯正支援官のEXILE・ATSUSHI、コロッケ、桂才賀らと、刑務所作業製品・職業指導製品を視察した。
15歳から刑務所慰問を続ける杉は「昨年度は来場者が記録的でした。けれども、お買い上げになった方が少なかった…という報告を受けております。足を運んで頂いたからには、できるだけ買って頂いて、受刑者、関係者の励みになるように応援してやって頂きたいと思います」とあいさつ。「今日まで65年間、刑務所と共にやって参りました。非常に珍しい男でございます。『再犯防止』という意味におきましても、受刑者がどのような知識、資格を取って出所していけるか(が重要)」と力を込めた。
これまで提唱を続けてきた「一所逸品」運動を、今年から同展に取り入れた。「特徴のある製品を、刑務所ごとに作って頂いて競い合うというもの。そういった意味では、これから出てくる製品には画期的なものがあるのではないか」と期待。「矯正支援官の皆さんの力を借りつつやっている。再犯防止のために、皆さまのお力も借りたいと思います」と話した。
11/23 11:20
スポーツ報知