『おむすび』「審査委員長入られまーす!」誘導されながら登場した大物演歌歌手(?)早川瞳。その正体、実は…

(『おむすび』/(c)NHK)

10月24日の『おむすび』

現在放送中の橋本環奈さん主演・連続テレビ小説『おむすび』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第4週「うちとお姉ちゃん」が10月24日に放送され、話題になっています。

*以下、10月24日放送内容のネタバレを含みます。

母の愛子(麻生久美子さん)は、結の幼なじみの陽太(菅生新樹さん)にパソコンのセットアップをやってもらい、自らブログを書こうとする。

そんな折、結(橋本環奈さん)はハギャレンのメンバーたちとフェスティバル用のパラパラ練習に熱を入れるが、タマッチ(谷藤海咲さん)から何かが足らないと言われてしまう。

一方、フェスティバルにマジックで出場する永吉(松平健さん)は、米田家に戻った歩(仲里依紗さん)にアシスタントを頼むが――といった話が描かれました。

やってきた糸島フェス当日

いよいよやってきた糸島フェスティバル当日。

結はハギャレンの仲間にメイクを手伝ってもらい、黒く塗られた顔にアイラインを引き、金髪のウィッグを着けたギャルに変身しました。

その姿を見た母・愛子に「別人だわ」と驚かれ、会場では書道部の仲間たちからバレそうになるも、陽太の助けを借りてその場をなんとか切り抜けます。

しかしその後、ステージ裏にて準備を進めようとしたハギャレン一同の先に、実行委員たちが…。

「審査委員長の早川瞳さん、入られま~す!」

その中には結の父・聖人もおり、ギャルたちは結の正体がバレないか、ヒヤヒヤすることになりますが、よく見ると実行委員たちは日傘をさしながら、ある女性を案内しているのでした。

そこで、実行委員の一人で原口あきまささん演じる草野の台詞をよく聞くと

「審査委員長の早川瞳さん、入られま~す!」

と周囲に伝えています。

一方、聖人はすれ違う際にギャルとなった結を凝視。

その間、聖人は完全に早川を放置しているわけですが、結果的にバレることなく、実行委員たちはそのまま待機所へと進んでいきます。

それから草野たちは「触れないようにお願いしま~す。あ、やめてくださ~い」と周囲に伝えるなど、案内している早川瞳が大物演歌歌手である様子が、視聴者へと伝わるのでした。

早川瞳を演じていた那珂川仁美さん、実は…

そこであらためてオープニングを見ると、早川瞳を演じていたのは演歌歌手の那珂川仁美さんであることが分かります。

那珂川さんのエックス(旧ツイッター)やブログによると、「那珂川町出身で3歳から父親の横で演歌を聞きながら育つ。元ギャルでパラパラを踊ったりしつつも歌うのはいつも演歌だったという新世代の博多演歌歌手。ステージでは大人しい印象も持つが実は人懐っこいバリバリの博多っ子」とのことで、博多はもちろん、まさかの<パラパラ>つながりが…

また那珂川さんの1stアルバムの名前も『結』ということで、『おむすび』とはいろいろな部分で御縁があったようです。

朝ドラ通算111作目となる『おむすび』の舞台は平成“ど真ん中”の、2004年(平成16年)。ヒロイン・米田結(よねだ・ゆい)は、福岡・糸島で両親や祖父母と共に暮らしていた。

「何事もない平和な日々こそ一番」と思って生きてきた結。しかし、地元で伝説と化した姉の存在や、謎のギャル軍団、甲子園を目指す野球青年など、個性的な面々にほん弄されていく。そんな仲間との濃密な時間の中、次第に結は気づいていく。「人生を思いきり楽しんでいいんだ」ということを――。

青春時代を謳歌した自然豊かな糸島、そして阪神・淡路大震災で被災するまでの幼少期を過ごした神戸。ふたつの土地での経験を通じて、食と栄養に関心を持った結は、あることをきっかけに“人のために役立つ喜び”に目覚める。

ドラマには松平健さんや仲里依紗さん、佐野勇斗さんらが出演し、リリー・フランキーさんが語りを担当。脚本は根本ノンジさんが、主題歌『イルミネーション』はB’zが手掛けています。

ジャンルで探す