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【自分史上最高ドラマ トップ10】「おっさんずラブ」堂々1位! 半沢、JIN、北の国、あまちゃんが肉迫――2020 BEST5

2020年(1月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。映画・ドラマ部門の第4位は、こちら!(初公開日 2020年8月15日)。

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 人生でもっとも心に残っている「自分史上最高のドラマ」は何ですか――。文春オンラインメルマガ読者を対象に募集した「自分史上最高のドラマ」アンケートには、3433票(男性51%、女性49%)もの熱い声が集まりました。

 アンケートは7月3日から31日までの約1カ月間にわたって実施され、1位=7点、2位=5点、3位=3点、4位=2点、5位=1点として集計。同一タイトルのシリーズ作品、リメイク作品は1つの作品として集計し、それぞれの作品の評価はコメント欄で紹介しています。

 本稿ではいよいよベスト10をカウントダウンで紹介していきます。(全2回の2回目/11~20位ランキングから続く)


10位「古畑任三郎」(フジテレビ系・1994~1999年)

 10位には、田村正和の人気シリーズ「古畑任三郎」がランクイン。古畑が額に指をあてながら殺人事件の犯人に対して巧みな推理を見せる、三谷幸喜脚本のミステリー作品です。犯人役には毎回ゲストで大物俳優が登場していましたが、SMAPなど当時のアイドルのほか、現役メジャーリーガーだったイチローまで本人役で出演するなど、異色の配役も話題となりました。物語冒頭、黒い背景の前に立った古畑の語りのあとに始まる本間勇輔作曲のオープニングテーマ曲も、古畑シリーズを強く印象づけています。

「古畑任三郎」主演の田村正和 ©︎時事通信社

「後にも先にも毎週録画してでも観ていたドラマはこれだけ」(43・男)

「当時小学生でしたがクラスで大人気でした。今思い返しても、犯人役が毎回すごく豪華なメンバーで、コロンボ方式のストーリーもすごく面白かったです。あと今泉君のキャラも秀逸でした。今、西村雅彦さんがどんなに偉い役をやっていても『今泉君偉くなったなぁ』と思ってしまうぐらい強烈な印象を残しました」(35・女)

「三谷幸喜の脚本、犯人たちも魅力的だが、なんといっても田村正和さんが素晴らしい!」(58・女)

「様々な豪華ゲスト相手に、推理を見せて解決していく爽快なドラマ」(41・男)

「田村正和さんがとてもいい味を出していて、ストーリーがしっかりとしていて期待を裏切らない作りで素晴らしいドラマでした。再放送を見ましたが、何回見ても飽きないのでいまだに楽しめます」(46・男)

「それまでの『事件発生→犯人逮捕』という刑事ドラマとは違う、新しいスタイルのミステリーで、毎回楽しく見ていました」(58・女)

「魅力的なキャラクター。トリックと人情がからまる見事な脚本」(52・女)

「三谷幸喜さんの脚本と古畑任三郎役の田村正和さん、今泉役の西村雅彦さんの演技が素晴らしい作品でした。この3人の呼吸がぴったり合った作品で、この3人以外の組み合わせは考えられないです」(67・女)

「田村正和見たさだった」(47・女)

「このドラマの中での田村正和さんの惚けた演技やセリフが面白く、再放送も何回観ても飽きません。こういう役が演じられるのは田村正和さんしかいないと思います」(27・女)

「古畑とデコパッチンされる今泉とのコンビの絶妙さがストーリーと共に魅力」(56・男)

「最初に見たとき、衝撃的でした。場面転換がない。舞台の人が脚本を書いただけのことはあるなぁと思いながら見たのを覚えています」(48・女)

9位「3年B組金八先生」(TBS系・1979~2011年)

 9位は、30年以上の長期間にわたって放送された名作学園ドラマ「3年B組金八先生」シリーズがランクイン。武田鉄矢演じる熱血中学教師・坂本金八と、様々な問題を抱えながらも金八に諭され成長していく3年B組の生徒を描きます。時代ごとのシリアスな社会問題を取り上げることも毎回話題でした。シーズンごとに入れ替わる生徒役は若手俳優の登竜門で、田原俊彦、近藤真彦、長野博、森且行、風間俊介、亀梨和也、増田貴久、加藤シゲアキらジャニーズタレントの出演することで知られました。1979年の第1シリーズには、ジャニーズ事務所現社長の藤島ジュリー景子氏も出演しています。

