「盛り下げ役」「ゴリ押し」紅白に内定した結成1年めガールズグループに賛否の声…オーディション番組で活躍も視聴者層とズレ

 

 大晦日の風物詩『NHK紅白歌合戦』の出演アーティストが続々と発表されている。

 

「例年、11月中旬にNHKが正式に発表するのですが、2024年は『STARTO ENTERTAINMENT』所属タレントの出演をめぐって、局とSTARTO社で協議が難航していることから発表が遅れています。そこで、内定が決まっている歌手を、各紙報じ始めているのです。

 

 特に注目されたのは、初出場となる『こっちのけんと』さんです。兄が有名俳優の菅田将暉さんなだけあって『菅田将暉の弟 紅白出場』というタイトルが見出しに並びました」(芸能記者)

 

 

 そして11月16日、こちらも“初出場”となるガールズグループの内定が報じられると、“若年層”を中心に話題を呼んだ。

 

「11人組の『ME:I』という女性グループです。彼女たちは2024年4月にデビューシングルを発売してから、わずか7カ月というスピードで大舞台の切符を掴みました」(同前)

 

 その功績にXでは祝福の声が多く上がる一方で、疑問視する意見も聞こえてきた。

 

《Z世代に人気でもテレビ見るのって高齢者が多いだろうから、誰それ状態でますますテレビ離れが進みそう》

 

《テレビを見るのなんて老人主体なのに、ゴリ押しでよくわからん無名な人を出して何がしたんだろう》

 

《デビューして半年くらいで出れるならもう普通の音楽番組と変わらんよなあ》

 

《おじいちゃんおばあちゃん目線でいうと盛り下げ役》

 

 若年層には浸透しているようだが、どうやら“紅白世代”には馴染みがないようだ。

 

「同グループは、『PRODUCE 101 JAPAN』(TBS系)というオーディション番組から誕生したガールズグループです。韓国の大人気番組の日本版であり、通称『日プ』と呼ばれています。101人のなかから競い合い、最終的に11人でデビューするという内容。

 

 紅白の出場要件は、例年『今年の活躍』『世論の支持』『番組の企画・演出』の3つを選考基準にしています。同グループは選考を突破したわけですが、“今年の活躍”や“世論の支持”も若者が中心です。肝心な番組を見る世代は年配の方が多いので、ピンとこないのも頷けます。

 

 しかし、2020年に同じくオーディション番組から発足したガールズグループ『NiziU』はデビューからわずか29日で出場したものの、現在も人気を伸ばし続けています。局側は、若年層の視聴率アップに力をいれて、実績よりも話題性に注目しているのでしょうね」(芸能記者)

 

 中高年をあっと言わせる活躍に期待したい。

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