『ぽかぽか』で話題の「SHOW-WA」。秋元康氏のオーディション、3000人を勝ち抜いて。活動1年での紅白出場を愚直に目指す

「SHOW-WA」(ショウワ)

一家に1台のテレビを家族そろって見て、同じ歌を覚え、同じドラマに感動し、同じバラエティで笑っていた昭和の時代。
昭和100年を前に、「昭和」の歌謡曲を令和のこの時代に復活させて日本を元気にしよう!というプロジェクトを発動させたのは、昭和、平成、令和と活躍を続けるプロデューサーで作詞家の秋元康氏だった。
2023年年6月「夢をあきらめるな!オーディション」を行った秋元氏。そこにはなんと3000名を超える応募者があったという。応募条件は「25歳以上」という異色のもの。
苛酷なオーディションを勝ち抜き、選ばれた12人のメンバーは、6人ずつ「SHOW-WA」と「MATSURI」という2つのユニットに分かれて活動を始めた。
そして1年―――。フジテレビお昼の帯番組『ぽかぽか』のエンディングテーマ曲『君の王子様』をひっさげて、「SHOW-WA」がついにメジャーデビューを果たす。

【写真】青いバラを手に、カメラを見つめる

夏休みでにぎわうお台場で、灼熱の太陽のもと、いつものように生歌を披露した6人。滝のように流れる汗もかわかない中で、メジャーデビューにかける意気込みを聞いた。
(構成◎吉田明美)

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後ろから支えてくれるリーダー

―――まずは読者のみなさんに、メンバーのみなさん1人ひとりのプロフィールをお伝えしたいのですが…。

寺田 ではお互いの他己紹介でいきます! 一応、リーダーをやらせていただいている僕、寺田真二郎のことを、塩田将己に紹介してもらいますね。
まさきち、よろしく!

寺田真二郎(40) 通称 しんちゃん
生年月日:1983年8月29日
出身地:愛知県
身長:177cm
人気料理研究家、10代の頃に追いかけたかった夢に挑戦、『ひるおび』、『きょうの料理』、『あさイチ』など料理研究家として数々の番組に出演。気品漂う王子キャラ。

塩田 OK! 寺田真二郎ことしんちゃんは、料理研究家としてすでに本もたくさん出しているし、その道では有名人。僕がちっちゃいときからすでに活動しているんですよ(笑)。マスコミ対応も慣れてる。その料理研究家として築いたものをいったん横に置いて、オーディションに挑戦したんだから勇気ある男です。

寺田 いやいや、ここにいるメンバーはみんな何かしていたことをいったん置いて挑戦してるでしょ!

井筒 まあ、そうだけどね。フライパンをマイクに持ち替えたしんちゃんは、料理研究家として大成功していたわけだし、すでに夢を叶えていたんだから、さらに夢を叶えることにチャレンジしたのはすごいよ。

塩田 だよね。しんちゃんはやさしくて、いつも冷静。最年長のリーダーでもあり、誰かの抜けているところを常にフォローしてくれる感じです。世間一般のリーダーのイメージよりは後ろから支えてくれるタイプかな?

寺田 それじゃ、元気がないみたいじゃない?(笑) 一応、グループ唯一の40代で、単純に年齢が上だということでリーダーになっちゃった! でも料理研究家としての活動は長いけれど、これまで部活のキャプテンをやるという経験もなく、この世界ではなにもかも初めてのことなので、みんなに助けてもらいながら必死でやってます。

塩田 それでも頼りになるんですよ。

グループの中心的存在

向山 じゃあ、続いて僕、向山毅は、山本佳志、けーしーを紹介します。けーしーは僕と同じ年の36歳なんですけど、元モデル&俳優。SHOW-WAではMCを担当するなどこのグループの中心的存在。MCで全体を回しつつ、自分がボケたがるという実はお茶目なヤツです!

山本佳志(36) 通称 けーしー
生年月日:1988年6月21日
出身地:奈良県
身長:183cm
元タレントの運転手から役者転向。トラック運転手のバイト。2011年3月よりハリウッドのM MODEL MANAGEMENTに所属し、モデル/俳優として活動を始める。甘いマスクが人気。

山本 たけちゃんには見抜かれてたか!

向山 いやいや、みんな見抜いてるって!