 8つあるシリーズの中では、直江喜一が演じた不良少年・加藤優による「腐ったみかん」の名シーンなどを生みだした1980年放送の第2シリーズ、上戸彩が当時まだ認知度の低かった性同一性障害の生徒を演じた第6シリーズなどが話題となりました。

「中学時代にドンピシャで見た。真面目に見ていた。感動した。本気の生徒役達の演技にも感動。今でも見たい」(57・女)

「特に1、2シーズンが最高。ここまで時代をシビアに切り取ったドラマは最近ない」(47・男)

「当時学生だった頃から見ていた。上戸彩さんが演じた性同一性障害の役を見てはじめてこういう障害があることを知った」(28・男)

「『腐ったみかんの方程式』は日本のドラマ史上最高の内容だと思います。放送日の次の日の学校がすごかった。当時は中3がめちゃめちゃ大人に見えました」(48・女)

「武田さん演じる先生が自分の担任だったらなぁって思いながら観ていました」(53・女)

「15歳の妊娠、校内暴力、イジメ、性同一性障害など、時代を直視したテーマに真正面から取り組んだことで、どれだけの青少年たちに良い影響を与えたことか。また、生徒役の子どもたちが、最終回の収録では、本気で泣きながら演技をしていたこともすばらしい」(60・男)

「第2シリーズが大好きで、何十回も観てます」(53・男)

「当時反抗期真っ只中だった私は半分バカにし半分真剣に見入った。腐ったみかん。金八先生の言葉に涙が溢れた。中島みゆきの『世情』に号泣した」(53・女)

「一番のお気に入りは鳶の娘トモコが、生徒を殴ってしまった金八先生を殴り『これでお互い様だ』というシーン」(59・女)

「放映している時期の中学高校生は、みんな学校の先生に憧れた。アイドルの登竜門だったのも凄い」(57・男)

「加藤優が警察に連行されていったシーンは、今思い出しただけで涙が出てくる。オトナでもないコドモでもない中学生たちがリアルだった」(50・女)

8位「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系・2016年)

 4年前に放送された作品にもかかわらず、数々の名作を抑えて8位にランクインしたのは、新垣結衣と星野源主演の「逃げるは恥だが役に立つ」。「恋ダンス」と呼ばれるエンディングのダンスシーンはダンスを真似する視聴者が続出しました。また、主人公2人の恋路を視聴者が表現した「ムズキュン」や「やりがい搾取」という言葉など多くのブームを生みました。

 今年5月には、未公開シーンを含む「ムズキュン!特別編」が放送され、「逃げ恥」がTwitterの世界トレンド1位を獲得。相変わらずの人気を裏付けました。

「結婚観やジェンダーロールについて一から考えさせられるドラマでした。また恋するときの心の機微が丁寧に描かれていて、恋っていいなと思えるドラマでした」(42・女)

「登場人物全員が個性的かついい人で内容も秀逸! 毎週楽しみに見てました」(57・女)

「同じ家に住む2人の関係が変わっていくのが面白い」(59・女)

「一見すると恋愛ドラマのようですが、女性がもつ宿命のような生きづらさや、女性としての様々な人生の選択や生き方を扱っていて、同じ女性として共感することが多かったです」(56・女)

「数年前なのに、結婚出産、年齢差、LGBTというテーマが全て入っていて、それをイマドキ、あるいはそれより先の考え方ですべてを認めている。すばらしいと思います」(45・女)

「ムズキュン、火曜日はハグの日といった後々にも残る流行語を生み出し、主演のお2人の可愛さやもどかしさに毎週待ちきれなかった素晴らしいドラマ」(43・女)

「考えるヒントにあふれている」(73・男)

「家事を労働と捉えているのにその出来が完璧過ぎだったり、恋愛に関しては幾つになっても嗜好が多様でもからっきし奥手だったり、様々なギャップを含んだ展開にはまりました」(55・女)

「人間の描き方がとてもうまく、いつ観ても物語の中に没頭してしまう」(45・男)

「とにかくガッキーの魅力に参りました」(59・男)

