「水谷豊を思い出す」の声続出! 趣里『モンスター』演技の“すごみ”に重なる「杉下右京」の面影“好かれる2世タレント”代表格に

 

 10月14日、女優の趣里が主演を務めるドラマ『モンスター』(フジテレビ系)がスタートした。初回から、彼女の迫力ある演技が、インターネット上で話題を呼んでいる。

 

 同作は、常識にとらわれず、感情を排除して相手と向き合う弁護士・神波亮子(趣里)が、人間がわけもなく悪意に満ちてしまう“モンスター”になる瞬間を見逃さず、事件を解決に導き、周囲の価値観を覆しながら影響を与えるリーガルエンターテインメントだ。

 

 

「第1話では、自殺未遂の過去がある交際女性に『死ね』とメッセージを送り、その後、彼女が亡くなったことで罪に問われた男性を軸に、亮子がその男性の弁護を担当します。

 

 裁判で、会社内でのハラスメントがあったことを明らかにした後、自殺した女性のカウンセラーが放ったなにげないひと言が、女性の自殺の引き金になったという“真相”を亮子は突きとめました。

 

 証拠がなく、法では裁けなかったカウンセラーに対して、主人公が『人殺し』とささやく場面があったのですが、静かな口調ながらドスの利いた低い声だったため、亮子を演じる趣里さんの演技はSNSでも話題になりました」(芸能記者)

 

 迫力あるセリフに関して、Xでは趣里の父である俳優・水谷豊の“面影”を見た人の声があがっている。

 

《時々表情が水谷豊さんぽくて、ああ親子だと思った》

 

《神波弁護士(#趣里さん)のメリハリあるけど可愛いところもある演技がお父様の水谷豊さんを思い出させる!ちょっと悪を含んでる感じがお父様より怖いかも》

 

 なかには、こんな声も聞かれている。

 

《天才マイペース変人の主人公って右京さんだ 趣里さんハマり役》

 

《趣里さんの怒り方ちょっと右京さんに似てた》

 

 水谷といえば、ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)の主人公「杉下右京」を長年、演じていることで知られている。前出の芸能記者はこう語る。

 

「たしかに、趣里さん演じる『モンスター』の主人公は、杉下右京を彷彿とさせる役でした。右京は冷静沈着で、鋭い洞察力を持ち、丁寧な言葉遣いの紳士的な刑事ですが、犯人を追い詰める際には独特の迫力と緊張感をまといます。

 

 今回、趣里さんが演じる弁護士も、冷静な性格ながら、なにげないひと言にすごみを持たせたので、お父さんの演技と重ね合わせた人も多かったのだと思われます」

 

 趣里は父が水谷、母が元キャンディーズの伊藤蘭という“芸能一家”で育った。いわゆる「2世タレント」だが、近年「水谷豊の娘」という肩書きが不要なほど、女優としての評価を高めている。

 

「木村拓哉さんと工藤静香さんの次女でモデルのKoki,さんのように、大物タレントが両親だと、何かと比較されたり、“親の七光り”など批判されたりしやすいです。

 

 その点、趣里さんは2011年に女優デビューして以降、テレビや雑誌で両親の名前を出すことはほとんどなく、“2世”として世に出てきた印象が薄いです。

 

 2023年のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』のオーディションでも、面接はもちろん、履歴書でも両親の名前は出さなかったそう。こうした点も、視聴者に受け入れられている点でしょう。

 

 10月13日のバラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演した際、めずらしく水谷さんとのエピソードが語られましたが、SNSではそれまで『水谷豊の娘だと知らなかった』という声も見受けられたほどですから」(テレビ局関係者)

 

 父は「右京」を演じて、まもなく25年。娘もそれだけの“当たり役”をつかむことができるか。

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