吉本坂46がついに本格再始動! 公演直前の河本準一が語った『苦悩』の意味

新型コロナの影響で活動休止状態だった吉本坂46の本格再始動第1弾となる公演『苦悩』が、10月30日(金)から始まります。プロデュースを担当するのは、吉本坂46キャプテンでグループ内ユニット「CIRCUS」のセンターを務める次長課長・河本準一。

今回は、その河本に加え、同じく「CIRCUS」のメンバーで『苦悩』に出演するはんにゃ・金田哲、さらに新たに加わった2期生からたまゆら学園 ・まるいるいの3人に座談会形式で、これまでの道のりや定期公演にかける思いなどを語ってもらいました。

©吉本坂46

2018年8月に、秋元康プロデュースの“坂道シリーズ”の一つとして結成された吉本坂46。メンバーは、吉本興業グループに所属する約6000人の中からオーディションを勝ち抜いてきた面々です。芸人、ダンサー、俳優、脚本家など各分野のスペシャリストで、年齢もバラバラな“異色”の男女混合アイドルグループとして話題を集め、2019年12月には2期生が加入。さらなる展開が期待されるなか、今年に入ってコロナ禍で活動がままならなくなっていました。

1期生のオーディション時から密着していたドキュメンタリー番組『吉本坂46が売れるまでの全記録』(テレビ東京系)も今年9月で終了。なかなか活動の糸口が見いだせないなか、吉本坂46の第2章として、ついに10月30日から東京・よしもと有楽町シアターで定期公演が開幕することが決定しました。

そんな紆余曲折を経て、いま活動再開直前のメンバー3人に集まってもらいました。

“坂”というより“崖っぷち”!?

――新型コロナの影響で活動は休止状態となり、メンバーの密着番組も9月で終了しました。今回、ようやく吉本坂46の第2章がスタートしますが、現在の率直な気持ちから聞かせてください。

河本 正直なところ、番組はもう少し続けてほしかったという気持ちもありますね。『NHK紅白歌合戦』への出場や東京ドーム、日本武道館でのライブといった「目標」があったので、(番組終了は)不完全燃焼なところはありました。でも、吉本坂自体は立ち止まれませんし、2期生が加入したのにコロナ禍でライブができない状況でしたので、第2章として定期公演が始まるのは、ファンの方にとっても朗報だと思っています。

©吉本坂46

――番組では、お笑いコンビ・水玉れっぷう隊のケンさんが、メンバーに手作りチョコを配る様子がラストシーンとなりましたね。

河本 なんだったんですかね(笑)。番組で以前、ケンさんが手作りラーメンを振る舞ったのが伏線だったのかもしれませんけど、独身のおじさんが作るチョコは苦味があり、最後にほのかな甘味が来るというケンさん風味のチョコでした。

金田 吉本坂っぽい終わり方ですけどね(笑)。乃木坂46さん、日向坂46さん、そして欅坂46から最近改名した櫻坂46さんをなぞってきた吉本坂46なんですけど、番組が終わり、一方で常設劇場の定期公演が始まるというので、いままでの坂道シリーズとは別のラインに向かっていますよね。だったら“坂”じゃなくていいんじゃないか、崖っぷちなので“吉本崖46”という改名も必要かなとも思っています。

河本 なるほどー。

金田 それほど追い込まれて、みんなで一丸となってやっていきたいという気持ちが強いですね。

まるい 私は、去年の12月末に2期生に選ばれたんですけど、その後の握手会とかがコロナの影響でなくなってしまって、やっとこの前(10月9日)にライブができたんですね。約10カ月間、何もしていない時期があったから、いまだに自分が吉本坂のメンバーなのか、あんまり実感のない状態で、番組も終わっちゃったから不安のほうが大きいです。

吉本坂の強みは苦味や渋さ?

――ズバリ、吉本坂の「強み」と「弱み」はなんだと思いますか?