「平匡さんは、理想の夫」(49・女)

7位「白い巨塔」(テレビ朝日系・1967年、1990年、2019年、フジ系・1978年、2003年)

 山崎豊子原作の名作医療ドラマ「白い巨塔」は7位にランクイン。フジテレビ系とテレビ朝日系で何度もリメイクされている本作ですが、その人気から海を越え、2007年には韓国でもドラマ化されています。「日本の医学界の学閥を始めとする問題点を浮き彫りにした」(55・男)、「医学界の暗部を鋭く描いて、見飽きさせない面白さがある。医療関係ドラマの先駆けでエポックメーキング的役割を担った」(70・男)など、熱い声が寄せられています。

 なかでも読者の人気が集まったのは1978年の田宮二郎主演版。次いで人気だった2003年の唐沢寿明主演版とあわせて、それぞれのコメントも紹介します。

■田宮二郎版

「白い巨塔の中でも田宮二郎版が一番好き。大学病院の壮絶な出世争い、医療とは何か医者とは何か、生と死を問う社会的ストーリーに子供ながらも魅了された。太地喜和子は妖艶な人だと思った」(53・女)

「とにかく田宮二郎が恰好良く、学力・政治力で這いあがっていく大人の悪い男が恰好良かったです」(59・男)

「田宮二郎他、中村伸郎、小沢栄太郎などの演者に凄みがあり、小説で結論を知っていても、毎回、飲み込まれるような感覚を覚える。田宮二郎が猟銃自殺したことが、余計伝説化に繋がった」(57・男)

「もちろん田宮二郎です。子供の頃、なぜか田宮二郎が好きで親と一緒に観てました。太地喜和子さんがとても妖艶で素敵でした」(53・女)

■唐沢寿明版

「平成版は音楽や視覚的効果を含め、緊張感や人物の対照的な描き方が鮮やかだった。江口洋介さんの病院を訪れ、診断を受ける唐沢さんの演技が絶品だった」(59・男)

「アゥシュビッツのシーンが忘れられない。唐沢さんは抑えた演技も上手い」(50・女)

「山崎豊子作品を読むきっかけになった」(46・女)

「医療ミスという深刻なテーマなのだけど、西田敏行の財前又一が、シリアスなドラマをほっこりさせると言うか、財前親子が登場するシーンは暗いドラマが唯一明るくなって癒された」(53・女)

「文句なしにはまった! 半年クールだったが中だるみもせず緊迫感があった! 結果はわかっているが引き込まれた」(47・男)

「田宮二郎の時も良かったが、唐沢寿明と(愛人役の)黒木瞳のコンビが良かった」(61・男)

6位「相棒」(テレ朝系・2000年~)

6位には今年、19シーズン目に突入する長寿刑事ドラマ「相棒」シリーズがランクインしました。水谷豊演じる警視庁「特命係」の杉下右京と、部下の“相棒”が推理力を駆使して毎回事件を解決していくバディものの刑事ドラマ。初回放送から20年のあいだに杉下の相棒役は寺脇康文、及川光博、成宮寛貴、反町隆史と代わりましたが、作品の人気は衰えません。“相棒”コンビだけでなく、「トリオ・ザ・捜一」の川原和久、山中崇史、大谷亮介、捜査対象の女性に惚れやすい陣川役の原田龍二、特命係をつくった重要人物でありながら刺殺されてしまう小野田役の岸部一徳など、彼らを取り巻く人物たちの根強い人気も評価を支えています。

「水谷と何回か代わってきたその相棒が全員個性豊かで、楽しいドラマ」(78・男)

「全シーズン通して、矛盾のない設定。色々な題材を多角的にとらえた問題提起が毎話あるので見応えがある。ゲストキャストも演技の上手い方々ばかりでバランスが取れているのも良い点」(46・女)

「一話完結型が基本なので安心して見られる。苦い後味の回もあるがしつこく残らないのがいい」(28・男)

「警察の上層部の悪事もよく取り上げていたのが他の類似ドラマと違い、スカッとした」(57・女)

「同じドラマを何回見たのだろう。その度に何か新しい発見がある。こんなに何度も何度も再放送に耐えられるって、すごさの証明」(65・男)