山本 僕はボケたいのにみんながボケさせてくれないんだよね。なんか言おうとすると「シッ!」と止められてる。

向山 一方でけっこう猪突猛進型で、自分から率先してなんでもやっちゃう長男タイプ。次男キャラを扱うのが慣れてるのかな。そしてけーしーを語るうえではずせないのは、その語学力! ロサンゼルスの大学に行ってたこともあって、英語がピカイチなんです。今後、SHOW-WAの海外公演の際には彼がちゃんと回してくれると思うと安心です!

山本 SHOW-WAは当然、世界を視野に入れてるからね!笑

天然で愛すべきキャラ

寺田 続いてその向山毅、たけちゃんの紹介を、僕、寺田真二郎からいきます。向山毅、たけちゃんは、初心者だらけのメンバーの中で、ずっと歌手として音楽活動をやってきている貴重な存在。フジテレビの『ハモネプ』にも出演していたし、10年前にはレコード大賞の新人賞を獲得したこともある。すべてのパフォーマンス面を引っ張っていってくれる頼りになる人物です。毎日、メンバーのいろいろな細かいところまでちゃんとチェックして教えてくれる。いったいどこに目がついてるのかなと思うぐらい。

向山毅(36) 通称 たけちゃん
生年月日:1988年7月19日
出身地:福岡県
身長:179cm
フジテレビ『ハモネプリーグ』出身、「SOLIDEMO」としてデビュー。日本レコード大賞 新人賞受賞。北九州市観光大使。『ファンファンキティ!』リード君に2年就任。ハイトーンボイスが売り。カワイイ系王子。主婦層支持率No.1。

青山 本当にたけちゃんは視野が広いよね。

塩田 ステージで、あ、ちょっと失敗しちゃったかな?と思ったところは、あとでたけちゃんにびしっと指摘される。ごまかせないんだよね。

向山 僕は学生のころからミュージシャンを目指していて、前のグループにいたときも、歌が未経験のメンバーを引っ張っていた経験があるから、それでいつの間にか周りに気配りすることが身に付いたのかもしれないな。

寺田 そう。歌もダンスもちゃんとひっぱっていってくれるんだけど、MCだけはポンコツ!(笑)

山本 そのとおり! なんかふわふわしてるんだよね(笑)。自分でしゃべってる途中で「なんやったっけ?」と…。

寺田 その天然なところが愛すべきキャラなんですよ。

歌手になる夢を追い続けて

青山 じゃあ、続いて塩田将己、まさきちの紹介を、僕、青山隼から! まさきちは東京都出身。大手の企業でサラリーマンをやりながら、ずっと歌手になる夢を追い続けていた人物です。キャラは一言でいうと「暴走」! なんでも言いたいことを好きなだけ言ってるヤツです! 思ったことを何でも口にするんだけど、まさきちが言うと場がなごむんですよ。才能だよなあ。

塩田将己(32) 通称 まさきち
生年月日:1992年1月19日
出身地:東京都
身長:182cm
大手企業サラリーマン(損保ジャパン、Indeed)から歌手の夢を追いかけ続け、今回のプロジェクトに挑戦。正統派ボーカリスト。女性審査員人気No.1。

山本 ふりきってるよね。(笑)

青山 学生時代には歌の勉強をしにアメリカに行って、ニューヨークで地下鉄の中や路上でストリートライブをやったりして場数を踏んでるので、メンバーに足りないところなどを俯瞰して見てるところもある。

とはいえ、サラリーマンをやってたんだから、敬語やビジネスマナーがきちんとしているのかなと思えば、全然できてない!

塩田 いやあ、サラリーマン時代を思い起こすと、僕は本当に基本ができてなかったかも! もう「これが塩田だから」みたいに周りに思われていて、上司にタメ口きいても塩田ならいいやって認められちゃってた。堅い会社だったのにね。(笑)

青山 変にゴマをすって人にすりよるなんて、まったくしないよね。いつも自然体でいつのまにか相手のふところに入っている感じ。僕は入られるの拒否してますけど。(笑)

塩田 よくそれで僕の紹介をしようとしたな!