河本 弱点は年齢です。体力的な面や容姿、純粋な可愛さはないですし、65歳の人(村上ショージ)もいるわけですから。ほかのアイドルにはない苦味や渋さ、それが強みでもありますね。

金田 強みとしては、結婚して子どもが何人もいたり、離婚・再婚している人がいたり、それぞれの人生を歩んできた人たちの集まりなので、ある種、ディスカバリーチャンネル的な、見ているだけで面白いドキュメンタリーだと思うんですよ。弱みは、まとまりがないこと。集団行動ができず、意外と当たり前のことが当たり前にできない人たちが多いです(笑)。

まるい 私も、ほかのアイドルにはないような、いろんな味を楽しめるところが強みだと思います。弱点は、萎縮しちゃうくらいグループ内で先輩後輩の差があるから、一生ひとつになれないんじゃないかなって思います(笑)。

©吉本坂46

河本 るいちゃんは、芸歴2年目で、吉本坂でもいちばん下のほうだからね。いちばん上は40年くらい離れてるから、3世代、いや4世代でもおかしくない。

金田 僕の学生時代、母校の文化祭に来たのが、ダイノジさんだったんです。

河本 そのダイノジが子どものころに観ていたのが、ショージさんだから、すごい集まりですよ。その人たちに「集合」って言っても、そりゃしないんだよ。キャプテンの辛さ、わかるかねえ(笑)?

金田 猛獣使いですから大変ですよね(笑)。

まさか『FNS』に出られるなんて!

――これまでの吉本坂46の活動で印象に残っていることを教えてください。

河本 一番は、最初のシングル『泣かせてくれよ』(2018年12月発売)のMV(ミュージックビデオ)ですかね。横浜の遊園地(よこはまコスモワールド)を閉園後に朝まで貸し切って撮影したんですが、よくMVのメイキングで見るような世界に紛れ込んで、ベンチコートを着て、熱いコーヒー飲んでいる自分が「かっけええ!」と思ったのは印象的でした。

金田 僕は、ぜんぶが思い出深いですけど、去年の『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系、2019年7月24日放送)で、乃木坂、欅坂、日向坂という歴代の坂道シリーズのメドレーで、吉本坂が4組目に登場したのは衝撃的でしたね。『FNS』は観るもので、一生出ることはないと思っていましたから。そんな華やかな思い出とは逆に、パンサーの尾形(貴弘)さんと福岡で握手会をした時は……。

河本 ブワーっと人が集まったでしょうね。

金田 いや、6人です。

(一同爆笑)

金田 その日の夜は、僕と尾形さんで、樽ごとお酒をいかせてもらいました(笑)。

©吉本坂46

撮影でウイスキー15杯

――金田さんと言えば、泥酔キャラが定着しつつありますが、吉本坂の活動でお酒の失敗はありましたか?

金田 『泣かせてくれよ』のMV撮影の時、バーで飲むシーンがあったんですけど、監督から「本物のウイスキーを飲んでください」と言われたので15杯飲みました。記憶がなくなったんですが、着替えて恵比寿の夜に消えていった姿をマネージャーが見たそうです(笑)。

河本 俳優魂が入っていて、僕は好きですね。レモンティーじゃ出せない味がMVに出ていました。

金田 ありがとうございます。これからもしっかり飲んでいきたいと思います(笑)。

©吉本坂46

まるい 私は、吉本坂の活動自体が少ないから、ぜんぶが思い出ですね。1期生のオーディションも受けたんですが、最終の6次審査まで進み、そこで秋元康さんを生で初めて拝見したのも印象的でしたし、最終審査で落選して、人生の終わりくらい悲しくって泣いたことも。これからは、先輩方のようにMV撮影とかが思い出になるんだろうなって思います。

即戦力の多い2期生に期待

©吉本坂46

――10月30日(金)から、吉本坂46定期公演の第1弾として、河本準一プロデュース公演『苦悩』が始まります。10月9日に行われた2期生によるプレ公演は、河本さんも観たんですよね?

