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【独自】裕次郎&渡哲也、幻の「デュオ」発売へ…全焼旅館からCD―R発見

旅館「べにや」でくつろぐ石原裕次郎さん(中央)と渡哲也さん(右)(1980年頃撮影)

 2018年に全焼した福井県の老舗旅館に保管されていた俳優・歌手の石原裕次郎さん(1987年死去)と、渡哲也さん(昨年死去)の約40年前の歌唱音源が来月、CDとして発売される。焼け跡から見つかったCD―Rに収録されていた。打ち解けた雰囲気の中、2人で「俺は待ってるぜ」、渡さんが「みちづれ」、石原さんが「爪」などを歌う貴重な音源だ。

 福井県の「あわら温泉」にある「べにや」は1884年創業。伊藤博文らも宿泊した老舗で、建物は国の有形文化財だった。石原さんは先代主人と親しく、他界する前年の86年には秋だけで約40日間も滞在したという。

 石原さんらは旅館のバーで度々カラオケを楽しんだ。その模様を収めたカセットテープは11本あり、一部はCD―Rにコピーされ旅館を訪れるファンに聴かせていた。しかし、2018年5月、宿から火が出て本館など3棟が全焼。焼け跡に残った金庫の中から熱で曲がったカセットやCD―Rが見つかった。旅館側は諦めていたが、昨年秋にレコード会社が預かりCD―Rの再生に成功した。録音状況も良好だったという。

 現在の旅館の主人、奥村隆司さん(53)は、「裕次郎さんは小学生だった私でもオーラを感じる方でした。渡さんは火災の際にお電話をくださった。春に営業再開しますが、同じ年にCDが出るのはご縁を感じる」と話す。

 CDには1980年頃に録音されたカラオケ歌唱を中心に16曲を収録。2月17日、「石原裕次郎渡哲也 プライベート2」としてテイチクから発売される。石原さんが「ラブユー東京」の「涙の東京」という歌詞を「涙のべにや」と替えて歌ったり、渡さんが石原さんに「社長、あとよろしく頼みますよ」と語りかけて歌ったりと、リラックスした雰囲気。昨年、渡さんが世を去り、2人が率いた芸能事務所・石原プロモーションは16日、事実上解散するが、ファンにはたまらないCDとなる。

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