坂東玉三郎、監修と六条御息所役の「源氏物語」は「これからの歌舞伎を担う染五郎さんを相手に勤めることに意義」
歌舞伎俳優の坂東玉三郎と市川染五郎が2日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた「錦秋十月大歌舞伎」(26日・千秋楽)の夜の部「源氏物語 六条御息所の巻」に出演した。
千年の長きにわたり日本人に愛される「源氏物語」。紫式部による作品の中から、光源氏とその妻・葵の上、六条御息所の三者の恋愛模様を「六条御息所の巻」として新たに描く。六条御息所が葵の上に抱く激しい嫉妬、凄艶(せいえん)な女心の模様、かなわぬ恋の哀切…。美しく、そしてはかない「源氏物語」の世界が歌舞伎座で展開される。
監修と六条御息所役の玉三郎は「『源氏物語』の中でも芝居にして面白いのが六条御息所役のくだり。これからの歌舞伎を担う染五郎さんを相手に勤めることに意義を感じています」と染五郎に期待を寄せる。光源氏役に初めて挑む染五郎は、9月の「妹背山婦女庭訓 吉野川」に続き、玉三郎と共演。「日々、刺激を受ける、貴重な経験をさせていただきました。今月はまた違った視点からご指導いただけることが楽しみです」と話している。
10/02 23:51
スポーツ報知