「アンチヒーロー」劇中で「ひるおび」オンエア、謎の時刻表示で広がる考察

長谷川博己_2024.04

 俳優の長谷川博己が主演を務める日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系)第2話が4月21日に放送された。この回、最大のヤマ場は終盤の法廷シーン。弁護士の明墨(長谷川博己)は検察側が提出した証拠が「捏造」であることを主張。殺人容疑で逮捕・起訴された緋山(岩田剛典)の無実を訴え、無罪判決を勝ち取った。

 その後、明墨法律事務所のテレビに映し出されたのが「ひるおび」。画面の中では、女性アナウンサーが「その後の調査で姫野検事と都立医科大学の中島教授の間に金銭の受け渡しがあったことが発覚しました」と読み上げ、“司会役”を務める恵俊彰は、「八代さん、つまり中島教授は姫野検事から鑑定書を書き換えろと指示されていたということですか?」と質問。これに“コメンテーター役”の八代英輝弁護士は「前代未聞ですよね。裁判における証拠の捏造だったりとか…」とコメントしていた。

 日曜劇場と「ひるおび」のコラボに、SNSでは《「ひるおび」で取り上げられている!》《ゴゴスマじゃないんだ》《弁護士が「ひるおび」見てるの笑える》などと大反響。しかし、一部の視聴者は、劇中版「ひるおび」のある部分に注目し、さまざまな考察が広がっていたという。メディア誌ライターが解説する。

「ホンモノの『ひるおび』と同じく、画面の左上に時刻が表示されていたのですが、これが『15:45』。現在は10時25分から13時55分までの放送なので、『15時45分』というテロップはあり得ません。16時までのオンエアなら5時間超えの生放送となり、ネット上では《ゴゴスマが打ち切られてひるおび拡大の世界線》《ひるおび勢力拡大後の世界か》といった反応も…。あえて『15:45』と表示したのは、フィクションであることを強調したいのがひとつ。もうひとつは、これが生放送の後に収録したものであることを匂わせるためではないでしょうか。ちなみに、いつもは髪を前に下ろしている八代弁護士が、『アンチヒーロー版』では髪をキレイにわけて額を出していたのが印象的でした」

 今後も「アンチヒーロー」で重要判決が出るたびに「ひるおび」が発動するのか。ドラマから目が離せそうにない。

福島シゲル

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