「主役を演じる水谷豊の魅力に取りつかれている次第。傍流の刑事役が問題解決するプロセスが面白い!」(78・男)

「杉下右京のブレない姿勢が好き」(45・女)

「事件解決の手法は勿論ですが、思わぬところにある落とし穴を早めに察知する右京さんの能力が毎回の見もの」(64・男)

「いい意味で期待を裏切ってくれる展開」(59・男)

「毎年、秋冬は相棒の新作。旧作も平日に再放送されていた『晩夏』なんて夫の自殺の真相だと思っていたら、妻の複雑な愛情が隠されていて、1時間で凝縮させる脚本にうなるしかなかった」(59・女)

「安定感がある。現在の相棒である反町隆史はハマり役であると感じる一方、六角精児や鈴木杏樹といった主要キャストの降板は長年のファンからしたら残念」(26・女)

「時勢に合った内容など飽きのこない定番のドラマ」(56・女)

「特に初期の頃が面白かった。特に寺脇康文が相棒の時が一番ぴったりで、毎週みていた」(54・女)

「杉下右京の相棒は、それぞれ代わっていくが、右京の存在感は不動である。今思うに、警察庁官房長役の岸部一徳との一見とぼけたような会話がいい」(79・男)

5位「北の国から」(フジ系・1981~2002年)

 5位は倉本聰脚本の国民的ドラマ「北の国から」。大自然の中で生きる黒板五郎(田中邦衛)と2人の子ども、純(吉岡秀隆)と蛍(中嶋朋子)の生き様を、さだまさし作曲の「遥かなる大地より」をBGMに21年間かけて描いた超大作です。物語の舞台である北海道富良野市は「北の国から」の放送を機に知名度を上げ、ロケ地は観光地となりました。倉本聰本人も創作拠点を富良野市に移しています。ほかにも菅原文太や地井武男、岩城滉一ら渋好みの俳優たちが見せる人情味溢れる物語もお茶の間を泣かせました。吉岡は「2002遺言」で共演した内田有紀と一度入籍しています。

「本編だけでなく、定期的に作られたスペシャルがまた良い。誰にとっても純や蛍や五郎さんのような家族がいるんだと強く考えさせられた」(58・男)

「人間の感情の機微に触れた作品。小さい頃から見てて、幼心にも胸をしめつけられました。大人になってから、何度見返しても毎回泣いてしまいます」(37・女)

「あれだけ長い年月をかけて、同じキャストで色々なテーマでの一生を描いたドラマは類を見ない。映像、音楽、キャストのどれを取っても圧巻。田中邦衛、吉岡秀隆、中嶋朋子は本当の家族になっていただろうし、脇役も素晴らしい。テーマがやや暗く重いのも、印象に残る。もう少し家族が幸せであっても良いかと思う。何度観ても泣ける壮大なドラマ史上最高傑作」(54・女)

「子供のころは、子供の純君の視線で見ていて切なく感じたが、今ではお父さんの五郎の視線で見ることができるようになって、切なさが倍に感じる」(57・男)

「平田満警察官の靴のくだりだけで、ナンバーワンドラマであることは疑いがない。これだけ多くの名シーンが国民に知られているドラマは他にありません」(35・男)

「不倫の場を見た蛍が自身も同じ過ちをする。れいちゃんの結婚式をそっと見に行ってしまう純。泥のついた一万円札。書ききれないほど心が震えるシーンばかり」(50・女)

「音楽、映像、セリフ……寧に創りあげられた作品はドラマの枠を超えた素晴らしいものだったし、その存在感は圧倒的」(68・女)

「『北の国から』に憧れ、本州から北海道富良野に移住した」(37・女)

「離婚を機に父親の故郷に帰り、貧乏生活をしながらも、成長の中で苦悩したり、感謝したり、家族の絆を描いていて、心に語りかけられる作品」(54・女)

「万難を排して見た唯一のドラマ。麓郷の森に行くだけでは物足りず、北海道に単身赴任してドラマの聖地巡礼をした」(67・男)

「壮大な自然の中で、人々の結びつき、運命、生、死、などをきめ細かく描き出している。そのまなざしが、冷静でいながらどこまでも温かく、見る側の体験、経験に呼びかけてきて自分の過去や未来を見直したくなる」(86・女)

