「Moi(やあ)!」三谷幸喜監督、作品内で結んだフィンランドとの縁 「ヘルシンキ国際映画祭」で最新作が海外初上映

ヘルシンキの街並みをバックに記念撮影する三谷幸喜監督

 三谷幸喜監督(63)が24日(日本時間25日)、フィンランド・ヘルシンキで「ヘルシンキ国際映画祭」に参加し、最新監督作「スオミの話をしよう」(主演・長澤まさみ)を海外初上映した。

 本作は、長澤演じる主人公の名前「スオミ」が同国語で「フィンランド」を意味することや、長澤らがエンディングでヘルシンキ―と歌い踊ることを縁に、同映画祭に特別招待された。

 現地最古の映画館での上映チケットは即完売。上映前に三谷監督は「Moi(やあ)! 皆さまに見ていただけるのは本当に幸せです」などと同国語であいさつした。満席の会場はミュージカルシーンで爆笑に包まれるなど盛況で、監督は「喜んでいただけてほっとしています」と笑顔を見せた。

 本作は、失踪したスオミの新旧5人の夫が集結するミステリー・コメディー。日本では13日に封切られ、公開12日間で観客動員数83万人、興行収入11.4億円を突破している。

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