井上瑞稀＆橋本涼、デコチャリで爆走＆宙乗りも「最高の気分！」「皆さんの人生は“太く長い”こと祈ってます」

　ジュニアの「ＨｉＨｉ　Ｊｅｔｓ」の井上瑞稀と橋本涼が５日、東京・新橋演舞場でダブル主演舞台「劇走江戸鴉（がらす）～チャリンコ傾奇組（かぶきぐみ）～」（２７日まで同所、大阪・松竹座＝１１月２～１０日）初日公演に出演した。

　メンバーとして活動を共にした高橋優斗が今月１日をもって事務所を退所直後の上演となったが、しんみりした空気は一切なし。冒頭から、電飾を施した“デコチャリ”で縦横無尽に舞台を爆走し、満席の会場から大歓声を浴びた。

　江戸時代を舞台に、世直しのため若者たちが自転車を駆使して正義のために奔走する物語。ふたりは本格的な殺陣や、前代未聞の自転車の宙乗りで驚かせ、ジュニアをけん引する“はしみずコンビ”の底力を発揮してみせた。

　井上は「いよいよ幕が開くことをうれしく思います」と歓喜。江戸っ子役を好演し「約１か月半の稽古期間の中で、所作や言葉遣いなど初めてのことに苦戦することもありましたが、成長を実感しながら楽しく稽古を重ねてきました」と充実感をのぞかせた。

　橋本は事務所主催以外の舞台初出演で、憧れだった宙乗りに挑戦し「本当に光栄。芝居の気持ちを乗せて、そこから見える客席の景色は格別です！」と喜びもひとしおの様子。「数々の先輩方が立たれてきた伝統のある新橋演舞場と大阪松竹座で、恥じる事のないよう精進してまいります」と完走を誓った。

　カーテンコールでは鳴りやまない拍手の中、橋本は「さいっこう（最高）の気分ですね！」とシャウト。「本当に皆さんに支えていただいて稽古期間も本番も、すっごい楽しいです」ととびきりの笑顔をみせた。

　井上も「まずはほっとしています。ここから全４２公演走りきりたい。江戸鴉は“太く短く”生きましたけど、皆さんの人生は“太く長い”ことを祈っております」とファンに熱くメッセージを送っていた。