「このドラマとともに生きてきた」(47・男)

4位「あまちゃん」(NHK・2013年)

 4位は、ヒロイン・天野アキ(のん)の口癖「じぇじぇじぇ」がその年の流行語大賞を受賞したNHK連続テレビ小説の「あまちゃん」。宮藤官九郎脚本のオリジナルストーリーで、全期間の平均視聴率は関東地区で20.6%を記録し、その後の朝ドラブームの先駆けとなりました。のんは本作で一気に全国区の人気となりました。舞台の岩手県久慈市には放送開始以降多くの観光客がつめかけ、東日本大震災で被災した岩手県の経済に大きな効果をもたらした点にも注目が集まりました。

「主演、脚本、共演者、演出、音楽、ロケーション、総てが見事に融合した奇蹟的大傑作ドラマ。NHKの朝ドラの最高傑作という枠を超えて、日本のテレビドラマの最高峰」(53・男)

「復興は遠く、風化は進み、心細い空気だった東北の朝を笑顔にしてくれた特別なドラマ。能年玲奈さん演じるヒロイン・アキのけた外れのキュートさ」(52・男)

「震災後、思い切り笑ったり泣いたりすることのなかった私の心を浄化してくれたドラマ。日本人の心に深い傷跡を残した未曾有の厄災にテレビドラマとして挑み、大きな成果を上げた金字塔的存在」(57・男)

「国民的ドラマで流行語も生まれて、『○○ロス』という言葉までできて、そんなドラマほかにない」(44・男)

「基本的に悪人が出てこない。震災の描き方が秀逸。それぞれのキャラクターが素晴らしい。あたかも今も岩手に登場人物が暮らしているかのようだ。コメディ的な部分も大きいが、感動的でもある」(58・男)

「人生で一番はまったドラマです。第1回目の最初の5分ではまりました」(51・男)

「当時リアルで見た数千万人の人が『あま絵』(編集部注:ファンが登場人物やドラマの感想を描いたイラスト)付きのツイッターや、『あさイチ』での朝ドラ受け、夜のラジオ番組でも盛り上がり、年末の紅白にも特別版として157話が放送されるなど日本中があまちゃん一色になるほどのドラマでした。私の中でも色んな沢山のシーンが自分の人生と一緒に織り込まれるように残ってしまっている忘れられないドラマになりました」(70・男)

「見ているだけで元気が出て来る。音楽が素晴らしい。何度見ても面白い。能年玲奈がかわいい」(66・男)

「震災間もない日本を元気づけてくれたドラマ、能年玲奈のキラキラ輝く演技に毎朝釘付けでした。生涯今のところダントツの素晴らしいドラマです」(63・女)

「もう天野アキちゃんこと能年玲奈ちゃんの当たり役、はまり役具合がすごい。あまちゃん なくして朝ドラは語れません。何もかも素晴らしかった!」(52・女)

3位「半沢直樹」(TBS系・2013年、2020年)

 いよいよトップ3の発表です。3位には、いま続編が放映され話題となっている「半沢直樹」がランクイン。正義感あふれる銀行員の主人公を演じる堺雅人と敵役・大和田常務を演じた香川照之の激しい言葉の応酬が話題となった2013年シーズンの放送時には、最終回の視聴率が驚異の42.2%を記録し、民放テレビドラマ史上3位の好成績を残しました。

 現在放送中の続編では、賀来賢人、今田美桜などの若手演技派俳優だけでなく、東京03の角田晃広、アンジャッシュの児嶋一哉などお笑い芸人もキャストに起用し、視聴率も好調。今後の展開に注目が集まっています。

「堺雅人をはじめ、脇役の全てに芸達者な役者が配され、重厚感があり目の離せないドラマだった」(53・女)

「勧善懲悪で先は分かっているが、ハラハラしながら見入ってしまう」(46・男)

「倍返しがとにかくスカッとする!」(38・男)

「上司の卑劣な仕打ちに立ち向かう不屈の闘志が魅力的」(62・男)

堺雅人の熱演とセリフがよい」(63・女)

「自分の仕事も理不尽なことが多いので、半沢直樹が“倍返し”してくれるとスカッとする。毎週楽しみにしていました」(42・女)