スポーツマンのわりにダンスがかわいい

山本 じゃあ、続いて、僕、山本佳志から、青山隼、じゅんじゅんの紹介をします。じゅんじゅんは、元Jリーガーで活躍していた経歴の持ち主なので、精神面ですごく頼りになるヤツです。ひっぱってくれるし、ポイントを押さえて「ここはしっかりやっていこう」という声掛けが鋭い。スタッフさんたちへの挨拶など、礼儀も行き届いてるので、僕らもいい影響を受けてます。バスケットボールの試合のハーフタイムで歌わせていただいたときにも、コートに入るときにはきちんと一礼しようとみんなに声をかけてくれた。

青山隼(36) 通称 じゅんじゅん
生年月日:1988年1月3日
出身地:宮城県
身長:183cm
10年Jリーグ在籍の後、役者に転向、名古屋グランパス、セレッソ大阪、徳島ヴォルティス、浦和レッズなどに在籍。
叔母は女優の篠ひろ子。大杉 漣さんに憧れ俳優に転身。「おじカワ」天然キャラ。

青山 やっぱりコートってスポーツ選手にとっての聖地ですから・・・。

山本 さすがスポーツマンなんですよ・・・と思いきや、スポーツマンのわりに、ダンスがかわいいんです。なんかじゅんじゅんが踊るとかわいくなる。いつまでも見ていたくなるって、ファンのみなさんからの声も届いています。

青山 別に照れて踊ってるわけじゃないんですけどね。ダイナミックさがないというか・・・。

山本 ちょっとずれてるというか・・・(笑)。そこが母性本能をくすぐるんだと思います。

青山 ぼく、来世は歌手になりたいと思ってたんですけど、これまでずっとサッカーしかやってこなくて歌もダンスも無縁だったんですよね・・・。

山本 彼はサッカーを引退してから俳優を目指したんですよ。実は女優の篠ひろ子さんの甥っ子なのに、そういうのを一切出さないタイプなんですけどね。

青山 うん。サッカーをやめてからは大杉漣さんに憧れて俳優になろうと決めて勉強してたんです。すでに20代後半だったし、歌手はもう間に合わないだろうなと・・・。それでもオーディションを受けたんだから、今世でやることになっちゃった・・・。(笑)

井筒 ちょっとちょっと、メンバー一回りしちゃったけど、僕の紹介は誰がしてくれるの?

寺田 あれ? もうみんな終わっちゃった?

井筒 途中から心配してたんだよなあ。この詰めの甘さがSHOW-WAなんだよね。(笑) 

とにかくまっすぐなヤツ

青山 じゃあ、みんなでよってたかってつっつん、井筒雄太の紹介をしよう。つっつんを一言でいうなら「元気印」です!

井筒雄太(33) 通称 つっつん
生年月日:1991年5月8日
出身地:神奈川県
身長:183cm
元テレビ技術者、役者転向後、西麻布のバーでバイト中。犬顔スマイルと人懐っこさが特徴。

向山 つっつんの声はめちゃめちゃよくとおるんですよ。だからSHOW-WAを初めての人に知ってもらうときにつっつんの声がとても役立ってます。
みんなで本番前に円陣を組んで、さあいくぞ!と気合入れるときの声もでかいんです。思わずみんなが引くぐらい。(笑)

山本 そしてつっつんは「真面目」! 僕、MCさせてもらってるんですけど、つっつんと2人でやるときも多くて、つっつんはきっちり決めてくるんです。
僕はけっこうおおざっぱ。そこをつっつんはしっかりフォローしてくれるんで助かってます。合宿のときも、朝は一番に起きて、全員を起こしてくれたり・・・。
まあ、いい迷惑ではあったんですけど。(笑)

井筒 だってみんな起きないからでしょ! 僕は元々テレビ局の裏方、カメラとか音声などスタジオのフロアの仕事をしていたんですが、収録現場では先輩から礼儀や大きな声を出すということを叩き込まれるんですよ。まさに体育会系。

寺田 僕が料理研究家としてテレビ出演したときに、マイクをつけてくれたことがあるんだよね。

井筒 数年後にこんなことになるなんて、想像もしていなかった。不思議なご縁を感じています。

塩田 とにかくまっすぐなヤツだし、礼儀正しくて真面目というのがファンの方にも伝わっているので、つっつんがいることで、SHOW-WA全体が礼儀正しくて真面目って思ってもらえるのは、すごいいいことだ!

