<沢山の女性と付き合った>と自慢する人を見て所さんが考えたこと。「自分の事ばかり考える人は自分の笑顔をずっと鏡で見ているのと同じ」
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自分の得を考えて生きる人
人よりも早く流行のものを手に入れたい、人よりいいものを食べたい、あれが欲しい、これが欲しい、自由にやりたい、と、何事も自分を中心に考えている人がいます。
あるいは、自分は多くの女性と付き合ったことがある。
10人も20人も付き合ったことがある。
なんて自慢している人もいます。
「あの人と付き合っても私にメリットが無い」なんて言う方もいます。
そういうヒトは、常に自分の得を考えて生きています。
自分の笑顔
本当に大切なのは、自分ではなく、周りの笑顔を見て暮らすということ。
だって、自分の笑顔なんて自分で見ることができないんですから。
自分という人間は、他人を通して存在するものなのです。
自分の事ばかり考えてる人は、自分の笑顔をずっと鏡で見ているのと同じです。
そんな事していると、気がつくと周りに誰もいなくなってしまうでしょう。
猫足の椅子に気をつけよう
自分に自信を持っていない人は、自分を飾らなきゃいけないから、お金がかかる。
一方、お金より自分の価値観の方が大事であることがわかっている人は、お金に頼って満足を得る必要は無い。
例えば、急に大きなお金が入ってきて、家具を買うことにしたらどうする?
その一番高い椅子ちょうだい! と、猫脚の椅子を買ってついでに一番高いシャンデリアも買って、中東の王様みたいなリビングにしちゃう。
自分はお金持ってますよ! という優越感だけで、ワタシは満足できません。
例えばどこかに出かけるとしたらどうする?
大人気のテーマパークに行く。
入場料払う、駐車場代払う、ホテル代も払う。
豪華で綺麗で有名なホテルに泊まれて最高だね! なんつって。
それはそれで楽しいと思う。
お金よりも「自分らしさ」を
でも、どこかやっぱり他人任せなところがワタシは気にいらないのであります。
いろんなものに変えられるんだから、お金は大事。
だけど、そこにずっとくっついちゃってたら楽しい豊かな人生が無くなっちゃう。
お金をかけなくても、自分らしく遊べるか? 楽しく過ごせるか?
それを常に探し続けることを忘れちゃいけない。
自分らしさが無くなってしまっては、お金があっても生きている意味は無いのです。
※本稿は、『所ジョージの世田谷ベース VOL.55 幸せのひきがね』(ネコ・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
05/30 12:30
婦人公論.jp