「受け入れられない」「あかん人」アンミカ 居酒屋で「イラッとくる」エピソードに批判殺到

 

 タレントのアンミカによる問題発言が燃え続けている。

 

 この騒動の発端は、11月3日放送の「日曜はカラフル2 天使篇」(TOKYO MX)。同番組の「ベロベロイライラ女列伝」と題したコーナーで、飲食店で飲んでいる女性に聞いた「私の周りのイライラ女」というVTRを受け、アンミカが話したエピソードが物議を醸しているのだ。

 

“イラっとしてしまう女”の例が紹介されるなかで、話を振られたアンミカ。「ツボに触れる」女性の行動として、次のように語った。

 

「みんなで気さくな居酒屋さんとか行くと、(ある女性が)なかなか部屋に入ってこない。『どうしたのかしら?』って見に行ったら、玄関で『よいしょっ! もうみんな靴脱ぎっぱなしなんだから~』みたいな感じで、人の脱いだ靴を揃えてる“妖怪靴揃え女性”?」

 

 この発言に、スタジオにいた他のキャストも一斉に共感。その反応に気をよくしたのか、調子づいてアンミカが続ける。

 

「私、まずそもそもね、人がはいている靴を触ってほしくないし、それはお店の方がやるお仕事なのに、わざわざやってる感じを出されるのがちょっと苦手なんです。(その女性に)『気が利くんだ、ありがとね。でも乾杯待ってるからみんな』って言ったら、『やらないと気が済まなくて~』って言うの。気も済まないんだと思うと、しんどいなって思っちゃう」

 

 この発言は一気に拡散され、Xでは議論が巻きおこった――。

 

《サービス経験者としては、店の都合も考えず勝手にせかせか動くお節介さんは心底邪魔なのでアンミカ良くぞ言った》

 

 

 と、アンミカに賛同を示す声もあがる一方で、

 

《僕は、「やらない偽善よりやる偽善」のほうが良いと思っています。 たとえ「これ見よがし」な態度だったとしても、靴を揃えるのは良い事。 逆に「店の仕事だから」と放置する姿勢のほうが、僕は受け入れられない》

 

《脱ぎ散らかす人たちはそれでいいと思っているだろうけど、スタッフ側としては「この人たちはあかん人達だな」と思いつつ靴を揃えるだけ。 揃えている人を見ると「素敵な方だな」と思う》

 

 このような否定意見のほうが多く目立ち、アンミカには圧倒的に旗色が悪い状況となっている。

 

「この件に関して、お笑い芸人のほんこんさんも参戦する展開になっています。ほんこんさんは自身のYouTubeチャンネルで、『お店のやる仕事なんかな?と俺は思うけどね。靴は脱ぎ散らかすんじゃなくて揃えて脱いだらいいだけのことであって。これ、店側の仕事や、っていうこの考え方もね、何か横柄で上から目線で、“何様やねん”って俺は思うけどね』と持論を唱えていました。

 

 アンミカさんとしては、『皆の靴をわざわざ揃えてアピールする女性が苦手』と言っているだけで、あざとさを感じる人に物申す程度のスタンスで発言したんでしょう。ところが、日本人の国民性や美徳を引き合いにして批判する人も現われ、どんどん論点がずれて炎上している印象です。アンミカさんは歯に衣着せぬ物言いが持ち味とはいえ、やや配慮に欠ける発言だったかもしれません」(芸能リポーター)

 

 さらに、アンミカ発言が自身へのブーメランであることを指摘する人も。あるマナー教室の講師が語る。

 

「以前、ある情報番組で、『ソファー席は女性に譲るもの』というテーマで特集が組まれたことがありました。このなかで、ある女性連れの男性がソファーに座り、彼女を椅子に座らせたことに対して、隣のお客さんがそのマナー違反を笑った…という話題に。その際、ゲストで出演していたアンミカさんは、『人を笑うのが一番失礼です。マナーを知らない人を、指差して笑うことこそ最大のマナー違反』と指摘したのです。

 

 多くの資格を持つアンミカさんですが、『世界標準マナー(EPMプロトコール・プロフェッショナルアドバイザー)』という資格もお持ちの方です。靴を揃える女性にイラっとしたのは仕方ありませんが、それを番組で小馬鹿にするようにおもしろおかしく再現したアンミカさんの行為こそ、自身の言うところのマナー違反でしょう。誰よりもマナーを理解しているはずのアンミカさんだけに、残念でなりません」

 

 アンミカの主張の是非はともあれ、自らを省みる必要は大いにありそうだ。

ジャンルで探す