古舘伊知郎 「しょうがないよ…」と娘に落胆された結婚式の思い出

古舘伊知郎が文化放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNews CLUB』に出演。著書『MC論』の中で“2秒笑って黙る間合いの達人”と評している、田村淳のMCとしてのポジショニングやトーク術を絶賛した。「結婚式の司会をする時に気をつけることは?」というリスナーからの質問には、自らが娘の結婚式の司会をした際の体験談を交えつつアドバイスを送った。

ロンブーの淳は口数の少ない田原総一朗!?

田村淳がしゃべり出す前の1.5~2秒の間のニコっとする微笑み、このちょっとした間がトークの前の序章になっていると賞した古舘。淳が司会を務めた討論番組での“回し”にも感心したという。

司会として主張し過ぎずに個性を消しつつも、周りの状況をしっかり把握して、時おりプールの監視員がピーっと笛を鳴らすように「もっとしゃべって」「話をちゃんと聞いてないよ」など的確なフリを入れる淳のMCのスタンスを、古舘はこれからの時代にハマってくると賞賛。

「僕は口数の少ない田原総一朗だと思いました。田原さんはジャーナリストだから自分を出すじゃないですか。そこから臭みを取ると淳さんになるだと思った。これから硬軟織り交ぜていろんな司会ができますよね。楽しみです」と語った。

これに対して、司会として引き過ぎると自分の色が出せない、という悩みを語った淳。「司会として自分の色を出すときは、どういう色がいいですか?」と質問した淳に対して、古舘は「硬い政治の話をするときは、自分の思ったことをポンポンとちょっと多めに出せばいいし、柔らかいバラエティをやるときだったら、ツッコミがうまいんだからガっとツッコミを出せばいい。じゅうぶん、色は出せると思う」とアドバイスを送った。

かしこまった司会から脱線することが結婚式では大事!

結婚式の司会を務めることに不安を感じているリスナーからの「どんなことに気をつければいいですか?」との質問に対して古舘は、まずは楽になるために今持っている不安をそのまま伝えればいいと回答。

「お集まりの方々、大変つたない司会でございます。昨日それでも自我が強いので、水割りでも飲みながら今日の構想を練りました。一杯、二杯、三杯……だんだんいい気持ちになって寝てしまいました。ダメかもしれません」という即興の挨拶を例に挙げ、周りの期待値を下げて、自分が楽になってリラックスすることが重要だと語った。

「新郎か新婦のお友だちというのを前提で、悪態をついたりして司会から逸脱していくとウケますよね」と続けた古舘。現在のカジュアルになった結婚式では、かしこまった状況のなかでも、どこか砕けた部分があると周りの雰囲気も和むそうだ。

実際に、娘の結婚式で父親の席に座るのが恥ずかしくて司会をやらせてもらったという古舘は、冗談を飛ばしたり、自分の花束贈呈を実況中継したり、司会から脱線して自分のウケに走ったところ、しっかりウケたという。

そのおかげで泣かずにもすんだそうだが、娘に司会の感想を聞いたところ「しょうがないよ……」とひと言かえってきたそうである(笑)。

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