寺田 裏方を経験しているから、いろんなことに気がついてくれるのはとても助かってます。遠征などでも、荷物を率先して持ってくれたりというふるまいも自然に身に付いているのは素晴らしい。僕らがめんどくさがることでも、いやいやではなく率先してやってくれるんです。若いのにえらい!(笑)

不退転の決意

―――33歳から40歳。年齢も出身地も前歴もみごとにバラバラの個性あふれる6人のメンバーだが、1年前、このオーディションにチャレンジするにあたってはそれぞれに葛藤があったという。周囲の反対などはなかったのだろうか。

青山 みんなそうですが、僕ももちろん不退転の決意で臨んでます。叔母(篠ひろ子)には、「あんたができるわけないじゃない。無理無理」と言われたんですけどね。僕は20年以上ずっとサッカーをやってきたわけですが、セカンドキャリアでは違う世界に入りたいという気持ちをずっと持っていた。来世でなりたいと思っていた歌手になれるチャンスは、今となってはなんとしてもものにしたいです。

寺田 僕は実は小さいときからずっと歌手になるのが夢でした。10代のときにはちょっぴり音楽活動をしたこともあったんです。でもラッキーなことに料理研究家としてお仕事をいただけるようになってきた。40歳を前にして「やり残している」という気持ちに決着をつけるために受けた感じです。母には「あなた、まだあきらめてなかったの?!」としぶとさに呆れられましたが。(笑)

塩田 僕もそうですね。大学生のときはオーディションを受けたら優勝して、業界に入ろうかなと思った矢先に大手の保険会社に就職の内定をいただいた。親のことを考えても、そっちに行くしかないと思ってしまって・・・。でも「歌手になりたい」という気持ちはあきらめきれてなかった。東京に転勤してからインディーズでCDを出したり、ライブをしたりとそれなりに活動はしていました。でも完全なプロではない。今回のオーディションは年齢制限もないので「ひょっとしたら夢をかなえられるかもしれないぞ」と考えて、応募しました。

山本 僕は留学していたときに、初めてエンターテインメントに触れて、エンタメの世界で仕事がしたくて、俳優とモデルをやらせていただいていたんですが、歌手はずっと憧れでしかなかった。このオーディションで、モデルをやめてその憧れの世界に飛び込むにあたっては、当たって砕けろの心境でした。

井筒 僕は小さいころに子ども向けのテレビ番組を見ていて、歌手やタレントさんに憧れてました。でも、引っ込み思案な性格で、子役になりたいなんて親にも言えなかった。だから裏方の仕事を選んだ。でもどうしてこの業界で働くことを選んだかというと、やはり芸能界に憧れがあったからそこに近い現場に身をおいていたかったんですよね。そこで最後のチャンスだと思って、立場を変えることを決心しました。

向山 僕はずっと歌の世界で生きてきたんですが、前のグループが解散するという時期にこのオーディションの話を聞き、これがラストチャンスだ!と思ったんです。このチャンスはぜひともものにしたい。だからこのメンバーになれたことはとてもうれしいです。

青山 このオーディションは、若さあふれるフレッシュなタレントを求めているのではなく、歌やダンスはもちろん大切なんだけど、それよりも、人間性、チームワーク力などのホスピタリティが大きなポイントだということだったから、心をオープンにして受けることができました。この年齢層だから、いろいろな人が集まっていましたよ。

すべての言葉に重みがある

―――「夢をあきらめるな!オーディション」を勝ち抜き、SHOW-WAというグループに編成されて約1年。フジテレビ『ぽかぽか』のエンディングテーマ『君の王子様』でメジャーデビューも果たした。

山本 いやもう、激動の1年でした。この1年ほど密度の濃い1年は経験できないと思います。

寺田 ほぼ初対面のメンバーと知り合って、ひとつのことにこれだけ没頭して、少しずつファンの方が増えて、幸せな1年になっています。

塩田 僕らはやはり秋元康先生のプロデュースということで、恵まれた環境でスタートラインに立っています。『ぽかぽか』の出演もそうですし、ほかのアーティストさんが何年もかけて実現することをぎゅっと凝縮して実現していっている。だからこそ、これまで歌を専門にやってきていない30過ぎたやつらが、汗水たらして泣きながらがんばってるよという泥臭いところを見てもらいたい。それがみんなの勇気になれば、うれしい。この1年はきっとそんな僕らの土台作りだったんだと思います。

