JT杯、24日に決勝 渡辺明九段「5年分の思いを乗せて臨みたい」
24日に行われる第45回将棋日本シリーズJTプロ公式戦決勝を前に、東京都内のホテルで22日、決勝を戦う渡辺明九段と広瀬章人九段らによるトークイベントが開催された。
両者5年ぶりの決勝戦は、5年前と同一カードとなった。2019年以来4回目の優勝を狙う渡辺は「5年ぶりの大舞台をかみしめ、5年分の思いを乗せて対戦に臨みたい」と意気込んだ。
準決勝で前回大会優勝の藤井聡太七冠を破り、初優勝を目指す広瀬は「今回決勝戦を舞台に戦うことをうれしく思います。準決勝では藤井JT杯覇者との戦いとのことで、終局後、いろいろな方から久しぶりにご連絡をいただき、注目度の高さを感じました。奇しくも私の5年ぶりの決勝戦が5年前と同じ相手となる渡辺九段ということで、皆様に満足していただける将棋を指せるようがんばりたいと思います」と語った。
大切にしている時間には広瀬は「一人の時間」と答え、「4歳になる子供がおり、決して家庭にいるのがいやというわけではないのですが(笑い)ふとした時間が必要だなとアンケートに答えた3月の時点では思っていました。ひとりの時はサッカーを見るか、Mリーグを見るかです」と明かした。
一方、スポーツ観戦をあげた渡辺は今期JT杯の広島大会の際にもマツダスタジアムに足を運んだという。「自分はヤクルトファンで、マツダスタジアムでヤクルトが試合をするのは年に4回ぐらいなんですが、ちょうどJT杯にぶちあたるというのはきっと誰かがそうしてくれたのかな…と(笑い)3月4月ぐらいから広島大会に出ることは決まってたので、その段階でチケットをとりました」と盤外での用意も周到だったようだ。
11/22 21:36
スポーツ報知