「渡米してマフィアに追われる日々も…」片岡凜(20)の父が明かした“サスペンス映画のような父娘関係”

 ヒロインの伊藤沙莉を筆頭に、役者陣の熱演が印象的な朝ドラ『虎に翼』。でも、きとNHKには映らない素顔があるに違いない。視聴者が「はて?」と感じる疑問に答えた総力特集〈NHKには映らない『虎に翼』8つの「はて?」〉をお届けする。

【画像】片岡凛曰く〈とてもキアヌだった〉という父の達也氏

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「どうして人を殺しちゃいけないの」

 新潟編の後半、判事の寅子に向かってそう疑問を呈した女子高生・森口美佐江。人呼んで「サスペンス美佐江」を演じたのは、気鋭の女優・片岡凜(20)だった。

 芸能記者が解説する。

「清楚な見た目とは裏腹の、強烈な言葉は鮮烈な印象を残した。最終盤での“再登場”が期待されています」

視聴者を戦慄させた美佐江(『虎に翼』のインスタより)

TikTokが注目され、芸能界入り

 2003年10月、群馬県太田市で生まれた片岡。高校在学中に始めたTikTokが注目され、21年12月、芸能界入りを果たす。

「現在のフォロワーは約22万人。小学生の頃に小説を書いていたと明かし、独特の言語感覚を持った毒気のある投稿が目につきます。昨年12月には、同級生からの意地悪なダイレクトメッセージを持ち出し、〈天井から宙吊りになってもらいたいです〉とSNSに綴っていました」(同前)

父・片岡達也氏の、仰天エピソードが次々

 更にSNSにたびたび登場するのが、父・片岡達也氏だ。「アメリカで仕事をしていた時、マフィアに拉致された」「新宿でホームレス経験があり、主食は歯磨き粉でウィスキーに合っていた」「父は浮浪者だった」――などと、仰天エピソードが次々明かされている。一体、何者?!

「20代の頃はロックバンドのボーカルでしたが、売れないままに解散。その後、渡米し、一念発起してデザインの道へ。近年はクラフトビールのプロデュースなども手掛けている。地元・太田市のPRキャラクター『ネオタ』も彼のデザインです」(片岡家の知人)

サスペンス映画のような人生を歩んだ父娘

 なんとも強烈な父娘のようだ。まず片岡の祖母、つまり達也氏の母に話を聞いてみた。

――どんなお孫さん?

「とっても優しくていい子ですよ」

――期待していることは?

「元気で活躍してくれたら。見守っています」

 では、父は娘をどう見ているのか。片岡も自身のYouTube動画で「父本人に聞いてみて」と話していたので、達也氏本人に連絡すると、メールで次のような返信が届いた。

「確かに仕事も金もなくなりアパートも追い出されホームレスをしてた時期も、渡米してマフィアに追われる日々もありました。必死に生を感じてた時期だと思います。子育てに関しては方針などはありません。もともと感受性と表現力が不思議なくらい独特な子なので、そのまま生きていくと思います。応援してあげて下さい」

 サスペンス映画のような人生を歩んだ父を持つ美佐江、いや、凜だった。

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週刊文春 電子版」および発売中の「週刊文春」では、ワイド「さよーならまたいつか!」にて、記者が見た「よね&轟」、米津玄師「10歳上女社長」との蜜月、尾野真千子の沖縄居酒屋女将ライフなど最終回を迎えた『虎に翼』の出演者について詳報している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年9月26日号)

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