ポカリ新CMの徹底したアナログ演出に「え?CGなしやってん?」と驚嘆の声相次ぐ

 大塚製薬は9日、「ポカリスエット」の新CMを公開。大掛かりなセットを使ったCGと見紛うようなダイナミックな映像に驚嘆の声をあげるネット民が相次いでいる。

 女優の宮沢りえ綾瀬はるか川口春奈らを輩出し、若手女優の登竜門として知られる同CMで今回メインキャラクターを務めたのは、高校1年生の新進女優、中島セナ。2018年公開のオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」の一篇「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」のヒロイン役で女優デビューし、注目を集めた透明感あふれる美少女だ。カネボウ化粧品のCMや米津玄師の楽曲「カムパネルラ」のミュージックビデオにも出演している。

 今回のCMは学校が舞台。中島が学生で溢れる廊下でふと振り向き、人の流れに逆らって疾走するところから始まる。紙吹雪舞う逆風の中、行く手を阻むかのように上下にうねり始めた廊下を全力で走り抜ける中島を、遠近感を強調した超広角レンズが前方から捉える。やがて、中庭につながる扉で追い風へと風向きが変わり、満開の藤棚の下を講堂へと急ぐ中島を、今度はカメラが後ろから追う。講堂の壇上で女友達と合流。2人はクルクルと回転しながら宙を舞ったのち、再び外の世界へと飛び出していく…という幻想的な展開が描かれる。

 ツイッターでは、映像の迫力に「凄い映像で雰囲気もいいなぁ」「いやクオリティえぐ」「わずか1分の映像ですが、引き込まれる感覚がありました」「久々鳥肌たったわ」などと圧倒される視聴者が続出。中には「最初の方がちょっと酔う」との反響も見られるほど、見るものの感覚を刺激する出来栄えとなっている。

 強調された遠近感や、空間の歪みなど、実写ながら現実離れした表現には「何か、この世の世界ではないような不思議な雰囲気ですねw」「不思議の国のアリスみたい」との感想も寄せられている。

 同商品専用サイトの特設ページには、CM本編の60秒バーション1種類、30秒バーション2種類とともにメーキング動画も公開されており、上で説明したシーンがCGなしの1カットで撮影されたことがわかる。本編のインパクトもさることながら、「強烈な映像だ メイキング見て更に唖然」「え?え?CG無しやってん?」「これでセット撮影?!」など、メーキングで2度驚くユーザーも少なくない。

 上下にうねる廊下の場面は、セット自体が実際に変形する構造になっており、そこを走る中島を、ブレを吸収する装置を着けたカメラを持った2人のオペレーターが、一緒に走りながら手持ち撮影するという、完成した映像からは想像がつかない撮影方法をとっている。ツイッターでも、「でこぼこの床もセットなのか凄い!」「駆け抜ける前半部分は根性のアナログ演出」「カメラ、ドローンかと思ったけど二人でやってんのかい」など、特にこの場面の仕掛けに反応するツイ民が目立った。

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