「一瞬で嫌いになった」三村マサカズ、オズワルド伊藤ら芸人の“松本人志擁護ポスト”が物議…背景に“テレビ局私物化”への嫌悪感

《松本人志復活！ですなぁ。　いいねーーーー！》

　11月8日、歓喜のポストをおこなったのは、お笑いコンビ・さまぁ〜ずの三村マサカズだ。

「同日、松本人志さんは性加害報道を巡り『週刊文春』発行元の文藝春秋などを相手取り、5億5000万円の損害賠償などを求める提訴を取り下げたことを発表しました。さらに松本さんは文書を発表し、

《松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。

　そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました。松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます》

　と、訴えを取り下げるにいたった経緯を説明し、婉曲な表現ながら“お詫び”をおこないました」（芸能記者）

　三村の投稿は、今回の松本の提訴取り下げを受けてのポストだろう。同日、オズワルド・伊藤俊介も

《松本さん！！ダウンタウンが戻ってくる！！やっと！！嬉しすぎ！！ランジャタイ国さんの眉毛が生える！！！》

　と松本の“復帰”を喜ぶ投稿をおこなっている。一緒に松本の“復帰”を祝うファンが多数いる一方で、X上では批判的な声も聞こえてきた。

《被害を受けたもしくは不快な思いをした女性がいる中でよくこんな発言できるな》

《三村マサカズ一瞬で嫌いになりましたね》

《番長の子分感丸出し　大人として　恥ずかしい》

《オズワルド伊藤さんにもがっかりだ》

　なぜ、このような反感が生まれるのだろうか。

「確かに、松本さんは芸能活動を中止する理由として『裁判に注力するため』と発表していました。提訴を取り下げたことで松本さん側は“活動しない理由”が消えたわけです。ただ、そもそも活動できるのか、という問題点は無視されていますよね。三村さんや伊藤さんの発言も今回の発表を受けて、松本さんが自動的に復帰できる、という考えに基づいているように感じられてしまいます」（芸能ジャーナリスト）

　似たような発言は、過去に松本自身がおこなっていた。自身がレギュラーを務めていた『ワイドナショー』（フジテレビ系）への出演を独断で発表したのだ。

「文春の記事が掲載された直後の出来事ですね。松本さんは《事実無根なので闘いまーす。 それも含めワイドナショー出まーす》とポストしましたが、フジテレビ側は事前に聞かされていなかったことが明らかになっています。実際、その後局が検討した結果出演は見送られています。

　もちろん、劇場への出演であれば所属事務所さえ認めればいつでも活動できるでしょう。あるいはYouTubeなどに動画を投稿することも自由です。ただ、三村さんや伊藤さんが“戻ってくる”と言っているのはまず間違いなく、テレビ業界のことではないでしょうか。テレビ局には編集権限があり、局側がオファーを出し、演者が可否を決めるのが基本です。もし、松本さんの一存で“勝手に出られる”のであれば“テレビ局の私物化”とさえ言われてしまうでしょう。

　三村さんや伊藤さんの無邪気な投稿は、こうした“私物化”を許容するような発言と捉えられかねないもの。それゆえに大きな反発もあるのでしょう」（同前）

　はたしてテレビ局が「出まーす」と言うのかどうか……。