「体力がない時点で…」古市憲寿氏が石破首相“擁護論”をひっくり返した“APECで座ったまま握手”

古市憲寿

 社会学者の古市憲寿氏が11月21日、コメンテーターを務める「めざまし8」(フジテレビ系)に出演。石破茂首相の所作を「最悪」と断じた。

 番組では、石破首相が11月15~16日に南米ペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席した際の振る舞いについてトークを展開。最も問題となったのは、APEC首脳会議が始まる前、石破首相が駆け寄ってきた外国首脳に対し、座ったまま握手を交わしたことだ。

 石破首相の振る舞いについてコメンテーターのジャーナリスト・岩田明子氏は「お疲れだったのかな」と気遣えば、総合解説の風間晋フジテレビ解説委員も「南米は遠い」と擁護する姿勢を見せた。

 しかし石破首相を擁護する流れの中、古市氏は「そもそも体力がない時点で首相失格じゃないですか」「首相は体力があるのが大前提」とバッサリ。続けて「民間人のパーティーでも相手に合わせるのが基本。相手が立ってくれたら立つ、握手が片手だったら片手でする。そういう基本的なことをおさえればいいだけの話なのに、それもできていない」とダメ出し。

 さらに「より深刻なのは、石破さんは国内からも国外からも短命政権だと思われている。短命政権の国のトップと誰も本気で仲良くしたくない。誰が本気で石破さんと仲良くなりたいかというと、誰もいない」と言い、「所作も大事ですけど、所作以上にいかに国内で強いリーダーになれるか、政権基盤を整えられるか、というところが大事だと思いますけど、その意味でも本当は今回、所作がすごく完璧で、石破さんはすごく外交ができるとなれば、国内世論も変わってくるのに、そのチャンスを逃したのは最悪」と苦言を呈した。

 これに風間氏も「その通りだ!」と同調。ネット上でも《体力がない?そんなの理由になるか。古市氏の意見に同意》《古市がまともな意見で嬉しいよ》などと古市氏への称賛のコメントが相次いだ。

「座ったまま握手をしていただけでなく、各国の首脳が挨拶回りをしている中、石破首相はスマホをいじっていたことや、歓迎式典で他の首脳が両手を前に手のひらを重ねていた中、石破首相1人が腕を組んでいたこともSNS上で非難されていました」(週刊誌記者)

 古市氏の愛のムチが石破首相に届けばいいのだが……。

石田英明

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