『虎に翼』「私のせいにしないでって言ってるの!」優未のなかに見えた姿は…視聴者「子どものため、は良くない親の言い訳」「鈍感な寅子と大違い」「よくできた娘」

(『虎に翼』/(c)NHK)

8月5日の『虎に翼』

現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第19週「悪女の賢者ぶり?」の91回が8月5日に放送され、話題になっています。

*以下、8月5日放送内容のネタバレを含みます。

戦争によって航一(岡田将生さん)が背負った苦しみに寄り添いたいと思う寅子。

寅子からよりどころをたくさん作ったほうがいいと勧められた稲(田中真弓さん)は喫茶ライトハウスで常連のお客さんと新しい関係を築き始める。

そのころ、新潟市内では寅子のよく知る人物が補導される事件が起きてーーといった話が描かれました。

あらためてあらすじ

今日の回で、寅子に麻雀を教える約束を果たしたいと話した星航一。そこで寅子が、娘の優未と稲に「日曜に航一が佐田家へやってくる」ことを告げると、優未は嬉しそうな顔を見せます。

その後、クッキー缶を手土産にやってきた航一。麻雀牌を積む練習をする寅子と航一のもとに、優未は写真立てを持ってきて家族を紹介します。

亡き父・優三について「お父さんね、私のこと大好きだったんだって」と説明すると、航一は「そう…」とつぶやき、自らが亡き妻・照子と子とともに写った写真を二人に見せました。

その後、呼んでいなかった杉田太郎・次郎兄弟がなぜか佐田家へ。「良かれと思って」「歳はいってても男と女…。変な噂たてられても、アレでしょう」と意味ありげな表情で話すと、なし崩し的に麻雀大会が開催されることに。

訪問客が帰った後、片づけをしながら優未は「星さん…お母さんのことが好きなのかな」とつぶやきます。

寅子は、優未がいやな気持になるようなことは絶対にしないと言いますが、優未は「…あのさ、お母さん。私のせいにしたりしないでね?」「お母さんが誰のことを好きでも嫌いでもいいけど、私のせいにしないでって言ってるの」と答えて部屋を出ていきます。

その姿に対し、ナレーションを通じて「ときどき娘のなかに、花江や亡きはるを感じてしまう寅子です」と寅子の気持ちが語られるのでした。

ネットの声

こうした寅子と優未のやり取りについて、ネットでは「あの様子…寅子より優未のほうが、航一の気持ちに先に気づいている(笑)」「親子がズケズケと物を言える関係性になったのがほほえましい」「子どものため、は時に親が自分を守りたいがための、よろしくない言い訳」「人の機微に鈍感な親の寅子とは大違い。育ててくれた花江とはるの敏感さをちゃんと受け継いでいるんだね」「家族紹介を自然に。よくできた娘!」といった声が交わされていました。

朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。

仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。

主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。

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