「テレビドラマの視聴率が10%を超えると合格と言われた時に、42.2%もの視聴率を取っただけでなく、どれだけの社会人の心を爽快にし、気持ち良く月曜日を迎えさせたか」(60・男)

「刑事や医者でもなく会社員が活躍するのがよかった」(41・男)

「一般ドラマでの時代劇のような勧善懲悪ドラマはありそうで無い。歌舞伎役者を悪役にしたことでやり過ぎるくらいの悪役ぶりが見事。つい次も見たいと思わせる演出の妙」(56・女)

「経済サスペンスとしてもエンターテイメントとしても楽しめる」(68・男)

「日曜の夜に痛快な気分が味わえる。月曜からの活力になる」(56・男)

「現代社会の縮図描写が巧み」(76・男)

「自分も銀行と証券会社にいたので、わかるなぁ」(54・男)

「毎週次回が気になりすぎて途中で原作を読んでしまいました。近藤役の滝藤賢一さんの気の弱い役にも共感できる部分がありました」(25・女)

「願望実現のドラマ」(66・男)

2位「JIN-仁-」(TBS系・2009年、2011年)

 2位は「JIN -仁-」。医療ドラマでありながら時代劇やタイムスリップなど様々な要素が織り込まれた人気作です。村上もとかの漫画を原作に、「ごちそうさん」「義母と娘のブルース」の森下佳子が脚本を担当して、大ヒット。新型コロナウイルスの影響で各局テレビドラマの撮影が延期された際にはいちはやく再放送を決定。昼の時間帯の放送にもかかわらず全6回の放送全てで視聴率2桁を記録し大きな話題を呼びました。MISIAが歌う主題歌「逢いたくていま」も、物語を盛り上げる大きな役割を果たしました。

「ドラマの中で江戸時代に『ころり』が流行りましたが、今の『コロナ』と通じるものがあり、いつの時代も疫病との闘いで、人はウイルスと共存していたのだと改めて思いました」(63・女)

「大沢たかおと綾瀬はるかの演技、とりわけ綾瀬はるかの健気さに涙腺が崩壊した」(57・男)

「数多いタイムスリップ映画の中でも傑作。実存した人物をドラマの中に上手く取り入れている。音楽がまた泣かせてくれます」(69・男)

「医療ドラマと歴史ドラマ両方を楽しめる」(45・男)

「全ての人間がきちんと描かれていて、全ての登場人物に感情移入できる。先が読めない展開にハラハラドキドキ、伏線も素晴らしい。歴史上の人物も多く登場して実話かと思えるほど。幕末の江戸の町の人々や暮らしぶりも興味深かった」(61・女)

「もし、竜馬の暗殺が防げていたら? といった仮定のエピソードが各回にちりばめれていて、楽しめた。仁役の大沢たかおの好演はいうまでもないが、竜馬役の内野聖陽が適役。綾瀬はるか、中谷美紀の美しさの競演にも惹きつけられた」(71・男)

「タイムスリップものではあるが、その枠におさまらない。当時梅毒で命を落とした女郎を救いたいという原作者の思いが伝わってくる。時空を超えた恋心にも感動した」(58・男)

「ミステリー要素のあるドラマは細かいところを原作で精査したくなる。結末が原作は違うらしいと夫に言われてコミックも読むほどはまった」(55・女)

「最初はトホホな『仁しぇんしぇー』なのに、ガッツのある先生に成長して行くのが面白かった。この作品の後綾瀬はるかが大河ドラマに抜擢されたのも納得の好演」(59・女)

「人を助けることと歴史を変えてしまうことの葛藤に苦しみながら、それでも目の前の患者を一所懸命助ける姿が素晴らしい」(51・男)

「現代社会に通じ、『神は乗り越えられない試練は与えない』という名言を残した。このドラマの放送時だけでなく、再放送を行なった今年を含めて、どれだけ日本人に希望と勇気を与えたことか」(男・60)

「ドラマの内容が現実にある・あったと思わせる描き方と名もない1人の人間が次の時代への命をリレーしていくことの素晴らしさに感動しました」(62・女)

1位「おっさんずラブ」(テレ朝系・2016年、2018年、2019年)

