下半身麻痺公表の、ひろみちお兄さん 現在の姿に「泣いてしまった」「心から尊敬する」

『人生100年時代』といわれるほどに平均寿命の延びた、現代日本。

しかし、その100年間を健康な状態で過ごせるかは分かりません。年齢を重ねるごとに、人の身体は自然と変化してしまうものです。

また、いわゆる『現役世代』と呼ばれる働き盛りの年齢でも、自分の身にいつ何が起こるかは、誰も予想できないでしょう。

『ひろみちお兄さん』佐藤弘道、下半身麻痺公表後初のテレビ出演

教育番組『おかあさんといっしょ』(NHK)で第10代の『体操のお兄さん』を12年間勤め、『ひろみちお兄さん』の愛称で知られるタレントの佐藤弘道さんも、不測の事態に襲われた1人。

2024年6月、脊髄梗塞(せきずいこうそく)で下半身麻痺の状態になったことを公表しています。

脊髄梗塞とは、動脈が閉塞することで、脊髄の一部が壊死してしまう病気。医療が発達した現代でも、有効性が確立された治療法はないとされています。

佐藤さんはしばらくの間、芸能活動を休止してリハビリに専念することに。全国にいる『ひろみちお兄さん』のファンからは、応援する声が寄せられていました。

佐藤弘道の『現状報告』に驚きと祝福の声

同年9月12日、佐藤さんは病気を公表して以来初めて、テレビ番組に出演。

情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の生放送に出演し、同日放送の情報番組『news every.』(日本テレビ系)でもインタビューが放送されました。

これまでの数か月間、絶望の淵に立たされ、心がくじけそうになる時も、家族の支えを受けながらリハビリに励んできた佐藤さん。

腰周辺の感覚はまったくないものの、今では自力で動けるようになり、こうしてテレビにも出演できるほど回復したことを報告しました。

苦難の日々を振り返りながら、佐藤さんは今後について思いを明かしています。

この脊髄梗塞という病名を1人でも多くの人に知っていただきたいたいなってことと。

あとはその、「リハビリをすればある程度のところまでは回復できますよ」っていう、自分自身で成功例を作りたいっていうのが大きな目標です。

フルマラソンを100kmとかできるぐらい回復したいなと思っています。

news every. ーより引用

また、『情報ライブ ミヤネ屋』に生放送で出演した際は、実際に椅子から立ち上がり「たまに左足を引きずることもあるが、自力で立ったり座ったりができる」とコメント。

普段歩く時も、杖などの道具を使っていないことを明かし、共演者からは「ひろみちお兄さん、すげえ!」と驚く声が上がっていました。

病気を公表した際、「今はまったく歩けません。リハビリでどこまで回復するかも分かりません」と述べていた、佐藤さん。そんな状況からここまで回復したのは、努力あってのものでしょう。

佐藤さんの驚くべき回復と、前向きな姿に、番組を見た人たちが拍手を送っています。

・公表時はショックで泣きそうだったけど、今は感動で泣いてしまった。努力する姿が本当にかっこいい。

・もちろん、全員がここまで回復できるわけではない。だからこそ、ひろみちお兄さんの姿は同じ病気の人にとって希望の光になると思う。

・身体だけでなく、精神も強すぎる。陰でたくさん努力を重ねてきたと思うと、心から尊敬します。

『体操のお兄さん』として運動の大切さを伝えてきた、佐藤さん。だからこそ、病気が公表された際は「あんなに身体を動かしている人でも、病気で突然動けなくなってしまうのか」とショックをあらわにする人も多く存在していました。

しかし、リハビリによってここまで回復したのは、佐藤さんがこれまで積み重ねてきた、日々の運動も関係があるといえるでしょう。

佐藤さんが今後も順調に回復し、また『ひろみちお兄さん』として元気に動く姿を披露してくれることを、多くの人が祈っています。


[文・構成/grape編集部]
出典
news every.

動画や画像が表示されない場合はこちら

ジャンルで探す