「申し訳ないけど下手すぎ」「お遊戯会か」テレ東音楽祭、カバー楽曲連発「カラオケ大会」化で視聴者から大ブーイング

　11月20日、『テレ東音楽祭スペシャル1964→2024』（テレビ東京系）が放送され、数々の豪華アーティストが出演した。だが、“カバー楽曲” のあまりの多さに加え、出演者たちの歌唱力に疑問を抱く声が相次いでいる。

「今回は、テレ東開局60周年を記念した音楽特番となり、AKB48や郷ひろみ、miwa、コブクロなどの有名どころが登場しました。全体を通して見ると、人気の楽曲を、他のアーティストがカバーする場面が多めだった印象です。

　SNSで大バズりしたCreepy Nutsの楽曲『Bling-Bang-Bang-Born』を、ダンス＆ボーカルユニット・ONE N’ ONLYとKID PHENOMENON from EXILE TRIBEの2組が歌ったほか、Mrs.GREEN APPLEによる新曲『ライラック』を歌手の天月-あまつき-さんがカバー。Little Glee Monsterは、Omoinotakeの『幾億光年』のカバーを披露していました。

　もちろん、本人たちが歌うのが理想でしょうが、多忙でス ケジュールの調整がつかなかったというのが実情なのでは」（芸能記者）

　だが、カバーする楽曲とアーティストの選び方は妥当だったのだろうか。どれも間違いなく今年人気を集めた楽曲だが、『Bling-Bang-Bang-Born』はラップ特有のリズムの連続、『ライラック』はミセスらしい高音と音域の広さがあり、いずれもかなり難易度は高い曲だ。

　Xでは、カバー楽曲を担当したアーティストたちのパフォーマンスに対し、ブーイングが巻き起こっている。

《テレ東音楽祭　ってカラオケ大会だったっけ？ カバーじゃなくて映像でも良いからオリジナルを聴きたい》

《テレ東音楽祭、金ないのバレバレ　カバーばっかりで本人も呼べないんかい…》

《ライラック本人歌唱で聞きたかった　カバーしてくれた人には申し訳ないけど下手すぎ》

《小学生のお遊戯会かと思った》

　ただ、さるテレビ関係者によると、無理にでも音楽番組を放送したいという、テレビ局側の “思惑” があるという。

「ぶっちゃけ、歌番組ってコストパフォーマンスがいいんです。普通のバラエティー番組を何本も企画するより、一気に音楽番組を作るほうが制作的にも負担が少ないのです。一発勝負で撮り直しも少ないですし。

　また、昨今のコンプライアンスで “がんじがらめ” 状態のなか、音楽番組は炎上リスクも低いですから安心できるんです。

　ただ、最近はどの局でも音楽番組が増えすぎて、アーティストの争奪戦が起きています。今回のように “代役” に歌わせる番組は今後も増えていくでしょうね」（テレビ関係者）

　ファンは喜んでいるのかもしれないが……。