 堂々の1位は、2位以下に大差をつけた「おっさんずラブ」。田中圭、吉田鋼太郎らが出演し、男性同士の恋愛をコミカルに描いた同作。2016年12月31日深夜に、田中圭、吉田鋼太郎、落合モトキの出演で単発ドラマとして放送された後、2018年には全7回の連続ドラマとして放送されました。

 同僚の春田(田中圭)に恋をする牧凌太役・林遣都の演技が圧倒的な人気を得ましたが、それだけではなく、吉田演じる黒澤武蔵のインスタグラム「武蔵の部屋」が実際の物語進行と連動して展開されるなど、視聴者の心をくすぐる数々の仕掛けが施された点も人気の一因です。深夜ドラマ枠で視聴率は1桁台でしたが、Twitterトレンドで毎週上位を独占するなど一大ブームに。

 2019年には「おっさんずラブ-in the sky-」がシーズン2として放送され、キャストや設定が大きく変更されるなど話題を呼びました。

 圧倒的な票数を集めたのは2018年版。次いで2019年版に票が集まりました。それぞれのコメントを紹介します。

■2018年版

「ドラマの良さは視聴率では測れない、という事実をこれでもかと示した最高傑作。土曜の深夜、7話完結、平均視聴率4.0%。これまでの名作ドラマではありえない。がしかし、その人気は凄まじく、2018年の社会現象と言われ、SNSでの盛り上がりは2年以上たった今でも驚くほど健在」(53・女)

「色々画期的なドラマだった。はじめは吉田鋼太郎の怪演と田中圭のかわいらしい受け身演技をおもしろ半分に観始めたが、林遣都の好演も光り、最後はピュアな純愛物語を見たような多幸感に包まれてビックリした。普段、人にドラマなどすすめないが、この作品だけはすすめました」(35・女)

「全7話どの回を見ても楽しく予告を見て次回まで待ち遠しかった。男同士の恋愛でも、純粋に人を愛することの素晴しさを知った」(51・男)

「コメディーもラブロマンスに変えてしまう林遣都の演技に引き込まれた。出演者も茶化さずに真摯にいてくれたおかげで、今でも東京の何処かにいるのではないのかと思う位のリアリティがあった」(46・女)

「第6話から最終回までのいわゆる『地獄の1週間』は本当に食欲も無くなり、痩せました。そして最終回の後は、しばらく幸せオーラが出ていて、周りから『最近きれいになったね』といわれるほどでした。実生活にこれほど影響を与えるドラマにはもう出会えないと思います」(49・女)

「一挙放送で、ハマってしまい毎日毎日300回近く見ました。その後の劇場版なども30回近く映画館に通った記念のドラマです」(63・女)

「牧凌太くんの幸せだけを願ってやまない日々を送り、生まれて初めてドラマの中の登場人物を思い、1週間毎に悲しみ、最終回後は歓喜の涙を流した。2年が過ぎた今でも変わらずに幸せを祈り続ける自分にビックリしている」(51・女)

「テレビドラマ史上もっとも好きな作品」(80・女)

「恋愛ドラマの金字塔。このドラマほどピュアに不器用に恋する大人を、コメディを盛り込みつつも切なく描いた作品は他にない」(53・女)

「こんなにドラマに心打たれたことはない。作り物だなんて思えなかった。それくらい、台本を超えて春田と牧はそこに生きていたし、心から惹かれ合っていた。ドラマじゃなくドキュメンタリーだと言いたい」(41・女)

「放送から2年経っても春田と牧の幸せを願って止まないファンたちが沢山いる」(45・女)

■2019年版

「男性同士のコメディラブドラマという印象だった単発と2018年版を経て、しっかりと傷つき、もがきながらも自分自身の愛と向き合うといったリアルなラブストーリーに変貌していたのが今作」(43・女)

「登場人物のリアルで繊細な感情がひしひしと伝わるドラマ。切なさがなんとも言えず好き」(42・女)

「とにかく毎週ドキドキしたし、田中圭と千葉雄大のお似合いっぷりがたまらなかった」(27・女)

「結末は納得していないけど、面白かった」(40・女)

「LGBTの人も悩まずに普通に仕事や恋愛をしていて、あたたかい世界。父と娘が同じ男を取り合う設定がスゴイ」(50・女)

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

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