青山 それが昭和という時代によくある光景だったのかもしれないね。今ってきれいに見えるほうがいい、泥臭いのはダサいという価値観があるように思うけれど、昭和って下積みで努力している人がいれば、助けてくれる人がいたり、人と人のつながりがとても近くて、もがき苦しみながら達成したときにはみんなで喜びあえる時代だったんじゃないかな。

寺田 ひとつのことに夢中になれる時代だね。だから、今、転職して新たな世界に飛び込んだ僕らは時代に逆行している。(笑)

井筒 仕掛人の秋元康さんに最初にお会いしたときは、僕は、すべてを見抜かれてる気がしたんだけど、みんなはどうだろう? 秋元さんって口数は少ないけれど、すべての言葉に重みがあって、経験が詰まっているという印象だった。

山本 大きく見えたよね。

僕たちの楽曲でもう一度青春時代を

―――目標は、「紅白歌合戦出場!!」、『君の王子様』というデビュー曲はヒットチャートを上昇中である。

向山 『君の王子様』は秋元先生の作詞ですが、本当に昭和っぽくて、一度聴いたら、すぐに覚えてもらえそうなんだけど、ぜひみなさんにも聴いていただきたいです。

塩田 昭和っぽい歌です。英語も出てこないし。あ、キスだけ英語だ(笑)。これで紅白を目指します。

山本 とにかく、メイクが崩れてもそのままだったり、かっこ悪いところも出てしまうのが昭和の時代。そこを僕らは大事にして、人と人のつながりを頼りに進んでいきたい。

向山 それをファンの方々が理解してくれているのはとてもありがたいです。MCがポンコツでも受け止めてくれるよね。(笑)

山本 ダンスが下手でも受け入れてくれるし、夢をかなえようと努力している姿勢を認めてもらえるのは、励みになりますね。

青山 だからこそ、紅白という高い目標をたてたことをどんなに嫉妬されても、どんなに笑われても、僕らは前を向いて目標に向かっていきたい。

井筒 秋元先生に、今後SHOW-WAをどうしていったらいいですか?と質問したところ、SHOW-WAを作っていくのは君たちなんだよ、と言われたんです。ああ、僕たちが主体的にSHOW-WAを動かしていかなくてはいけないんだなあとつくづく感じています。

寺田 ふりつけも、フリーの部分がけっこう残されていて、メンバーで考えたりしたよね。僕とじゅんじゅんのところも、ずいぶん相談したし。今でも試行錯誤の毎日が続いてます。

山本 あとはファンの人が導いてくださってるよね。ありがたいことに、僕らのファンの方たちって、年代がめちゃくちゃ広いんです。

向山 すごいよね。下は小さいこどもから、上はかなりの方まで、軽く3世代に渡ってる。

塩田 メンバーそれぞれによってファン層も違っているのがまた面白い。
つっつんはチビっ子たちに人気だし、しんちゃんはお姉さまたちを胃袋ごとつかんでます。(笑)

寺田 それにしても『ぽかぽか』に出るまでは、なにものでもなかった僕らがあっという間にこれだけ認知されたのは、テレビのおかげ!

塩田 テレビ離れと言われているけれど、テレビの力はめちゃめちゃ大きい。昼間の時間帯なので、その時間に働いている人は見ることができないんですが、それでもずいぶんたくさんの人に見ていただいていますね。

青山 昭和の時代は、今よりもっとテレビの影響が大きかったと思うと、すごいよね。

山本 これからもSHOW-WAの大ヒット曲を増やしていきたいね。この曲ならSHOW-WAだってすぐにわかる歌を歌っていきたい。

青山 みなさんの胸がきゅんきゅんするような楽曲が増えるとうれしい。単に歌詞とメロディというより、その楽曲の中に夢が詰まってるという気持ちにさせてくれる楽曲が増えていくといいね。

寺田 昭和時代に青春時代を過ごした方たちが、僕たちの楽曲でもう一度青春時代を味わってくれたらうれしいですね。ぜひ応援よろしくお願いします!

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