「木村拓哉さんへの応援歌」山下達郎が映画「グランメゾン・パリ」で新曲提供…作品宣伝の際に使用予定

「グランメゾン・パリ」の応援歌を書き下ろした山下達郎

 歌手の山下達郎(71)が、12月30日に公開される俳優・木村拓哉(51)主演の映画「グランメゾン・パリ」(塚原あゆ子監督)の応援歌を書き下ろしたことが26日、分かった。

 新曲「Santé」は、山下にとって2023年1月期に放送されたテレビ朝日系ドラマ「警視庁アウトサイダー」の「LOVE’S ON FIRE」以来、約2年ぶりとなるドラマや映画への楽曲提供。今回は主題歌でも挿入歌でもなく「応援歌」の位置付けで、作品を宣伝する際に使用される予定だという。タイトルはフランス語で「乾杯」の意味。料理のために妥協一切許さない劇中の料理人に対するリスペクトが込められている。

 山下は19年に放送された今作の前日譚(たん)であるTBS系日曜劇場「グランメゾン東京」でも主題歌「RECIPE」を提供。03年に放送された同局系ドラマ「GOOD LUCK!」以来、16年ぶりとなる木村とのタッグが話題を集めていた。

 今作の舞台はフランス料理の本場・パリでオープンした新店舗。アジア人初のミシュラン三つ星を獲得するために木村演じるシェフ・尾花夏樹の奮闘する姿が描かれる。

 同曲について伊與田英徳プロデューサーは「達郎さんの曲なくしては成しえないと思いまして、思い切ってお願いしました。『Santé』を聴いた時、尾花が仲間たちと一緒にパリで鼓舞する様子にマッチしていて、すてきな気持ちになりました」。山下は「尾花夏樹、そして木村拓哉さんへの応援歌。最小限の音数に、無限の気持ちを込めて」とコメントした。

 〇…27日から、同曲を使用した90秒の最新予告映像が解禁される。異国での挑戦で多くの困難を前にしても「三つ星の扉を全員の力でこじ開ける」という強い信念を持ち、尾花を中心としたチームが一つになっていく絆と情熱が感じられる予告映像となっている。

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