河本 はい、観ました。フレッシュで躍動感もありましたね。2期生は即戦力の人が多くて、ダンスも上手いし、仕切れる人もいるので(ライブのなかの)コーナーも成立するし、不安な要素はあんまりないんです。コロナ自粛の影響を感じさせずに、爆発させてくれました。

――まるいさんは、演者としてステージに上がりましたが、その感想は?

まるい 楽しかったですね。練習で上手くいかなかったところが、本番でバンと決まったから、いい感じで映っているかなと思いながら踊っていたんです。そしたら、その後の振り付けを思いっきり間違えてしまって……。

河本 センターだからあの動きでいい。違和感なかったよ。

まるい ホントですか? でも落ち込んじゃって、やけ酒しちゃいました(笑)。

©吉本坂46

――タイトルの『苦悩』には、どんな意味が込められているんですか?

河本 苦味のある苦悩というか、人間同士、どうしてもこうせざる得ないような状況を描きたかったのがひとつ。それと、CIRCUSの持ち歌である『泣かせてくれよ』『今夜はええやん』『STRAY SHEEP』という3曲の歌詞を追っていったら、それぞれに「苦悩」を見つけたんですね。

目指すはコメディーとミュージカルの融合

――定期公演はオリジナル演劇「コメディカル」と銘打ったプログラムが中心となりますが、これはコメディーやミュージカルを期待していいのでしょうか?

河本 コメディーとミュージカルの融合を目指して「コメディカル」という括りができたんですけど、ミュージカルもコメディーも、緊張と緩和がないと引き立たないんですよ。今回の『苦悩』は、すごく緊張感があります。コメディーでもないし、ミュージカルというほど歌がバンバン入ってくるわけでもなく、基本的にお芝居です。芸人のお笑い的な要素は、それぞれ自分たちのホームグラウンドに帰った時にお見せしますので、吉本坂46の定期公演1発目は、「おい、吉本坂がかなり変わってきたんじゃないの!?」と思わせたい内容ですね。

©吉本坂46

――キャスティングも河本さんがしたんですよね?

河本 はい。3枚目のシングルの中で、CIRCUSとして『STRAY SHEEP』という楽曲を歌ったんですが、30代、40代のメンバーが、思い悩み、苦しみ、訴えかけるところがMVにもかなり出ていて、ファンからも反響があったんですね。その曲のセンターを僕、両サイドを金田とパンサー・尾形という大人の渋みのある2人が務めたんですが、そこにフレッシュな2期生、しかも芸歴1~2年の、お芝居もしたこともなければ、何もわからない子たちをぶち込んで、化学反応が起きるところを表現できたらと思っています。

――最後に、定期公演へ向けた意気込みを聞かせてください。

金田 これまでの吉本坂の姿とは違うので、たぶんビックリすると思いますが、そんなイメージの違う自分たちを見てもらいつつ、僕らが初めて絡む2期生とのコラボも楽しみにしていただけたらと思います。

まるい 小さいころからテレビで観ていた先輩方と一緒にお芝居するのは、緊張するんですけど、自分のできることをぜんぶ出して、いい公演にしたいなと思っています。

河本 吉本坂46が走り出したことを実感してもらいたいので、劇的に変わるようにしています。驚くかもしれないですけど、自分たちの緊張感を重視して、熱がこもった公演をやりたいと思っていますので、期待してください。

©吉本坂46

公演概要

「吉本坂46定期公演」
定例公演第1弾:河本準一プロデュース公演『苦悩』

©吉本坂46

日時:10月30日(金)、11月6日(金)、11月13日(金)、11月20日(金)
開場19:30/開演20:00 ※終演後アフタートークあり
会場:よしもと有楽町シアター
劇場チケット(アフタートーク込み):前売り3,600円 当日3,900円
オンラインチケット(SHOWROOM):本公演1,500円 アフタートーク500円
出演:吉本坂46
※河本準一プロデュース『苦悩』公演出演者:次長課長・河本準一、パンサー・尾形貴弘、はんにゃ・金田哲、たまゆら学園・まるいるい、大迫マミ、箕迫かな 他

吉本坂46の公式サイトはこちらから。

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