笑福亭鉄瓶、東名阪で独演会 得意のノンフィクション落語は「一般の方の、波乱万丈な人生をご紹介したい」

本紙インタビューに応じた笑福亭鉄瓶

 落語家の笑福亭鉄瓶(てっぺい、46)が10月11日に大阪の天満天神繁昌亭、同19日に東京の座・高円寺2、11月16日に名古屋のメニコンANNEX HITOMIホールで独演会を開催する。

 笑福亭鶴瓶(72)のフリートーク「鶴瓶噺(ばなし)」に憧れ、2001年に12番目の弟子として入門。21年から始めたノンフィクション落語が好評で、上方落語界の有望株として注目されている。ノンフィクション落語とは、鉄瓶自らが題材を見つけて取材を重ねて落語に仕上げるもので「普段はスポットライトの当たらない一般の方の、波乱万丈な人生をご紹介したい」。第4弾となる今回の新作は、群馬県の祖父と孫を題材にしている。

 独演会はフリートーク、ノンフィクション落語、古典落語「らくだ」という構成。鶴瓶の「すごく平和な穏やかな笑い」にほれ込んだ鉄瓶は入門当初は前説や漫談を行い、4年目から本格的に落語を始めて20年。「聞いていただくと、師匠に『似てるな』と思うはずです。憧れて、ずっと見続けているわけですから。今後も上方落語に貢献できる落語家でありたい」と力を込めた。

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