ユーミンのコンサートを40年担当! 武部聡志が語る“松任谷由実”のすごさとは?「見たことのない世界に連れていってくれる」


武部聡志さん、住吉美紀



住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“プロフェッショナルの素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な方々をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。

10月3日(月)のゲストは、音楽プロデューサー・武部聡志さん。今回の放送では、音楽家目線で見る松任谷由実さん(ユーミン)の強みについて語ってくれました。


武部聡志さん



作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、音楽監督として日本の音楽業界の第一線で活躍してきた武部さん。斉藤由貴さん、大黒摩季さん、今井美樹さんらのプロデュースを担当し、ユーミンのコンサートの音楽監督を40年近く手がけています。

◆ユーミンとの仕事で意識しているポイントは?


ユーミンと武部聡志さん



住吉:民放ラジオ99局特別番組「民放ラジオ99局“スピーカーでラジオを聴こう”キャンペーンWE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY ~日本中、ユーミンに包まれたなら~」の公開収録の模様が、10月3日(月)の12時よりオンエアされます。

こちらの司会を(フリーアナウンサーの)垣花正(かきはな・ただし)さんと一緒に務めさせていただきました。武部さんは、ユーミンとともにステージで美しい演奏を披露してくださいましたね。

武部:緊張しました。大きいコンサートホールではなく、ちょっと小さい会場での公開録音ということで、お客さんとの距離がすごく近くて緊張しましたね。ユーミンも緊張していたと思う(笑)。

住吉:特別な空間になりましたよね。武部さんはユーミンとともに歩んでこられた方で、1983年に松任谷由実さんのコンサートの音楽監督に就任されています。当時、武部さんはまだ26歳でした。どういう経緯で大役を任されることになったのでしょうか?

武部:1980年のユーミンのコンサートツアー「ブラウンズ ホテル」に参加して、そこから僕は1回抜けたんですね。1983年に初めてユーミンが武道館公演をやる大事な節目のときに、松任谷(正隆)さんから「武道館公演は武部が好きなメンバーを集めて好きにやっていいから任せた」と言われました。

住吉:ツアーに参加したときの印象がすごくよかったんでしょうね。ちなみに、何がよかったかって聞いたことはありますか(笑)?

武部:聞かないですね(笑)。僕らは内輪っていう感覚だから、あまり褒めたりはしないですね。

住吉:そこから40年の付き合いですもんね。年数もすごいですし、ツアーが始まるとステージ数も多いですよね。音楽監督としていつも大切にしていることは何でしょうか?

武部:(ユーミンの)楽曲を、ユーミンと松任谷さんの次に理解しようと思っています。その曲が何を描きたいのか、何をメッセージにしたいのか、その基本を一番理解した立場で演奏したいなと思っています。

住吉:そのためにはどういうことをされているのですか?

武部:歌詞を読み込んだり、曲を聴き込んだり、自分で弾いて感触をつかみます。曲がどういうムードなのかとか、どういう情景を描いているのかといったイメージをつかんでから、ステージに臨むようにしています。

住吉:曲が身に沁み込んでいる部分もありますよね?

武部:まだやったことがない曲もありますけどね。600曲(以上)のオリジナルがあるわけですから。

◆武部聡志が語るユーミンのすごさとは?


武部聡志さんとユーミン



住吉:音楽家として、松任谷由実さんのすごいところは何でしょうか?

武部:あれだけの数の作品を作れるということは、それだけ吸収するものが多いと思うんです。旅に出る、ツアーをやる、食事をする、映画を観る……すべてが作品の土台というか、そこからインスパイアされて作品づくりに反映することができる。なので、いわゆる単純なラブソングではない、いろんなタイプの曲が書けるんだと思います。

住吉:それについていくことは面白いですか?

武部:面白いです。見たことのない世界に連れていってくれるような曲がありますからね。

住吉:公開収録のときにユーミンがおっしゃっていたのですが、武部さんはユーミンの体調や気分、声の雰囲気に合わせて、その場でアレンジをしたり、キーを変えたりするそうですね。たぶん、ステージ上でユーミンと言葉を超えたコミュニケーションをされているんでしょうね。

武部:そうですね。リクエストコーナーがショーの中盤にあるとしたら、そこまでのユーミンの流れや調子など、いろんなものを自分なりにはかりますね。

住吉:ユーミンと一緒に音楽活動をされてきて、よかったと思った瞬間はどんなときでしたか?

武部:やはり節目のステージは感動があります。最初の武道館公演とか、日本人初の200万枚セールスを突破したアルバム『天国のドア』のツアーとか、センターステージを初めてやったときのツアーとか。ライブでお客さんが感動して涙している姿を見ると、我々も同じように感動しますね。

◆親子2代にわたってプロデュース!?


武部聡志さん



住吉:斉藤由貴さんの娘さん・水嶋凜さんが(9月6日(火)に斉藤由貴さんの代表曲の1つ「予感」のカバーで)歌手デビューされて、そのプロデュースを武部さんがされているとお聞きしました。

武部:そうなんですよ。自分でも、親子2代にわたって作品づくりに関われることは感動的だなと思います。水嶋凜さんが(Wキャストで)主演のミュージカル「シンデレラストーリー」では、僕が音楽を作って斉藤さんが歌詞を書いたんです。水嶋凜さんの初舞台を由貴ちゃんと隣同士で座って観ていました。

住吉:うわ~!

武部:隣で由貴ちゃんが泣いているのを見て、こっちまで泣けてきちゃった(笑)。

住吉:長いお付き合いのなか、そういうことが起こるのって素敵ですね。水嶋凜さんのプロデュースはどういうきっかけですることになったのですか?

武部:娘さんは、由貴ちゃんには内緒で役者を目指していたんです。そこから由貴ちゃんと同じ事務所に入って、ミュージカルに出るようになって。縁ですよね。1980年代に由貴ちゃんの作品づくりをしていたときのマネージャーが、ミュージカルのプロデューサーなんですよ。

住吉:みなさん旧知の仲でご縁があり、一緒にやることになったと。

武部:そんな感じです。だから、すごく温かいチームなんですよ。

住吉:お母さんと似ているところ、違うところがきっとありますよね。

武部:声がそっくりですね。DNAを感じましたし、お母さんよりもしっかりしているかもしれないです(笑)。

----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2022年10月11日(火)AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です⇒詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:https://www.tfm.co.jp/bo/aky/

ジャンルで探す